屋根のメンテナンス〜和瓦〜
2023.03.01 (Wed) 更新
皆様こんにちは!
入間市・狭山市・飯能市・所沢市に地域密着の屋根リフォーム専門店 ナタリールーフです。
地域の皆様に、屋根リフォームで失敗しないために屋根に関する基礎知識をご紹介させていただきます。
屋根のメンテナンス時期〜和瓦〜
「屋根が汚れてきたなー」
「台風きたけど家の屋根大丈夫かな」
「前回メンテナンスしてから10年経つけど屋根どうなってるんだろ」
などなど、、屋根は、気になり出してもなかなかご自身では、メンテナンス時期なのかメンテナンスの必要があるのかが分かりづらいですよね。
そんな屋根のメンテナンス時期やポイントなどを解説させて頂きます。
屋根材によってメンテナンス時期はことなりますので、今回は、日本といえばこの瓦
和瓦のメンテナンス時期や、注意するポイントにちいて解説していきます。
↓和瓦の特徴やメリット・デメリットについてはこちらをご覧ください
目次
4.和瓦のメンテナンス方法
漆喰補修
棟の取り直し
屋根葺き直し
屋根葺き替え
1.和瓦とは
日本瓦とも呼ばれている和瓦は、陶器瓦やいぶし瓦ともよばれる、粘土を材料とした屋根材です。伝統的な美しさと耐用年数がとても長いことが特徴で、その他にもメリットの多い屋根材です。
釉薬を使用し表面でコーティングした瓦と無釉薬の素焼き瓦の2種類で分別されます。
日本瓦はJ形瓦とも呼ばれており、和風なお家にしか合わない印象ですが、洋風のお家にも多く使用されています。
2.和瓦のメンテナンス時期
瓦自体の耐用年数は60年以上と言われており、色あせもしないので、塗装の必要もありません。
しかし、たとえ瓦が丈夫でも瓦の下にあるルーフィング(防水紙)が劣化してしまいますのでノーメンテナンスとは、いきません。
瓦屋根は、台風や横殴りの雨などの際、少なからず雨水が侵入してしまいます。
雨水が瓦の下に侵入してしまった際に、雨漏れを防いでくれるのが屋根の二次防水でもある「ルーフィング(防水紙)」です。
↓ルーフィングについての詳しい解説は、こちら
この防水紙が劣化して、破けてしまっていると侵入した雨水は、お家の中へと侵入し雨漏れしてしまいます。
また、瓦なので割れてしまうことはありますが、一部を差し替えたりすることで対応可能です。
耐久性が非常に優れている瓦ですが、築年数が古い屋根ですと、施工方法が甘く、台風や地震など自然災害の際に、瓦のズレや棟瓦の倒壊などの危険性があります。
瓦と瓦の隙間を埋める漆喰の耐久性は、瓦ほど長くありません。漆喰が劣化し剥がれてしまうと瓦がズレやすくなったり、最悪の場合、雨漏りしてしまうことがあるので注意が必要です。
以上のことから、和瓦のメンテナンス時期は、15年過ぎたらが妥当かと言えます。
もちろんお住まいの立地や様々な条件で、屋根の劣化状況は、変わってきますので、絶対にメンテナンスしなければいけないと言う訳ではなく、屋根業者に診てもらう必要がある時期となります。
3.和瓦のチェックポイント
瓦のズレ
瓦桟に引っ掛けてある瓦
ガイドライン工法以前の瓦屋根は、瓦一枚一枚を釘で固定していないことが多く、瓦桟と呼ばれる木下地に引っ掛けてあるだけです。台風や地震などの自然災害が起きた際は、瓦や棟がズレたり倒壊していないか調べた方がいいでしょう。
※ガイドライン工法とは、阪神淡路大震災を受け2001年に設定された地震や台風に強い瓦屋根の施工方法
棟のズレ・倒壊
瓦のズレに共通しますが、棟のズレや倒壊は非常に多くおきます。
ズレなどは、お家の下からだと見えずらいので少しでも気になった場合は、完全に崩れてしまう前にお近くの業者に診てもらいましょう。
漆喰の劣化
瓦と瓦の隙間を埋める漆喰が劣化し剥がれてしまうと瓦や棟がズレる原因になります。
漆喰の耐用年数は10年前後と言われています。
屋根全体がしっかりしていても漆喰補修が定期的に必要です。
築年数
上記でもお伝えしたように瓦屋根は、瓦の自体の耐久性はありますが、その下に貼ってあるルーフィング(防水紙)が非常に重要になってきます。
表向きは、綺麗な瓦屋根でも築年数が長く経っている場合、剥がしてみたらルーフィングはボロボロというケースも多くあります。
築30年以上経っているルーフィング
ルーフィングがこのような状態になっていると、瓦の隙間から侵入した雨水は、そのまま屋根裏へと侵入し雨漏れしてしまいます。
瓦は、部分的に剥がして、また元に戻すことができますので、築20年を過ぎたら数年に一度は、屋根専門の業者に診てもらうようにしましょう。
4.和瓦のメンテナンス方法
漆喰補修
漆喰補修を定期的に行なっているだけでも、屋根自体の持ちが違ってきたりします。
なお、屋根での作業は、高所作業になる為、必ず足場を掛けなければなりません。
労働安全衛生法により2メートル以上の高さで作業を行う際には安全措置を取らなければなりません。
なので、お住まいの屋根型や大きさにもよりますが補修といっても費用は嵩んでしまいます。
平均相場 m/15000円から20000円
棟の取り直し
棟がズレたり倒壊した場合は、棟の取り直しが必要になります。
棟のメンテナンスには、2種類あり、既存の棟を一度撤去し、その棟瓦や熨斗瓦(のしがわら)を再度使用し積み直す作業を棟の積み直しといいます。
積み直しの場合、古くから瓦屋根で使用されている大回し工法と呼ばれる銅線を利用した工法で施工するのですが、ズレたり倒壊してしまう棟のほとんどは、この大回し工法で施工されています。大回し工法は、銅線や漆喰の劣化により崩れやすいので、あまりお勧めできません。
現在は、瓦屋根は、ガイドライン工法が推奨されており、ガイドライン工法に則った「強力棟」を使用した棟の取り直しが主流です。
強力棟金具
強力棟による棟の取り直しの場合、強力棟用の金具を垂木に固定し、その金具に棟包みを固定して行くので、強風や地震などの自然災害にも強くなっているのでお勧めです。
屋根葺き直し
既存の瓦を一度撤去し、再びその瓦を葺き直す施工方法です。
年数が経った瓦と瓦の隙間には、土埃や様々なゴミが蓄積されていきます。それらの汚れが蓄積していくと、雨が瓦屋根を流れた際に毛細管現象により雨水を瓦と瓦の隙間に引き込んでしまう現象が起こってしまい雨漏れに繋がってしまいます。
葺き直し工事では、瓦自体や瓦の下まで清掃することが出来るので改善することが出来ます。
一度、瓦を撤去することで、ルーフィングを交換できることが最大のメリットです。
しかし、瓦はその他の屋根材に比べ非常に重いので、地震が多く発生する昨今では、屋根に掛かる負担を気にされて、また重い瓦を載せるのを嫌がるお客様が多いです。
加えて、同じ瓦を使うから安く済むと思われがちですが、一度瓦を撤去し、また同じ瓦を使用して葺き直すには、高い技術や多くの手間がかかる作業ですので、工事費用は高くなります。
費用がかかる上にまた劣化している瓦を葺き直すのは、コストパフォーマンスを考えるとオススメできません。
屋根葺き替え
屋根を全面的にメンテナンスするのであれば、軽量屋根材への屋根葺き替え工事が一番コストパフォーマンスに優れていると考えます。
ガイドライン工法によって台風や地震などの災害に強い瓦屋根にすることは可能ですが、やはりその他の軽量な屋根材と比べてしまうと瓦屋根の重さは圧倒的に不利です。
昨今では、非常に軽量な屋根材が多く販売されており、30年以上の耐久性を持つものがあります。施工方法も瓦屋根に比べ簡単なので、施工費用も抑えられます。
漆喰の劣化などを気にする事もなく、重さによる住宅への負担も軽減出来るので、長期的に見ると屋根葺き替え工事は、非常に有効なメンテナンス方法といえます。
↓こちらは、屋根葺き替え工事の様子です。
5.まとめ
和瓦は、通気性に優れているので、夏場の暑さを防ぎ、屋内を涼しく保つことができます。
冬場は、瓦の素材自体の断熱性や構造上の空気層によって外の冷気を遮断します。
遮音性にも優れており雨音が聞こえにくいのも特徴です。
1年を通して四季による気候変化の大きい日本の風土にあった屋根材です。
瓦ならではの日本らしい重厚感あるデザインは、唯一無二と言えるでしょう。
和瓦は、しっかりとメンテナンスしてあげれば、とても長くもつ屋根材です。
メリット・デメリットを理解した上で上手に付き合って瓦屋根をより長く持たせましょう。
本日は、和瓦のメンテナンス時期についてご紹介させていただきました。
契約後に施工に関してトラブルが発生してしまった、屋根材の種類が分からず補修方法を決めかねている、ニューライナールーフィングを使用して施工してもらいたい、お住いの屋根が塗装できない屋根材なのか不安といった方や、ここ数十年屋根のメンテナンスを行ったことのない方はぜひ一度ナタリールーフの無料屋根点検をご活用ください。
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