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屋根材の種類

お悩み

2023.02.19 (Sun) 更新

皆様こんにちは!
入間市・狭山市・飯能市・所沢市に地域密着の屋根リフォーム専門店 ナタリールーフです。

地域の皆様に、屋根リフォームで失敗しないために屋根に関する基礎知識をご紹介させていただきます。

今回は、屋根の種類について詳しく解説していきたいと思います。

皆様の大切なお住まいの屋根のメンテナンスを絶対に後悔しない為に、是非一読ください!

~~屋根材の種類~~

日本の戸建住宅では、多種多様、様々な屋根材が使用されており、その材質や種類によって特徴やメリット・デメリットがあります。

また、その屋根材によってメンテナンス方法も様々です。

今回は、日本で使用されている代表的な屋根の種類や特徴、メリット・デメリットを解説されて頂きます。

お住まいの屋根をメンテナンスする際に参考にして頂ければ幸いです。


目次

1.和瓦

2.セメント瓦

3.トタン

4.スレート

5.アスファルトシングル

6.ガルバリウム鋼板

7.石付きガルバリウム鋼板

8.まとめ


和瓦

日本で古くから使用されている屋根材の和瓦。

粘土を材料とした屋根材で伝統的な美しさと耐用年数がとても長いことが特徴で、その他にもメリットの多い屋根材です。

日本瓦とも呼ばれている和瓦は、陶器瓦やいぶし瓦ともよばれる、粘土を材料とした屋根材です。釉薬を使用し表面でコーティングした瓦と無釉薬の素焼き瓦の2種類で分別されます。
日本瓦はJ形瓦とも呼ばれており和風なお家にしか合わない印象ですが、洋風のお家にも多く使用されています。

メリット

耐久性が高い

日本で古くから使用されている和瓦の一番のメリットは、耐久性が他の屋根材と比較しても高いことです。
また外的要因で瓦が割れてしまうといった場合であってもその場合は、一部の差し替えが可能です。

瓦

塗装によるメンテナンスが不要

陶器ですので、スレート系のセメントが主成分の屋根材と違い、雨水が染み込むことによる劣化の心配がないので塗装の必要がありません。

塗装不要

通気性・断熱性・遮音性に優れている

瓦屋根は、通気性に優れているので、夏場の暑さを防ぎ、屋内を涼しく保つことができます。冬場は、瓦の素材自体の断熱性や構造上の空気層によって外の冷気を遮断します。

瓦屋根

このように瓦屋根は、1年を通して四季による気候変化の大きい日本の風土にあった屋根材です。

遮音性にも優れており雨音が聞こえにくいのも特徴です。

デザイン性

こちらは、好みにもよりますが、和風のお家に一番相性の良い屋根材は、和瓦ではないでしょうか。より重厚感のある外観にすることができます。

瓦 重厚感

デメリット

耐震性が低い

和瓦の重さは、1㎡あたり45~60kg程あります。スレート屋根の約2倍ほどの重さがあります。

屋根重さ比較耐震

昨今は、大なり小なり地震も多くみられるので、瓦屋根のお家の方が耐震性を気にされ軽量の屋根材に葺き替えるケースも少なくありません。

耐震性を考慮した場合瓦屋根の重さは、かなりのデメリットになってしまいます。

初期費用が高い

他の屋根材に比べ和瓦は、費用が高額です。

材料費は、もちろんですが和瓦の場合、施工にも専門的な知識や技術がいる為、施工費(人工)が他の屋根材よりも高くなってしまいます。

初期費用

上記でもご説明したように、和瓦は塗装によるメンテナンスを行う必要はありませんが、メンテナンスが不要なわけではありません。

下記のような場合を含め定期的な点検とメンテナンスは必要となります。

瓦のずれ・割れ

ガイドライン工法(阪神淡路大震災を受け2001年に設定された地震や台風に強い瓦屋根の施工方法)で施工されていない瓦屋根のほとんdは、瓦桟と呼ばれる木製の土台に瓦を1枚ずつ引っ掛けて瓦同士を噛み合わせながら葺いているます。極端に言えば屋根に載っているだけの状態です。

瓦桟交換工事 施工前

地震や台風などの強風により瓦が剥がれ落ちてしまうことや、外的要因による割れやズレがおきてしまうことがありますので、定期的に専門業者に点検してもらい必要があれば補修を行う必要があります。

大雨

漆喰の劣化・棟のずれ

瓦屋根の漆喰(しっくい)には、屋根の棟瓦を固定する役割があります。

漆喰補修工事 施工中

漆喰とは、消石灰を主とした材料で屋根の棟(むね)と瓦の隙間を埋め、瓦と瓦を接着させる目的で漆喰が塗られています。

耐久性の高い瓦と違い、10年前後で劣化し始めます。放置しておけば崩れ落ちてきます。

漆喰補修工事 施工前
劣化した漆喰

漆喰が劣化してしまうと棟がズレたり、台風などの強風で棟ごと倒壊する危険性もあるので、10年程度で専門業者に点検してもらい、劣化が見られるようであれば、漆喰の詰め直し工事を行わなければなりません。
漆喰の劣化がひどく、すでに棟が崩れてしまっている場合は、棟の取り直し工事を行うケースも多いです。

防水紙の劣化

瓦と野地板との間には、防水紙が貼られています。

この防水紙は、屋根防水の要であり、屋根にとって屋根材よりも重要な役割を果たしています。屋根のルーフィング(防水紙)については、別の記事で詳しく説明していますのでご参照ください。

ルーフィングとは?基礎知識を徹底解説!

屋根にとって最も大切な防水紙ですが、経年により劣化してしまいます。

瓦屋根のメリットの項目でご説明したように、非常に耐久性のある瓦ですが、特徴として瓦と瓦との間に隙間が生じてしまうので、横殴りの雨などでは、他の屋根材に比べても雨水が瓦の下に侵入しやすくなっています。

どんなに瓦が丈夫でも防水紙が劣化を放置してしまうと破れた箇所から雨水が屋根裏へ侵入し雨漏れしてしまいます。20年前後で防水の点検を置こない、破れなどの症状が見られた場合は葺き直し工事もしくは葺き替え工事を行う必要があります。

瓦の耐久年数 ※防水紙を除く

40年~50年

メリット デメリット
耐火性・断熱性・遮音性に優れており、部分的に破損しても一枚の交換で済む。
屋根裏の熱がこもらないので、夏は涼しく冬は暖かい効果がある。
伝統的な日本瓦は、耐久年数が他の屋根材より群を抜いて長く、優れた防音性、断熱性を持つ。
瓦によっては、非常に高額な工事になる可能性があり、施工できる職人が少ない。下葺材や漆喰の定期的な点検などがある程度必要になります。

セメント瓦

セメント瓦とは、セメントと川砂を混ぜ合わせて作られたセメント製の屋根瓦のことです。

現在、日本の住宅で主流となっているスレート屋根材も主原料は、セメントなので広い範囲で考えるとセメント瓦(セメント製の屋根)となります。

粘土瓦に比べると耐久性が劣っていますが、粘土瓦より価格が安く製造が簡単なので、さまざまな形状があり、以前は、多くの住宅の屋根に使用されていました。

アスベストの規制がない1970年から1990年までに販売されたものには、アスベストを含有するセメント瓦も多くありました。

アスベストが含まれていないものでも耐用年数は20〜30年ほどあり、耐久性に優れています。
現在は、ガルバリウム鋼板のような耐久性が高い屋根材が続々と開発され、セメント瓦の新規使用はほぼありません。

メリット

価格が安く製造が簡単

主な原材料が、セメントと川砂で作られており製造も容易なので和瓦に比べ材料費が安価で済みます。

セメント瓦

耐火性に優れている
セメント瓦は、セメントと川砂でできているので可燃物が含まれていないため燃えにくいです。
耐火性に優れているので火事の際、燃え広がるスピードを緩めてくれます。
デザインが豊富

セメントが原料なので形を加工しやすく、様々な形のセメント瓦を製造することができます。

和風に合うような形状だけでなく洋風のデザインもあるので、様々な雰囲気の住宅に合わせることができます。

セメント瓦

デメリット

耐久性・衝撃に弱い

セメント瓦は、主原料がセメントと川砂なので、柔軟性がなく硬く、衝撃には弱いです。

厚みがあるタイプが多いので自然と割れてしまうことは少ないですが、衝撃が加わると割れたり、ひび割れがおきることがあります。

定期的に塗装が必要

セメント瓦は粘土瓦とパッと見、区別が付きづらいですが、粘土瓦と違い瓦自体に防水性はありません。

表面の塗膜がなくなれば、セメントが水分を吸水してしまい劣化していきます。

メンテナンスしなければ、苔や汚れもつきますし、ひび割れも起こします。劣化したままの状態で放置していると基材が割れてしまい、雨漏りに繋がってしまいます。

部分補修が難しい

現在、古いタイプのセメント瓦の製造は中止されています。

もしお家の屋根のセメント瓦が一枚割れてしまったとしても、交換の為に同型のセメント瓦を見つけるのは非常に困難です。

屋根材の問屋が在庫を保管していれば交換も可能ですが、年々少なくなっています。

割れているだけであれば応急処置としてコーキングや板金での補修も可能ですが、劣化が激しい場合は、新しい屋根材に葺き替えなければなりません。

耐久年数

25年~30年

メリット デメリット
粘土瓦より価格が安く製造が簡単 セメント瓦は塗膜がはがれると水分を吸収してしまうため、屋根の耐久性が下がってしまう恐れがあります。
経年劣化によって、セメント瓦は色あせや苔が生える可能性があります。その場合はメンテナンスが必要となります。

トタン

軽量で安価でありながら雨漏りしにくい屋根材です。一昔前までは多くの住宅の屋根や外壁で使われてきました。

”トタン”とは、薄い鉄板に亜鉛メッキを施した板状の金属材の一種です。
正式名称は、亜鉛鉄板・亜鉛引薄鉄板と呼ばれます。

トタン屋根とは、トタンを使用して作られた屋根のことで、住宅のほか倉庫や工場にも使われています。

メリット

費用が安い

コストカット

トタン屋根の一番のメリットが他の屋根材に比べると、費用が安いことです。

材料費が安く施工方法もシンプルなので、材料費・人件費共に抑えることができます。

補修や張り替えの際も材料費・施工費が安いのでコストが抑えられます。

勾配が緩くても施工できる

屋根材には、雨水の流れを計算した上で、使用可能な勾配(屋根の傾斜角度)が決まっています。勾配が緩い(角度が低い)と雨水がうまく流れずに、屋根材の隙間から漏水していまう危険性があるらです。

トタン屋根は、基本的に一枚モノでの施工なので、継ぎ目が少ないの為、勾配が緩い屋根形でも雨漏れの危険性が低いです。

折半屋根
工場などの屋根で使用されている折半屋根

耐震性に優れている

トタン屋根は、他の屋根材に比べ非常に軽量なので、耐震性に優れています

粘土瓦(和瓦)と比べると、その重量は10分の1以下の重さとなり、他の屋根材に比べても非常に軽量です。

軽量な分、屋根への負担が少ないので、耐震性が高く、地震が来ても建物にも大きな負担がかかりません。

耐震

デメリット

メンテナンスしないとサビてしまう

トタンとは、ほぼ鉄板なので、表面の亜鉛メッキや塗膜などのコーティングが劣化したり傷がつくとそこからサビてしまいます。

サビを放置しているとサビが広がり、穴が開いてしまいます。

トタン屋根 サビ

遮音性が低い

建物の構造にもよりますが、基本的にトタン屋根は、下地に直打ちなので、雨が打ちつける音が響きます。

雨音が気になって眠れないようなケースも多くあります。

トタン屋根 勾配

断熱性が低い

遮音性が低い理由と同じですが、基材自体が薄い鉄板だけなので、熱を吸収しやすく熱を通しやすいです。

夏は、暑く。冬は、寒いです。

暑い寒い

耐久年数

10年~20年

メリット デメリット
価格が最も安い屋根材のひとつで、カラーバリエーションが豊富で、軽量なため耐震性に優れている 錆止めや再塗装など定期的なメンテナンスが必要。 防音性・断熱性の低さは他の金属屋根と同じで、衝撃に弱く、傷や凹みが付きやすい

スレート

スレートとは、粘板岩(ねんばんがん)を薄い板状に加工した建築材で、屋根材や外壁材として使用されています。

粘板岩を加工したものは”天然スレート”と呼ばれ、自然の風合いを生かした高級感のある素材ですが、価格が高いため日本では普及していません。

主に日本で普及しているものは、化粧スレートと呼ばれ、セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工したものです。”コロニアル””カラーベスト”などとも呼ばれ、商品名によって呼ばれ方が変わりますが、全く同じものです。

色やデザインが豊富で、材料費が比較的安価で、施工も簡単なため、現在の日本の新築住宅で最も多く使用されている屋根材です。

多く普及しているスレートのサイズは、厚さ約5mmの幅910mm×高さ414mmです。

1㎡あたり20kg程ありますので、60㎡の屋根ですと約1200kgの重さになります。

瓦屋根は、スレートの2倍の重さになります。

上部に釘穴が4ヶ所あり、シングルネイル釘で野地板に打ち付けます。

メリット

価格が安い

上記でもご紹介したように、スレートは、現在日本の新築住宅で最も普及している屋根材です。

理由としては、材料費が比較的安価であり、施工が容易なことが挙げられます。

コストカット

施工できる業者が多い・修理しやすい

新築住宅で一番普及しているだけあり、施工できる業者・職人共に多いです。

施工できる業者が多いので、点検・修理などにも困ることがありません。

スレート自体が多く普及しているので一部の差し替えなどにも対応しやすいです。

屋根職人

重量が比較的軽い

一般的なスレートは、重量が粘土瓦の約半分です。より軽量な金属屋根材もありますが、それでも瓦などの重量級な屋根材に比べ軽いという点で耐震性に優れています。

昨今は、地震も多く見られるので、瓦の重さを気にされて、瓦からスレートに葺き替えるお家も多くも見られます。

デメリット

割れやすい

厚みが5mm程なので、他の屋根材に比べ割れやすいです。スレートが割れてしまうと雨漏れにも繋がります。

経年劣化により割れ・クラック(ヒビ割れ)が発生しますが、施工の際も不用意に体重をかけると割れてしまいます。

定期点検を行う際は、通常ですと屋根上に上がって調査しますが、スレート屋根の場合は、安易に乗せないことをオススメします。

弊社では、高所カメラを駆使して調査を行うことも多いです。

屋根カバー工事 ニチハ アスファルトシングル アルマ 施工前
経年によるクラック

高所カメラ
高所カメラによる調査

耐久性が乏しい

スレート屋根の基材には防水性がない為、表面に防水塗膜がコーティングされています。

紫外線や風雨により塗膜が劣化してしまうと防水性がなくなり、基材が劣化してしまいます。劣化を放置しておくと雨漏りに繋がる場合もあるので、基材が劣化しないように、10年前後のスパンでの塗装による定期的なメンテナンスが必要になります。

なお、一般的にスレート屋根を塗装できるのは、2〜3回と言われています。

塗装できない状態になってしまった場合は、新しい屋根材を上から被せる”屋根カバー工法”と言われる施工方法でのメンテナンスもあります。

屋根カバー工法を失敗しない為の基礎知識

塗装によるメンテナンスができないスレートがある

塗装などのメンテナンスを行えば20〜25年程もつスレート屋根ですが、一部の年代に製造販売・施工されたスレートは、塗装ができない屋根材となっています。

1990年後半〜2004年頃までに製造・施工された屋根材のほとんどは、アスベストの健康被害を危惧し、2004年に定められた規制をクリアする為にアスベストを使用せずに製造・販売されたノンアスベスト屋根材です。

屋根カバー工法 パミール 施工前
代表的な屋根材 ニチハ パミール

1990年後半以前に製造されていた化粧スレートには、アスベストが含まれており、耐久性のあるスレートでしたが、急遽アスベストを使用しなくなった為に、その時期に製造・販売されたものは、どのメーカーの屋根材も耐久性に乏しく不具合が多く報告されました。

現在のスレートには、そのようなことはありませんが、上記の時期に建てられたお家やスレートに葺き替えたお家は、一度専門業者に調査してもらうことをオススメします。

塗装できない屋根材”パミール”の施工方法

耐久年数

20年~25年

メリット デメリット
一部の特殊なものを除いて比較的安価カラーバリエーションやデザインが豊富で、洋風・和風を問わず比較的どんな住宅にもマッチする 膜が劣化すると防水性能がなくなってしまうため、約10年ごとに塗装などのメンテナンスが必要になる。凍害に弱いため、寒冷地には適さない。

アスファルトシングル

瓦葺き替え工事 アルマ

アスファルトシングルは北米で、100年以上前から使用されている定番の屋根材です。
ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付けてある屋根材です。シート状で扱いやすく、複雑な屋根形の屋根でも施工しやすいのが特徴です。
石粒の色によって豊富なカラーバリエーションがあり、洋風な家だけでなく和風の家にもマッチします。
各メーカーから”アルマ” ”オークリッジスーパー” ”リッジウェイ” などの製品が販売されています。

メリット

割れない・錆びない

アスファルトシングルは、柔らかい素材なので、瓦やスレートなどの硬い屋根材のように割れたり、金属屋根材のようにサビついたりしません。
ストーンチップでコーティングしているので、防水性・耐候性・耐久性に優れています。

比較的軽量なので屋根カバー工法にも使用でき、耐震性も高く地震対策にも適した屋根材です。

加工がしやすい

屋根カバー工事 本体工事 アルマ

柔らかいシート状なので、カッターやハサミでも切れます。
複雑な形状の屋根でも施工しやすいので、リフォーム工事にも向いています。

施工価格が安い

コストカット

アスファルトシングルは、他の屋根材に比べて材料費が安く、施工も簡単な為、比較的コストを抑えられます。

遮音性に優れている

静か

アスファルトシングルは、ほとんどのものが表面にストーンチップがコーティングされています。
ストーンチップが緩衝材となり、トタン屋根や金属屋根のように雨音が響きません。

デメリット

強風に弱い

アスファルトシングルは、施工の際、専用のセメント系接着剤と釘やタッカーを使用して、葺いていきますが、セメントの塗布量や圧着作業が不十分だと、台風や突風により風に煽られて剥がれてしまう可能性があります。

さらに屋根材自体が薄く、柔らかいため、反り・破れが起きることもあります。

台風

石粒が剥がれてくる

基材の表面にコーティングされているストーンチップが、経年劣化とともに剥がれて落ちてきます。表面のコーティングが落ちてしまうと機材の劣化や漏水に繋がるので、定期的にメンテナンスが必要です。

屋根カバー工法 ニチハ アルマ 本体工事

耐久年数

15年~20年

メリット デメリット
価格が最も安い屋根材のひとつで、カラーバリエーションが豊富で、軽量なため耐震性に優れている 基材が薄く柔らかく、施工にセメントを使うので、施工が不十分だと剥がれる可能性がある。クリヤ塗装や重ね葺きなどの定期的なメンテナンスが必要。

ガルバリウム鋼板

横暖ルーフαS外壁塗装完成

ガルバリウムとは、”亜鉛の防食機能”と”アルミニウムの耐食性”により錆びを防ぎ、従来の亜鉛メッキ鋼板(トタン)よりも耐久性を大幅に高めたもので、ガルバリウムでメッキを施した鋼板(鉄板)がガルバリウム鋼板です。近年では屋根材や外壁材として多く使われるようになりました。

大きな特徴として、サビに強いということです。

これまでは、鋼板にアルミメッキを施した”トタン”が金属資材として多く使われていましたが、亜鉛メッキが劣化し剥がれると、防食機能が失われ、錆びてしまうという問題がありました。

そこで、亜鉛の防食機能にアルミニウムの保護作用や耐食性を加えることで、自己修復作用を備えたガルバリウムが開発されました。
鋼板にガルバリウムメッキを施したガルバリウム鋼板は、長期間サビにくい、かつ軽量ということで、金属資材のほとんどで使用されています。

ガルバの3倍!SGL鋼板が主流

SGL鋼板

昨今では、ガルバリウム鋼板にマグネシウムを加えたSGL(エスジーエル)鋼板が主流になりつつあります。

SGL鋼板とは、スーパーガルバリウム鋼板の略称で”亜鉛+アルミニウム”で構成されていたガルバリウムに対して、SGL鋼板は、”亜鉛+アルミニウム+シリコン+マグネシウム”で構成されています。

マグネシウムの防錆効果がプラスされ、ガルバリウム鋼板の3倍超の耐食性を実現しました。
とくに、腐食が起こりやすい切断端部や傷部などの腐食抑制効果が大きく、厳しい腐食環境でもガルバリウム鋼板を超える耐食性を誇ります。

ニチハの横暖ルーフアイジー工業のスーパーガルテクトなどで、採用されています。

メリット

耐久性・メーカーの長期保証

長期間サビにくい特徴があるので、耐用年数は25年から30年あります。

建材には、メーカー保証が付いているものが多くありますが、ガルバリウム鋼板のメーカー保証のほとんどは、塗膜15年・赤錆20・穴あき25年とかなりの長期保証となっています。

超軽量・耐震性に優れている

屋根重さ比較

ガルバリウム鋼板の魅力の一つが、軽さです。

地震の多い日本において木造住宅の上部に位置する屋根材の重量は、とても重要になってきます。瓦屋根の1㎡の重さが約60Kgに対しガルバリウム鋼板の1㎡の重さは、約6Kg約10分の1の重さになります。

昨今では、瓦屋根の重さを気にされてガルバリウム鋼板の屋根材に葺き替える方も多いです。

耐風性

台風

台風や強風などの風災にも非常に強いです。ガルバリウム鋼板の屋根材のほとんどは、1枚1枚を噛み合わせてビスで留めていく施工方法するので、ズレたり、飛ばされるという心配が要りません。メーカーによっては、試験上、風速60m以上にも耐えるものもあります。

断熱・遮音性に優れている

ビルドマテリアル デコルーフ 本体工事

ガルバリウム鋼板の屋根材のみを野地板に葺いた場合、トタンと同様に薄い板金なので、断熱効果がなく、屋根裏の温度が上がってしまい室内の温度上昇に繋がります。板金に雨が打ちつける雨音もかなり響いてしまいますが、ウレタンを緩衝材として挟むことにより、断熱性や遮音効果が付与されます。

ガルバリウム鋼板とウレタンが一体型の屋根材も各メーカーから発売されています。

代表的なものだと、ニチハの横暖ルーフやアイジー工業のスーパーガルテクトなどがあります。

↓ニチハ 横暖ルーフαS

http://www.nichiha.co.jp/products/loof/centerloof/loof_a_s/

↓アイジー工業 スーパーガルテクト

http://www.igkogyo.co.jp/lp/galtect/

カバー工法に向いている

屋根カバー工法

ガルバリウム鋼板の屋根材は、既存の屋根の上に新しい屋根を被せる屋根カバー工法に非常に適しています。

カバー工法した際、屋根が二重になり重くなってしまいお家への負担が増えてしまうというデメリットがありますが、ガルバリウム鋼板の屋根材は、軽量なのでお家への負担が少なく済みます。

デメリット

費用が高い

コスト

ガルバリウム鋼板の屋根材は、スレートやアスファルトシングルに比べると材料費が高くなります。

しかし耐久性や、長期保証を考えるとコストパフォーマンスとしては、優れています。

コスパ
凹みや傷が付きやすい

ガルバリウム鋼板の屋根材は、フラットなデザインなものが多く、厚みも薄い為、外部からの衝撃に弱いです。

傷も付きやすいので、施工には注意が必要です。

葺き終わった後に、凹ませてしまったり傷をつけてしまった場合も、ガルバリウム鋼板の屋根材は、軒先から棟方向へ(下から上へ)と1枚1枚噛み合わせながらビス留めして葺いていきます。(縦葺きは、端から端)葺き終わった屋根材に凹みや傷がついてしまって、その箇所だけ交換するということができないので、補修費用が嵩みます。

デザインが単一

ニチハ 横暖ルーフαS 施工後

ガルバリウム鋼板の屋根材は、デザインがシンプルなものが多く、意匠性や重厚感には、かけます。

逆にシンプルなデザインがお好みの方には、ピッタリです。

耐久年数

25年~30年

メリット デメリット
耐久性や耐候性能が高く、不燃材料なので防火性能に優れている。またカラーバリエーションが豊富 鋼板自体は薄いので断熱性が低く、断熱対策が必要。防音性が低いため、雨音が大きかったり、薄いため衝撃に弱く、硬いものがあたると凹む場合がある。

石付きガルバリウム鋼板 ジンカリウム鋼板

ルーフタイルジャパン一閃

石付き金属鋼板とは、その名の通り上記でご説明した”ガルバリウム鋼板にストーンチップがコーティングされている屋根材”です。

”ジンカリウム鋼板” ”ストーンチップ鋼板” ”石粒付き鋼板” ”自然石粒付き鋼板” ”自然石粒付き化粧鋼板”と様々な名称で呼ばれていますが、基本的な構造はどれも一緒で、各メーカーから様々な商品が販売されています。

ガルバリウム鋼板ジンカリウム鋼板の違いは、簡単に言ってしまえば、アメリカ商標登録がガルバリウム鋼板で、オーストラリア商標登録がジンカリウム鋼板です、どちらも鋼板にアルミニウム・亜鉛・シリコンでメッキを施した鋼板です。

メリット

耐久性・メーカーの長期保証
そのままでも耐久性のあるガルバリウム鋼板などに、ストーンチップでコーティングしてある石付き金属屋根は、傷が付きづらく、紫外線やサビにも強く耐久性が高いです。
耐用年数は30年以上あり、メーカー保証が30年の製品も数多くあります。
塗り替えメンテナンスが不要

塗装不要

製品にもよりますが、ストーンチップに天然石が使用されているものや、瓦と同じように釉薬を焼き付けた着色の場合、色褪せがほとんどなので、塗装によるメンテナンスを必要としません。

断熱性
くつろぐサンタ
コーティングしてあるストーンチップが熱の伝わりを防ぎます。
また、施工の際にの野地板と屋根材との間に隙間が生まれ、の空気層が断熱材の代わりとなるので、屋内に暑さ・寒さが伝わりにくいです。
軽量・耐震性に優れている

屋根葺き替え工事 一閃 施工中

瓦やスレートよりも軽量のため、建物にかかる負荷が少なく、耐震性に優れています。
重い瓦屋根からの葺き替えや、スレート屋根などのカバー工法にもおすすめです。

防音性に優れている

大雨

表面にコーティングされたストーンチップが緩衝材となり雨音を吸収するため、防音性にも優れています。
トタンやガルバリウム鋼板のように雨音が室内に響きにくい屋根材です。

デメリット

費用が高い

コスト

ガルバリウム鋼板が他の屋根材に比べ材料費が高額な上にストーンチップが、コーティングされている石付き金属屋根材は、材料費が高くなってしまいます。
ほとんどの製品が海外製のため代理店経由の販売なのでコストも割高です。
耐久年数

25年~35年

メリット デメリット
耐久性や耐候性能が高く、軽量なので、耐震性にも優れ、遮熱・遮音にも優れている。 一般的な屋根材に比べて費用が高い。施工できる業者が少ない。

まとめ

以上、簡単では、ありますが屋根材の種類について解説させて頂きました。

これらは、大きく分けた屋根材の種類であって細かく分類すると、まだまだ多くの屋根材が存在します。そしてこれからも日々、建築業界の技術は進歩していますので、より高耐候な新しい屋根材も開発されていくでしょう。

いずれにせよ、屋根をメンテナンスするには、屋根だけではなく建物自体の状況や立地によって、選ぶメンテナンス方法は、変わってゆきます。

お住まいの屋根が少しでも気になっているのであれば、お近くの専門業者に一度診てもらいましょう。

皆様のお住まいのを守る大事な屋根だからこそ、絶対に後悔しない素晴らしい屋根リフォームになるお力添えが出来れば幸いです。

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