屋根のメンテナンス時期〜トタン屋根〜
2023.03.02 (Thu) 更新
皆様こんにちは!
入間市・狭山市・飯能市・所沢市に地域密着の屋根リフォーム専門店 ナタリールーフです。
地域の皆様に、屋根リフォームで失敗しないために屋根に関する基礎知識をご紹介させていただきます。
屋根のメンテナンス時期〜トタン屋根〜
「屋根が汚れてきたなー」
「台風きたけど家の屋根大丈夫かな」
「前回メンテナンスしてから10年経つけど屋根どうなってるんだろ」
などなど、、屋根は、気になり出してもなかなかご自身でメンテナンス時期なのかメンテナンスの必要があるのかが分かりづらいですよね。
そんな屋根のメンテナンス時期やポイントなどを解説させて頂きます。
屋根材によってメンテナンス時期はことなりますので、今回は、日本でも古くから使われている
トタン屋根
トタン屋根のメンテナンス時期や、注意するポイントについて解説していきます。
↓トタン屋根の特徴やメリット・デメリットについてはこちらをご覧ください
目次
1.トタンとは
軽量で安価でありながら雨漏りしにくい屋根材です。
関東大震災以降、軽量で耐久性・防火性に優れている「トタン」は、日本の多くの住宅の屋根や外壁で幅広く使われてきました。
「トタン」とは、薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状の金属材の一種です。
正式名称は、亜鉛鉄板・亜鉛引薄鉄板と呼ばれます。
トタン屋根とは、トタンを使用して作られた屋根のことで、住宅のほか倉庫や工場にも多く使われています。
トタン屋根の種類
トタンを使用した屋根材は、「波板トタン屋根」「瓦棒トタン屋根」「折半トタン屋根」があります。
波板トタン屋根
トタンを波型に形成してある板を波板トタンと言います。
波板トタンは、古くから日本の住宅で使用されており、屋根以外に小屋や工場の外壁にも使用されていました。
波状に加工されていることにより、縦方向から加わる力に強くなっています。
最近ですと「ポリカーボネート製」の波板が多く普及しており、ベランダ屋根などに使われています。
瓦棒トタン屋根
瓦棒は、縦葺き(屋根に対して垂直の向きに葺いていく屋根)屋根として、古くから日本の住宅で使用されており「心木」と「トタン板」で構成されています。
この瓦棒トタン屋根が戸建住宅では、一般的にトタン屋根と呼ぶことが多いです。
折半トタン屋根
折半屋根とは、金属板を折り曲げて加工した屋根材です。
一般戸建住宅よりも工場などの大型の建物に使用されることが多い屋根材です。
トタンのメンテナンス時期
トタン屋根の耐用年数は10~15年と言われています。
トタンとは、薄い鉄板なので、表面の亜鉛メッキや塗膜などのコーティングが劣化したり傷がつくとそこからサビてしまいます。塗膜の劣化は、塗料のグレードやお住まいの立地条件にもよりますが、10年を過ぎたあたりで塗装の必要があるか専門業者に診てもらうといいでしょう。
定期的なメンテナンスをする事で耐用年数をある程度延ばすことができます。
ですが、その他の屋根材にも言えることですが築20年を過ぎると屋根材の下に貼ってあるルーフィング(防水紙)が劣化してきてしまいます。このルーフィングが劣化し破けてしまっていると屋根材の下に侵入した雨水は、お家の中へと侵入し雨漏れしてしまいます。
20年を過ぎてきたあたりで、葺き替えも検討した方がいいかもしれません。
↓ルーフィングについての詳しい解説は、こちら
トタン屋根のチェックポイント
塗膜の劣化
トタンは、表面に亜鉛メッキを施しており、その上から塗装塗膜でコーティングしてあるものがほとんどです。
表面の塗膜が劣化してしまうと、亜鉛劣化も進んでしまうので、定期的に塗装をする必要があります。
錆(サビ)
表面の塗膜の劣化を放置しておくと塗膜がなくなり亜鉛メッキや板金がサビてきます。
トタンは、一度サビが発生してしまうと短期間でサビが広がってしまいます。
穴
サビをそのままにしておくと、板金が腐食し、穴が空いてしまいます。
穴が空いてしまうと、通常の塗装では塞がらないので、アルミテープや防水テープを貼って応急処置するしかありません。
棟板金
トタン屋根に限ったことではないですが、棟板金の劣化や「浮き」には、注意が必要です。
棟板金は、「貫板」と呼ばれる木下地に釘で取り付けられていますが、その木下地が経年により劣化すると釘が抜けやすくなり棟板金が浮いてしまいます。
棟板金が浮いてしまうと、台風などの強風により飛ばされやすくなってしまいます。
軒先の劣化
トタン屋根の特徴として、緩勾配(屋根の傾斜が緩い)の屋根でも使用できるというメリットがあるのですが、勾配が緩いことにより雨水の水切れが悪くなり、軒先に雨水が滞留しやすくなります。これにより、トタン屋根(特に瓦棒屋根)の軒先の木部が腐食してしまうケースが多く見られます。
軒先の心木が腐食してしまっている瓦棒屋根
トタン屋根のメンテナンス方法
塗装
トタン屋根の代表的なメンテナンス方法です。
サビや穴が開く前に塗装することで、トタンの耐用年数を延ばすことが出来ます。
しかし、前項でも解説したようにトタン屋根は、雨水が滞留しやすく、定期的に塗装していても心木や野地板が劣化しやすいので注意が必要です。
屋根カバー工法
瓦棒トタン屋根もカバー工法が可能です。かわカバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材を乗せ、古い屋根ごとを新しい屋根材でそっくり包み込んでしまう工法です。
瓦棒トタン屋根のカバー工法は、2パターンあります。
ひとつは、瓦棒屋根の上に「新しい野地板を貼って屋根を拭く方法」と、「同じ型の瓦棒屋根を被せる方法」です。
新しく野地板を貼る方法は、野地板を新しくするので違う形状の屋根材を使用できるのが特徴ですが、野地板の重さが加わり屋根に負担がかかるのがデメリットです。
同じ型の瓦棒を被せる工法は、費用が抑えられるのがメリットですが、既存の野地板や心木の状態によっては施工できない可能性もあります。
屋根葺き替え工事
葺き替えとは、既存の瓦・スレート・金属板などを撤去して、新しい屋根材で葺き替える工法です。
屋根を全面的にメンテナンスするのであれば、軽量屋根材への屋根葺き替え工事が一番コストパフォーマンスに優れていると考えます。
昨今では、非常に軽量な屋根材が多く販売されており、30年以上の耐久性を持つものがあります。
カバーするよりも重さによる住宅への負担も軽減出来るますので、長期的に見ると屋根葺き替え工事は、非常に有効なメンテナンス方法といえます。
↓こちらは、セキスイかわらUを瓦棒屋根の上にカバー工法されたお家の葺き替え中の動画です。
5.似ているけど全く違うガルバリウム鋼板
数十年前からトタンに代わり建築資材として多く用いられているのが「ガルバリウム鋼板」です。トタンと見た目は、同じですが性能が大幅に向上しいています。
ガルバリウムとは、「亜鉛の防食機能」と「アルミニウムの耐食性」により錆びを防ぎ、従来の亜鉛メッキ鋼板(トタン)よりも耐久性を大幅に高めたもので、ガルバリウムでメッキを施した鋼板(鉄板)がガルバリウム鋼板です。
大きな特徴として、サビに強いということです。
トタンは、亜鉛メッキが劣化し剥がれると、防食機能が失われ、錆びてしまうという問題がありました。
そこで、亜鉛の防食機能にアルミニウムの保護作用や耐食性を加えることで、自己修復作用を備えたガルバリウムが開発されました。
鋼板にガルバリウムメッキを施したガルバリウム鋼板は、長期間サビにくい、かつ軽量ということで、金属資材のほとんどで使用されています。
横葺のガルバリウム鋼板の屋根
6.まとめ
トタン屋根は、緩勾配でも使用することができ、軽量かつ定期的にメンテナンスを行えば耐用年数を延ばすとこが出来る優秀な屋根材です。
しかし築20年を過ぎてくるとルーフィングや野地板、心木が腐食くるというリスクがあります。ぱっと見は、綺麗な状態でも内部から劣化していることが往々にあります。
メンテナンスで塗装した後に雨漏れが起きてしまったというケースもありますので、ある程度築年数が経っているのであれば、ルーフィングを新しくすることができる屋根カバー工法や葺き替え工事がお勧めです。
本日は、トタンのメンテナンス時期やチェックするべきポイントについて解説させていただきました。
契約後に施工に関してトラブルが発生してしまった、屋根材の種類が分からず補修方法を決めかねている、ニューライナールーフィングを使用して施工してもらいたい、お住いの屋根が塗装できない屋根材なのか不安といった方や、ここ数十年屋根のメンテナンスを行ったことのない方はぜひ一度ナタリールーフの無料屋根点検をご活用ください。
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