埼玉県狭山市Y様邸 「ザルフグラッサ」屋根カバー工法 一閃 外壁塗装タテイル2
2022.06.20 (Mon)
狭山市Y様邸 施工データ
工事内容 | 屋根カバー工法 外壁塗装 |
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築年数 | 築21年 |
施工日数 | 29日間 |
工事金額 | 300万円 |
メーカー・商品 | ルーフタイルジャパン 一閃 |
お客様のご要望
今回は、屋根カバー工法・外壁塗装をされたお客様のご紹介です。
屋根と外壁の劣化が気になるということでお問合せ頂きました。
今回が初めてのリフォームということで、どうせやるならよりしっかりとした施工方法をご所望でした。
外壁は、1Fと2Fで色分けされているデザインでしたが、1Fの外壁のデザインは、できる限りそのまま残したいとのことでした。
まずは、屋根・外壁共に調査させて頂きます!
担当者より
担当営業 樋口 健
まずは、屋根に上がらせて頂き落ちている箇所を含めて調査させて頂きました。
屋根材は、塗装できない屋根材、ザルフグラッサでした。
1990年後半〜2004年頃までに製造・施工された屋根材のほとんどは、アスベストの健康被害を危惧し、2004年に定められた規制をクリアする為にアスベストを使用せずに製造・販売されたノンアスベスト屋根材です。
急遽アスベストを使用しなくなった為に、その時期に製造・販売されたものは、どのメーカーの屋根材も耐久性に乏しく、不具合が多く報告されました。
ザルフグラッサもその一つです。特徴としては、不規則なヒビ割れ・欠け・変色などがあります。
今回のお客様の屋根材もヒビ割れカケが多数見受けられました。
このような塗装はできない屋根材なので、ご希望の屋根カバー工法をご提案させて頂きました。
既存の屋根材の上から新しい防水紙を貼り、超軽量の屋根材を被せる工法です。
屋根を葺き替えるよりも既存スレートの撤去・産廃費用がなくなるのでコストもかからず、屋根材の重さも超軽量なので、お家への負担も軽減できます。
なおかつ既存の屋根をそのまま活かしますので、二重の防水となるのがメリットです。
使用させて頂く屋根材は ルーフタイルジャパンの一閃 をご提案
”天然石粒+ガルバリウム鋼板”のデザイン性・高耐久・耐風性に優れた世界基準の屋根材です。
天然の石を使用しているので、経年しても表面の色褪せや劣化がほとんどない屋根材です。
メーカー保証は、なんと30年の長期保証 ナタリー自社保証も15年付きます。
↓ 一閃の作業工程がわかる動画です。
外壁に使用する塗料も高耐候なものをご所望でしたので弊社の取り扱う塗料の中でも最も高耐候な塗料
プレマテックスのタテイル2をご提案させて頂きました。
タテイル2は、現在、最も高耐候と言われている無機塗料を越える”有機HRC樹脂塗料”です。
有機HRC技術により無機塗料を凌ぐ超耐候性
雨水が汚染物質を流し落とすハイドロクリーニング効果により藻やカビに対しても強い抵抗力を発揮する超低汚染性
外力によって破壊されにくい性質を持つ塗膜は、しなやかで強く基材の膨張・収縮にも追従する高靭性
高い塗着力と抜群の隠ぺい性で作業性に優れ、驚くほどの美しい仕上がりになる高密着性
ミクロレベルでの平滑性を可能にし、なめらかな仕上がりで高い光沢感を実現した高光沢性
と現在における最高スペックの塗料となります。
メーカーによると機体耐用年数は、驚異の30年❗️❗️
※超促進耐候性試験「スーパーUVテスター」を長い照射サイクルで連続運転し、標準より高い促進倍率で他社製無機塗料(期待耐用年数20年)との比較を行った結果。
弊社ナタリールーフは、塗料メーカーの特約店となっており、入間市近郊ですと扱える店舗は、弊社だけとなっております。
メーカーが認めた技術と信頼がある施工店のみに与えられるメーカー特約店保証が13年付いており弊社独自の自社保証も10年付いております。
今回は、なおかつ1Fの外壁は、柄を残したいとのことでしたので、意匠塗りをご提案させて頂きました。
通常、柄を残したい場合は、クリア塗装をご提案させて頂くのですが、築年数が経ち劣化してしまっている外壁をクリア塗装してしまうと、色褪せやクラックがそのまま見えてしまいます。
ですのでクリア塗装する場合は、外壁が劣化する前の築9年〜10年での施工がオススメです。
↓ 意匠塗りの施工動画です!
それでは、施工中の様子をご覧ください!
施工前、施工後写真
工事写真レポート
施工前 ザルフグラッサ
全体的に経年劣化しています。施工前 ザルフグラッサ
塗膜も劣化し防水性も無くなっています。施工前 ザルフグラッサ
不自然なところから割れ落ちています。
初期症状として軽微なヒビ割れが発生し、ヒビ割れた状態で数年経過すると屋根材が割れてきます。施工前 棟板金
棟板金も経年により劣化し塗膜がなくなっています。施工前 コーキング劣化
目地のコーキングが劣化しています。コーキングは、板と板の繋ぎ目を防水する重要な役割があります。
コーキングが劣化し隙間ができるとそこから雨水が侵入し板に染み込んでいきます。施工前 外壁劣化
外壁の1Fと2Fの境目にある幕板の天端が劣化しています。
高圧洗浄 屋根
まずは、高圧洗浄を行なっていきます。
お家の高い箇所から洗浄します。
屋根の汚れ・苔をしっかりと流していきます。高圧洗浄 雨樋
雨樋の裏もしっかりと洗い流していきます。高圧洗浄 軒天
軒天も洗浄します。高圧洗浄 バルコニー
ベランダ防水も汚れや泥が多く溜まっている箇所です。
トップコートの前にしっかりと汚れを落とします。高圧洗浄 外壁
外壁の汚れも綺麗に落としていきます。
長年蓄積された汚れがみるみる落ちていきます。
高圧洗浄で下地を綺麗にすることで塗料の食いつきも良くなります。高圧洗浄 シャッター
シャッターは、塗装しませんがせっかくなので綺麗に洗浄します。高圧洗浄 玄関前タイル
玄関前のタイルも綺麗に洗浄します。高圧洗浄 門塀
門塀も塗装するのでしっかりと洗浄して塗装します。養生
洗浄が終わったら養生をしていきます。
サッシや手摺り・笠木などアルミ・ステンレス箇所は、塗れないので塗布部以外に塗料が付かないよう養生します。軒天塗装 ケンエース
軒天には、透湿性・付着性にすぐれ、ヤニ止め効果もあるケンエースを使用します。軒天塗装 ケンエース
1回目の塗装が乾いたら2回目を塗っていきます。外壁塗装 下塗り マルチ浸透シーラー
外壁の下塗りを塗っていきます。
外壁塗装は、下塗りが非常に重要です。
塗り残しが無いようにローラーで丁寧に塗ります。どれだけ高耐候な塗料を使用しても下塗りを疎かにすると本来の耐久性を発揮できません。外壁塗装 中塗り タテイル2
下塗りがしっかりと乾いたら主材のタテイル2を塗っていきます。
外壁塗装 上塗り タテイル2
中塗りが乾燥したら仕上げの上塗りです。
塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと3回塗って初めて本来の耐久性を発揮します。
職人の技術や仕事への姿勢に大きく左右される非常に繊細な作業です。外壁塗装 仕上げ タテイル2
通常は、3回塗りで完成ですが、今回は、意匠塗りなので4回目の仕上げ塗装をします。
短毛ローラーで絶妙な力加減で塗装します。職人の技術に左右される非常に繊細な作業です。コーキング撤去
外壁完了後にコーキングの打ち替えを行います。
コーキングの打ち替えは、外壁塗装の前に行う先打ちが主流ですが、タテイル2は、非常に硬い塗膜なので、先打ちしたコーキングの上に塗装してしまうと割れてしまうので後打ちで施工します。コーキング撤去後
板と板の継ぎ目にある縦目地を撤去します。コーキング打ち替え プライマー
撤去後にプライマーを塗っていきます。プライマーをしっかりと塗らないと後々の剥離などにも繋がります。コーキング打ち替え
撤去した目地にコーキングを充填します。
使用するコーキングは、オートン イクシードです。
耐用年数は、20年とも言われています。付帯部 出窓屋根 ケレン
付帯部の板金箇所を塗装します。
目荒らしの為にケレンを行います。付帯部 出窓屋根 錆止め
ケレン後に錆止めを塗っていきます。付帯部 出窓屋根 中塗り
錆止め乾燥後に中塗りです。付帯部 出窓屋根 上塗り
仕上げの上塗りを塗ります。出窓破風塗装 ケレン
出窓破風塗装 中塗り
出窓破風塗装 上塗り
幕板塗装 中塗り
幕板塗装 上塗り
シャッターBOX塗装 ケレン
シャッターBOX塗装 中塗り
破風塗装 ケレン
破風塗装 中塗り
破風塗装 上塗り
雨樋塗装 ケレン
雨樋塗装 中塗り
雨樋塗装 上塗り
バルコニー トップコート 中塗り
トップコートを塗布する前にプライマーを塗り下地との密着性を高めます。
プライマーを塗布したらトップコートを塗っていきます。バルコニー トップコート 上塗り
中塗り乾燥後に2回目のトップコートを塗って完成です。屋根カバー 既存役物撤去
外壁が完了したので屋根カバー工事に入ります。
まずは、既存役物撤去作業です。屋根カバー 既存役物撤去 板金撤去
屋根カバー 既存役物撤去 貫板撤去
棟板金・ヌキ板・雪止めなど撤去し、スレートのみの状態にします。屋根カバー 防水紙 TAJIMA セルフカバー
新規防水紙(ルーフィング)を敷いていきます。
防水紙(ルーフィング)は屋根の防水の要なので、しっかり丁寧に規定の重なり幅を確認しながら敷いていきます。屋根カバー 防水紙 TAJIMA セルフカバー
通常は、防水紙(ルーフィング)を釘で留めていくのですが、弊社では屋根に穴を開けたくないので粘着式のルーフィング、TJIMAセルフカバーを使用しています。役物取り付け
防水紙を敷き終わったら、軒先やケラバに役物を取り付けていきます。
水切りによって内部に水が入ってしまうことを防ぎます。
軒先を板金で固定して、屋根材が飛ばされないようにするという重要な役割もあります。役物取り付け 谷箇所
谷板金も最初に取り付けます。
雨水が溜まりやすい重要な箇所です。ルーフタイルジャパン一閃 本体工事
役物の取り付けが終わったら本体を葺いていきます。ルーフタイルジャパン一閃 本体工事
一枚一枚しっかりとビスで固定します。
使用させて頂く”一閃”は、ガルバリウム鋼板に天然石が塗布してあるデザイン性・高耐久・耐風性に優れた屋根材です。ルーフタイルジャパン一閃 入母屋
入母屋の複雑な箇所も上手く納まっています。ルーフタイルジャパン一閃 谷箇所
谷に沿って本体をカットして葺きます。ルーフタイルジャパン一閃 ケラバ包み
本体と同じ素材のケラバ包みを取り付けます。
谷の箇所には、同質の谷カバーもつきますので他の屋根材より美観にもこだわりが感じれます。棟施工 シールテープ
本体が葺き終わったら、隅棟や本棟の施工に入ります。
まずシールテープと呼ばれる部材を取り付けます。雨などの吹き込みに対しての縁切りの役割があります。棟施工 棟用スペーサー
その上に棟用スペーサーを取り付けます。同質棟包みを固定する為の役物です。
棟包みをガッチリ固定します。棟施工 棟包み
スペーサーに同質の棟包みを専用ビスで取り付けます。換気棟取り付け 換気口
棟換気があった箇所に穴を開けて換気棟を取り付けます。換気棟取り付け シールテープ
換気口の周りにもシールテープを取り付けます。換気棟取り付け イコタイルベンツ
専用の雨水の侵入を防ぐイコタイルベンツを取り付けます。換気棟取り付け 棟スペーサー
イコタイルベンツの上に棟用スペーサーを取り付けます。換気棟取り付け 棟包み
隅棟と同様に棟包みを取り付けます。下屋根施工 役物取り付け
下屋根の施工に移ります。
大屋根と施工手順は、変わりません。下屋根施工 シールテープ
下屋根施工 雨押さえ 棟スペーサー
壁際は、防水紙を防水テープで補強し、雨押さえを取り付けてた後にコーキングで防水処理を行います。下屋根施工 棟包み
下屋根施工 完成
下屋根も綺麗に仕上がりました!施工後 外壁
1Fの意匠塗りがとても良い感じに仕上がっています。施工後 大屋根
多少、複雑な屋根型でしたが、綺麗に納まっています!施工後 下屋根
外壁の白と一閃の黒のコントラストが美しいです。施工後 全体
全ての工事が終わり最終完了検査も終わりました!
弊社では、中間検査、完了検査と数回の検査を行います。施工後 全体
ナタリールーフでは、工事完了後
3ヶ月・6ヶ月・1年・1年毎に定期点検に伺わせて頂きます。
これからも長いお付き合いをさせて頂ければと思います。
ありがとうございました!