埼玉入間市Y様邸 ニチハ アルマ 屋根葺き替え工事
2022.06.21 (Tue)
入間市Y様邸 施工データ
工事内容 | 屋根葺き替え工事 ニチハ アスファルトシングル アルマ |
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築年数 | 築30年 |
施工日数 | 12日間 |
工事金額 | 180万円 |
メーカー・商品 | ニチハ アスファルトシングル アルマ |
お客様のご要望
今回は、屋根葺き替え工事のお客様のご紹介です。
お問い合わせの時点ではアパートの瓦屋根のメンテナンスをお考えでした。瓦屋根の棟の台土を守るために塗り込んである漆喰部分の劣化を気にされており漆喰工事をご検討でしたので現在の屋根の状態を見るために現地調査を行いました。工事内容をご相談中になんと雨漏りが発生!!!漆喰工事をご希望でしたが雨漏りの心配がなくなるよう、葺き替え工事を施工しました。
担当者より
担当営業 樋口 健
瓦のメンテナンスということでしたので早速、屋根に上がり調査を始めます!
約築30年のアパートでしたが瓦自体は丈夫な為、数か所瓦にクラック(ヒビ割れ)が見受けられましたが全体的には状態が悪いわけではありませんでした。ただ瓦屋根の棟には台土と呼ばれる土が使用されており、その土を守るために塗り込んでいる漆喰は瓦に比べると耐用年数が短く経年劣化で表面がボロボロと剥がれてきてしまっていました。
漆喰の補修工事をご希望でしたが瓦屋根を一部剥がしてみたところルーフィングの劣化と杉板の破損が見受けられました。瓦屋根は瓦が重い為、カバー工法はオススメできません(建物への負荷がかかるため)そのため漆喰工事のほかに葺き替え工事のご提案もさせていただいていた所、雨漏りしてしまったというのです。瓦屋根は瓦自体の強度は強く、丈夫な屋根材ですが漆喰の劣化とともに下地(ルーフィング)部分へ雨水が侵入し下地の劣化を早めてしまっているケースがあります。
お客様に上記の説明をしっかりとさせて頂いたところ、屋根の葺き替え工事させて頂くことになりました。
葺き替え工事とは既存の瓦屋根を撤去し野地板も新しくする屋根リフォーム工事です。
使用させて頂く屋根材は、ニチハ アルマ です。
ニチハ、アルマは、アスファルトシングルと呼ばれる屋根材です。
北米などで100年以上前から使用されている定番の屋根材となっています。日本では建築基準法の改正によって使用することが認められたため、マンションや戸建て住宅の屋根に使われるようになりました。
アスファルトシングルは、ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。
シート状で扱いやすく、複雑な屋根形状でも施工することができます。石粒の色によってさまざまなカラーバリエーションがあり、洋風な家だけでなく日本家屋にもマッチします。
耐用年数は、15〜20年とされており、弊社の自社保証も10年付けさせて頂いております。
数ある屋根材の中でもコストパフォーマンスに優れた屋根材となっております。
それでは施工の様子をご覧ください!
⏬アルマの施工の様子がわかる動画です。
施工前、施工後写真
工事写真レポート
施工前
瓦自体の耐用年数は約50年~60年といわれています。ぱっと見は瓦自体は劣化しているようには見えません。施工前 本棟
本棟の下あたりに見えるのが漆喰になります。施工前 漆喰
漆喰部分は劣化により崩れてきてしまっています施工前 漆喰
こちらの漆喰部分も崩れており棟部分に使用している台土が出てきてしまっています。施工前 瓦屋根
一部分の瓦屋根を剥がして下地(ルーフィング)と杉板の状態を確認します。施工前 下地
杉板部分に破損が見受けられます。またルーフィングも劣化が見受けられます。足場着工
屋根葺き替え工事を施工するにあたってまずは仮設足場を建てていきます。
瓦撤去 本棟
瓦屋根を撤去していきます。
棟部分から瓦を降ろしていきます
棟をはがすと出てくるのが棟を支えていた台土です。瓦撤去
棟部分を撤去したら屋根部分の瓦を撤去していきます。1枚約3Kg前後の瓦を丁寧に剝がしていきます。
またアパートの施工は様々な生活スタイルのご入居者様がいらっしゃるため撤去の際の音にも気を付けています。瓦撤去
瓦屋根を撤去すると瓦をひっかけるための瓦桟が出てきます。
コチラも撤去していきます瓦撤去
瓦を剥がしてみると数か所杉板が割れてしまっているところ、既存の下地が破れてしまっている部分があります。
瓦撤去 既存ルーフィング撤去
既存のルーフィング(下地)も撤去してきます瓦撤去 撤去後
一通り撤去した後は清掃をして撤去は完了です。屋根葺き替え工事 野地板(コンパネ)張り
新しい野地板の増し貼り作業を行います。12㎜厚のコンパネ材を貼っていきます。屋根葺き替え工事 防水紙(ルーフィング)
全面綺麗に貼り上がりました。既存の野地板と新規の野地板で屋根の強度も上がります。
防水紙 TAJIMA PカラーEX PLATIUM
防水紙(ルーフィング)を敷いていきます。
防水紙(ルーフィング)は屋根の防水の要といえる箇所です。胸などは既定の重なり幅になるよう確認しながら敷いてきます。役物取り付け 軒先水切り
軒先やケラバに役物を取り付けていきます。
水切りによって内部に水が入ってしまうことを防ぎます。
軒先を板金で固定して、屋根材が飛ばされないようにするという重要な役割もあります。屋根カバー工法 ニチハ アルマ 本体工事
軒先部分に屋根材を固定するためのセメントを塗布し、いよいよ本工事に入っていきます。屋根カバー工法 ニチハ アルマ 本体工事
本体を葺いていきます。
アスファルトシングルは、ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。
シート状で扱いやすく複雑な屋根形状にも施工することができる屋根材です。屋根カバー工法 ニチハ アルマ 本体工事
徐々に葺き上がってきました!
まずは半分、その後反対側の屋根を施工していきます。屋根カバー工法 ニチハ アルマ 本体工事
全体が綺麗に葺きあがりました。
棟施工 タフモック(樹脂製)
棟板金を取り付ける為の下地には木材を使用することが多いですが、どうしても湿気や経年で劣化してしまいます。弊社では樹脂製のタフモックを採用しています。樹脂製ですので腐食に強く木材のように痩せたりしないので、棟板金を固定するビスや釘を長期に渡り固定します。棟施工 棟包み
棟包みを取り付けていきます。
棟施工
三又部分も綺麗に仕上がりました。これにて施工完了です。施工後 ニチハ アルマ
ナタリールーフでは、工事完了後
3ヶ月・6ヶ月・1年・1年毎に定期点検に伺わせて頂きます。
これからも長いお付き合いをさせて頂ければと思います。
ありがとうございました!