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スレート屋根は、いつ屋根カバー工法すればいいのか❓

お悩み

2023.12.20 (Wed) 更新

皆様こんにちは!
入間市・狭山市・飯能市・所沢市に地域密着の屋根リフォーム専門店 ナタリールーフです。

地域の皆様に、屋根リフォームで失敗しないために屋根に関する基礎知識をご紹介させていただきます。

~~屋根カバー工法のタイミングについて~~

屋根メンテナンスの定番となってきた屋根カバー工法。

屋根カバー工法は、お住まいの屋根が築20・30年と経ち、塗装でのリフォームを何度か行った後に行うイメージが強いかもしれません。

しかし、昨今では「初めての屋根メンテナンス」で屋根カバー工法をされる方も多くなっています。 それは、屋根カバー工法を行うタイミングによって住宅を維持する上でのトータルコストが変わってくるからです。

今回は、屋根カバー工法をより効率よく行うには、どのようなタイミングが最適なのかについて解説していきます。


目次

1.スレート屋根は定期的なメンテナンスが必須

2.スレート屋根のメンテナンス方法

屋根塗装
葺き替え工事
屋根屋根カバー工法

3.屋根カバー工法は、いつかしなければならない?

4.ライフサイクルコストから考えるプラン

築10年から10年周期でメンテナンス
築15年から15年周期でメンテナンス
築15年から20年周期でメンテナンス

5.まとめ


※この記事での化粧スレート材について記載されている内容は、メンテナンスが必要とされるであろう20、30年前に施工されている標準グレードのスレート材を指しており現在はより耐久性の高いスレート材も販売されています。

1.スレート屋根は定期的なメンテナンスが必須

スレートの劣化

新築の戸建住宅の屋根に多く採用されている化粧スレート屋根材(以後スレート屋根)

スレート屋根は、1900年前半頃から日本の家屋で使用され始めました。従来の瓦屋根よりも軽量かつ比較的安価であり施工性も良いことから日本の戸建住宅の屋根材として数多く使用されてきました。

厚さは5〜6mm程。主成分はセメントでできています。

耐用年数は、20年から30年と言われていますが、定期的なメンテナンスをした上での年数であり、基本的には10年〜15年周期でのメンテナンスが必要となります。

主成分がセメントなので性質上、表面を塗装によって防水処理する必要がある屋根材です。

メリット

・比較的コストが低い

比較的コストがかからない為、現在も多くの新築戸建住宅で採用されています。

・施工が簡単

構造が簡単な上、普及率も相まって施工できる業者、職人が多く施工費も安価で済みます。

・修理が容易

上記と同じ理由で修理の必要があった場合も困りません。

デメリット

・重い

1㎡あたり約20kgなので「瓦屋根」に比べれば軽いのですが、最近の屋根材は軽量化が進んでいるので1㎡あたり20kgでも重い部類に入ります。

・強度が低い

丈夫ではあるものの厚みが5〜6mm程なので瓦や金属屋根に比べ割れやすいです。 メンテナンスをしていなければ更に耐久性は落ちていきます。

・定期的なメンテナンスが必要

主原料がセメントなので塗装などで定期的に防水塗膜で保護する必要があります。 棟・隅棟などの板金の塗装や、それらを固定する為の下地の交換の必要もあります。

・デザインが被る

数多くの戸建住宅で使用されている為、地域によっては周りの家全てが同じスレートなんてこともあります。

・販売時期によっては、塗装してはいけないスレート材がある

1990年代後半から2004年頃までに製造されたスレート屋根材は、規制によって急遽アスベストを使用できなくなった為、耐久性に著しく乏しいスレート屋根が販売されていました。 これらのスレート材を無理に塗装してしまうと、逆に症状を悪化させてしまいます。


2.スレート屋根のメンテナンス方法

スレート撤去

以上のような特徴がある化粧スレート屋根ですが、メンテナンス方法は大きく分けて3つです。

屋根塗装・屋根カバー工法・葺き替え工事

これらのメンテナンスを行うタイミングについて簡単に解説していきます。

↓それぞれの詳しい内容については、こちらの記事をご覧ください。

スレート屋根は、屋根カバー工法が最適解❗️

屋根塗装

屋根塗装工事 下塗り

その名の通り「塗装」するメンテナンス方法です。 比較的コストが抑えられるので、古くから人気のあるメンテナンス方法です。

はじめに高圧洗浄によってスレート材にこびり付いた「苔や泥」を洗い流します。

乾燥後に、ローラーと刷毛を使用して下塗り材を1回、主剤を中塗り・上塗りと2回、計3回塗布します。いずれも塗料を乾かしてから塗装します。

注意しなければならないのは「縁切り」を行うことです。 スレート材は、完全防水の屋根材ではありません。

雨水が入り込んだ際、スレートの重ね目の隙間をつたって外に排出される構造になっています。

しかし屋根塗装によってスレート同士の隙間を塗料で塞いでしまうと、入り込んでしまった雨水が逃げ道を失い内部に留まってしまい雨漏りの原因となります。

縁切りとは、スレートの重ね目に入り込んだ塗料をカットし、隙間を確保する作業です。スクレーパーでカットする方法や専用のタスペーサーを用いるのが一般的です。

タスペーサー

スレートの重ね目に一枚につき2個タスペーサーを挟んでいく

屋根塗装を行うタイミングは、築10年から15年、経験上13年くらいがベストのような気がしますが、屋根の劣化具合は立地条件によって大きく変わりますので、10年を過ぎたらお近くの屋根専門店に様子を見てもらいましょう。

屋根カバー工法

ルーフィング

既存の屋根材をそのままに新しい屋根材を上から被せる工法です。

ルーフィングを貼ってから新規の屋根材を取り付ける為、塗装ではケアできていないルーフィングも新しくすることができる、非常に人気の高い工法です。

手順は、至ってシンプルです。既存の棟板金やその下地の貫板、雪止めが付いている場合は、雪止めも撤去してしまいます。

屋根をスレート材だけの平らな状態にした状態でルーフィング(防水紙)を既存スレートの上から貼ります。ルーフィングは、より高耐候なものを釘で留めていく方法や屋根カバー用の裏面が粘着シートになっているようなタイプを使用して貼っていきます。

あとは、新築同様に新規の屋根材を施工していきます。

現在、多くの屋根材が各メーカーから販売されているので、屋根のイメージを柄りと変えられるのもメリットのひとつです。

屋根カバー工法に使用されることの多いガルバリウム鋼板を使用した屋根材は、非常に軽量かつ耐久性にも優れている為、カバー工法をしても屋根の重量が大幅に増えてしまうことはないので安心です。

屋根カバー工法の時期に関しては次項で詳しく解説していきます。

屋根葺き替え工事

スレート葺き替え

既存の屋根を丸々撤去して新しい屋根にする工事です。

大きなメリットとして、既存の屋根材を全て剥がしてしまうので、屋根の基礎でもある「野地板」の状態まで確認できることなどが挙げられます。

葺き替え工事の手順は、屋根材を撤去した後に、ルーフィングを撤去し、野地板を増し貼りするのが一般的です。 しかし野地板の状態が極めて良好な場合などは、既存の野地板をそのまま生かして屋根材を葺くこともあります。

野地板を新しくすることで屋根の耐久性は格段と上がりますが、野地板を増し貼りすることで屋根の重量が上がってしまうのは難点です。

屋根葺き替え工事を行うタイミングの多くは、野地板まで劣化が進んでしまい屋根カバー工法ができない、またはニチハ、パミールなど屋根カバー工法が勧められないスレート屋根に有効です。

屋根に加わる重量を気にするのであれば、屋根カバー工法よりも野地板を増し貼りしない屋根葺き替え工事が良いでしょう。


3.屋根カバー工法は、いつかしなくてはならない?

本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃

これらのメンテナンス方法の中でも「屋根塗装」だけを10年15年おきに繰り返すせばいいのかというと、そういうわけにもいきません。

化粧スレート屋根を塗装できるのは、2〜3回と言われています。 正確に言えば「出来ない訳ではない」のですが、何度も屋根塗装を繰り返すことで塗料の食いつきが悪くなったり、スレート同士が密着することで雨漏りの可能性が高くなるリスクがあります。(前項でも記したようにスレート材は、屋根材同士の隙間を塞いでしまうと水の逃げ道が無くなり雨漏りの危険性がある)

最も重要なポイントは、スレート屋根の厚さ5〜6mm程なので、塗装作業する際に人が何度も行き来することで割れる可能性が高いです。

更に、屋根の防水の要とも言えるルーフィングが築20年もするとボロボロになってしまいます。ルーフィングは、塗装ではメンテナンスできません。

屋根塗装は築10前後、20年前後と2回までとし、3回目には確実に屋根カバー工法か葺き替えをオススメします。

※スレート屋根の中でも、塗装しては行けない屋根材の代名詞でもある「ニチハ パミール」は、劣化が悪化した際に発生する層状剥離といった症状が屋根材に水分を含みやすい為、屋根カバー工法よりも葺き替え工事を推奨しています。


4.ライフサイクルコストから考えるプラン

いずれは屋根カバー工法または葺き替え工事をしなければならないのは前項でお伝えしました。 では、どのタイミングが一番ベストなのかを考えてみましょう。

まず、ライフサイクルコスト(LCC)とは、製品や構造物(住宅など)がつくられてから役割を終えるまでにかかる費用をトータルでとらえたものです。 LCCは、イニシャルコスト(初期費用)とランニングコスト(維持していくためにかかる費用)を足したコストです。

つまり、屋根や外壁を長期的に維持していく為に必要なコスト(費用)といったところです。

はじめに、屋根のメンテナンスといっても屋根工事だけ考える訳にはいけません。 屋根工事するには安全面を確保する為に仮設足場を建てなければいけません。これは外壁のメンテナンスの際も同様です。

仮設足場を建てるには、住宅の大きさにもよりますが20万円前後の費用がかかります。 これを屋根と外壁分けてそれぞれのメンテナンスの為に建てていては、コストがかかり過ぎてしまいます。

屋根と外壁のメンテナンスは、絶対に一緒にやるべきといえます。

考えなければいけないのは、何年おきに足場を建ててメンテナンスするかです。 一般的には、住宅の外回りは、築8年から15年の間に1度目のメンテナンスが必要と言われています。 8年から15年と幅が広いのは、住宅の立地条件などで劣化の具合が変わってくるからです。

上記の年数を目安とし、実際の劣化状態を確認してメンテナンスを行いましょう。 築10年を機にお近くにリフォーム業者に診てもらうのが最善です。

また、メンテナンス内容も重要な課題となってきます。

屋根は「塗装」にするのか「屋根カバー工法」にするのか「葺き替え工事」にするのか

屋根カバー工法をするにしてもどれくらい耐久性がある屋根材を使用するのか

外壁は、期待耐用年数が何年くらいの塗料を使用するのか

これらをライフサイクルコストを踏まえて考えなければなりません。

要するに「どんな計画でメンテナンス(以後リフォーム)を行えば1番お得なのか」といった単純な話です。

初期費用の高い安いかだけでなく、長期的なリフォーム計画として考えるのがポイントです。

下記の表は、30代で建売りの新築戸建て住宅を購入し、90歳前後つまり約60年間維持すると考えた場合。 新築住宅から築60年までに10年周期、15年周期、20年周期とそれぞれリフォームを行なった場合の総合金額を計算したものです。

外壁に使用する塗料は、10年周期のものはシリコン塗料。15年周期のものはフッ素塗料。20年周期のものは無機塗料。金額もそれぞれ違います。 前項でお伝えしたようにスレート屋根の塗装は、2回までとしています。 何年おきに塗装するか、いつ屋根カバー工法をするかによって金額が違ってきますので注目してください。

築10年から10年周期でメンテナンス

イラスト

「10年おき」にリフォームを行うことは、住宅を小まめにメンテナンス出来るといったメリットがありますが、築60年の間で5回のリフォームを必要とします。 1回のコストは抑えられますが、ライフサイクルコストが優れているとはいえません。

築15年から15年周期でメンテナンス

イラスト

単純計算になりますが築15年から「15年おき」にリフォームすることが1番コストパフォーマンスに優れているとなります。 中でも、1回目または2回目のリフォームで屋根カバー工法をすることで最も効率よく築60年まで住宅を保たせることができる計算です。 リフォーム1回の費用は、10年おきにリフォームするよりも高くなってしまいますが、トータルコストは「約160万円も安く」済みます。

築15年から20年周期でメンテナンス

イラスト

初期費用は嵩んでしまいますが、築15年の段階で期待耐用年数の長い高グレードな塗料を使用し「20年おき」にリフォームを行うことで「築55年」まで「2回のリフォームで済む」のはコスト、労力、双方でメリットとなります。 築55年の段階でもう一度リフォームを行うと割高に感じてしまうかもしれませんが計算上は65年70年と保つ計算となります。

しかし、現在の戸建住宅を60年以上維持していくのは、あまり現実的ではないかもしれません。 築60年を過ぎれば建て替える、もしくはフルスケルトンリフォーム(住宅の骨組みだけ残しフルリフォームを行うこと)などの選択肢が有力となってくると考えます。

※あくまでもモデルケースでの単純計算なので、住宅の大きさ、施工業者、使用する材料の違いによって金額は大きく変動します。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。 築何年でリフォームするか、その後何年おきにリフォームするか、屋根は屋根カバー工法をいつするかによって何十万円もの差が出てしまうのには驚きですね。

結論としては「初期費用は高くなってしまってもリフォーム周期を長く出来ればその分だけライフサイクルコストは良くなる」ということです。

注意しなければならないのは、少しでもコストを抑えようと無闇にメンテナンス時期を引き延ばしてしまえば、劣化症状が過度に進んでしまい、屋根カバーや塗装工事以外の工事が必要となり、更に費用がかかってしまうことになります。

ちなみに筆者は、築15年で屋根外壁をフッ素塗料でリフォームし、築30年になる2回目リフォームで屋根カバー工法・外壁フッ素塗料のプランで考えますね。単純に考えてコスパがいいです。

10年おきは一回の費用は安く済みますが、10年おきに足場を建てるのは煩わしいですし、トータルでコストがかかり過ぎます。20年おきは、より良いグレードのものを使用するのは理想ですが、やはりコストが気になってしまいますし、せっかく高耐候なものを使用していても、屋根外壁以外で支障が出たことなどを考えると、中間である15年おきがベストかなと思います。

これはあくまでも個人的な意見ですし、それぞれの立地条件によってもメンテナンスするタイミングは変わります。

劣化の進行は、使用されている材料や立地条件によって大きく違ってきます。材料がどの程度保つのかをしっかりと把握しておき、期待耐用年数はあくまでも目安程度に考え、年数が経ってきたら1年に一度程度はご自身で状態を確認したり、専門の業者にきちんと調査してもらうことが大切です。

少しでも皆さんの屋根・外壁メンテナンスの参考になれば幸いです。

契約後に施工に関してトラブルが発生してしまった、屋根材の種類が分からず補修方法を決めかねている、お住いの屋根が塗装できない屋根材なのか不安といった方や、ここ数十年屋根のメンテナンスを行ったことのない方はぜひ一度ナタリールーフの無料屋根点検をご活用ください。

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