埼玉入間市K様邸 屋根葺き替え ニチハ アルマ 外壁塗装 プレマテックス タテイルα 雨樋交換 シビルスケアPC-50
2022.06.25 (Sat)
入間市K様邸 施工データ
| 工事内容 | 屋根葺き替え工事 ニチハ アルマ 外壁塗装工事 プレマテックス タテイルα 雨樋交換工事 パナソニック シビルスケアPC-50 |
|---|---|
| 築年数 | 築40年 |
| 施工日数 | 28日間 |
| 工事金額 | 229万円 |
| メーカー・商品 | 屋根:ニチハ アスファルトシングル アルマ |
お客様のご要望
今回は、屋根葺き替え工事のお客様のご紹介です。
築年数は約40年。1階の部屋から雨漏りが発生してしまったのに加え、おそらく数年前の豪雪の影響で2階の雨樋が傾いてしまいそこからこぼれた雨水が1階部分の瓦棒屋根に落ちる音に大変悩まされている状態でした。新聞の折り込みチラシでナタリールーフを知り、お問い合わせいただきました。早速現地調査を開始します!
担当者より

担当営業 井沢 愛理
早速現地調査を開始します!雨漏りしている部屋は1階で下屋根が原因の雨漏りのようでした。雨漏りしているということは中のルーフィング(防水紙)が劣化してしまっている可能性が高く、また大屋根は瓦屋根で棟の漆喰も劣化で崩れてしまっており、割れている箇所も見受けられた為大屋根下屋根合わせて葺き替え工事を提案いたしました。
葺き替え工事とは既存の瓦屋根を撤去してから野地板を増し貼りし、新しいルーフィングと屋根材を葺いていく屋根リフォーム工事です。
屋根葺き替えの際は新しく増し貼りした野地板(構造用合板・ラーチ)にタッカー(建築用の大型のホチキスのような道具)でルーフィングを貼ります。
屋根材に隠れてしまいますが屋根の防水の役割を担っているルーフィング(防水紙)は屋根リフォーム工事にあたって最重要といっても過言ではありません。
※ルーフィングの詳しい参考記事 ルーフィング(防水紙)の種類や重要性について をご覧ください。
使用させていただくルーフィング(防水紙)は
TAJIMA PカラーEX です。

↓TAJIMA PカラーEXオフィシャルサイト
https://www.tajima.jp/juken/index02_02.html
改質アスファルトルーフィングとして、優れた基本性能とコストパフォーマンスを誇る下葺材になります。
その下葺き材の上から使用する屋根材は、ニチハ アルマ です。

ニチハ アルマは、アスファルトシングルと呼ばれる屋根材です。
北米などで100年以上前から使用されている定番の屋根材となっています。日本では建築基準法の改正によって使用することが認められたため、マンションや戸建て住宅の屋根に使われるようになりました。
アスファルトシングルは、ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。
シート状で扱いやすく、複雑な屋根形状でも施工することができます。石粒の色によってさまざまなカラーバリエーションがあり、洋風な家だけでなく日本家屋にもマッチします。
耐用年数は15~20年とされており、弊社の自社保証も10年付けさせて頂いております。
数ある屋根材の中でもコストパフォーマンスに優れた屋根材となっております。
↓ニチハ アスファルトシングル アルマ オフィシャルサイト
https://www.nichiha.co.jp/products/loof/armor/
⏬アルマの施工の様子がわかる動画です。
また2箇所ある下屋根のうち1箇所は瓦棒屋根で全体が錆びている状態でした。勾配が緩く、シングルを葺くのはお勧めできなかったことから瓦棒屋根と同じ立平葺きを提案させていただきました。
使用する屋根材は ビルトマテリアル デコルーフ です。

デコルーフは、ガルバニウム鋼板で作られているBMかんごう式縦平葺屋根材です。
ガルバニウムなのでアルミやステンレスと同じように非常にサビない素材となっています。
↓ビルトマテリアルデコルーフ オフィシャルサイト
https://www.built-material.co.jp/product/280
K様が一番気にされていた雨樋はやはり歪んでおり、雨水が流れず溜まってしまっている状態でしたので交換工事をご提案させていただきました。
使用する雨樋はパナソニックのシビルスケアPC-50です。



シビルスケアPC-50は、アイアン素材だから実現した二重曲線のシンプルなフォルムが特徴です。
↓Panasonic シビルスケア PC-50 オフィシャルサイト
https://sumai.panasonic.jp/amatoi/aian/lineup/s09_si_pc77_01.html
外壁は、チョーキング・クラック・塗膜の剥離がみられました。チョーキングとは、外壁を指で触った際に白い粉がつくことをいいます。雨や紫外線により塗料に含まれる合成樹脂が分解され、塗料に含まれる顔料が粉状になって表面に現れる現象です。放置しているとモルタルの劣化がクラックも徐々に広がり、内部に雨水が侵入する恐れがあります。
外壁塗装はお家の美観にだけではなく、紫外線や雨風からお家を保護する防水の役割も果たします。塗料によっては、防カビ、遮熱などの機能でお家を守ることが可能です。ですので、お家の外壁は10年〜13年の間に塗装する必要があります。
調査のご報告をさせて頂いた結果、当初は屋根工事と雨樋交換工事のみをお考えのようでしたがせっかく足場をかけるのなら!ということで外壁も併せて施工をお任せして頂きました。
使用する塗料は プレマテックス タテイルαPE(プレミアムエディション) です。

超耐候性とフレキシブル性を併せ持つ〈タテイルα〉
ガラスと同じ珪石(石英)を原料とする紫外線に強い合成樹脂を採用し、〈5つのステージコントロール技術〉で多重ラジカルを制御、超耐候性から実現できるライフルコストの低減を実現した、無機塗料と有機塗料のハイブリット塗料、フッ素をも上回り「塗るタイル」といわれる弱溶剤2液超低汚染方無機塗料です。
↓プレマテックス タテイルαPEオフィシャルサイト
https://www.prematex.co.jp/products/topcoat/tateil-alpha/
それではお任せいただいた屋根葺き替え工事・雨樋交換工事・外壁塗装工事3つの工事の施工の様子をご覧ください。
施工前、施工後写真
工事写真レポート

施工前 瓦屋根
大屋根と一部の下屋根は瓦屋根です。
築年数も経っていますが瓦自体は丈夫な為遠目からでは劣化に気づくのは難しいです。

施工前 本棟
本棟の下あたりに見えるのが漆喰です。ひび割れが見受けられます。
施工前 漆喰
漆喰部分は劣化により崩れてきてしまっています。
施工前 下屋根瓦屋根
下屋根の瓦屋根も壁との取り合い部分にクラックが見受けられる上に棟がずれてしまっています。
施工前 下屋根瓦屋根
瓦の一部は割れてしまっており、中に水が侵入してしまう要因です。
足場着工
今回のリフォーム工事を施工するにあたってまずは仮設足場を建てていきます。
足場はお客様と職人お互いが安心・安全に作業する上で必要なものです。
瓦撤去
瓦屋根を撤去していきます。
1枚約3Kg前後の瓦を丁寧に剝がしていきます。
K様邸で使用されていた瓦は約1300枚。単純計算ですが3.25t(3250㎏)もの重さが建物自体にかかっていたことになります。
屋根が軽量になるため建物への負担を減らせることができるのが葺き替え工事の最大のメリットといえます。
下屋根 瓦屋根
下屋根の瓦も撤去していきます。
棟部分から瓦を降ろしていきます
棟をはがすと出てくるのが棟を支えていた台土です。
瓦撤去 瓦桟撤去
瓦を剥がし終えると瓦をひっかけて固定するための瓦桟が出てきます。コチラも撤去していきます。
瓦撤去 既存ルーフィング撤去
灰色の布のようなものがルーフィング(防水紙)になります。劣化してしまっているのが目に見えてわかります。ルーフィングが劣化してしまうと防水効果が薄れ、雨漏り一因になってしまいます。
瓦撤去 杉板
すべて撤去し終えたら清掃をします。杉板は木材のため経年劣化で瘦せてしまっており隙間があいているのが分かります。
瓦撤去 杉板
下屋根も瓦桟、ルーフィングを撤去します。

野地板 増し貼り
新しい野地板を貼っていきます。12㎜厚のラーチ合板を使用。
ルーフィング(防水紙)
野地板を全面綺麗に貼り終えました。既存の野地板と新規の野地板で屋根の強度も上がります。
ルーフィングを敷いていきます。
ルーフィングは屋根の防水の要といえる箇所です。棟などは既定の重なり幅になるよう確認しながら敷いてきます。
下屋根 ルーフィング(防水紙)
下屋根もルーフィングを敷いていきます。
下屋根 ルーフィング(防水紙) 壁取り合い
下屋根の壁との取り合い部分は雨漏りが起こりやすい箇所です。雨漏りしないためにルーフィングをしっかりと役物に隠れる分立ち上げて役物を取り付けていきます。
役物取り付け ケラバ水切り
軒先やケラバに役物を取り付けていきます。
水切りによって内部に水が入ってしまうことを防ぎます。
軒先やケラバを板金で固定して、屋根材が飛ばされないようにするという重要な役割もあります。
屋根葺き替え工事 ニチハ アルマ 本体工事
本体を葺いていきます。
アスファルトシングルは、ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。
シート状で扱いやすく複雑な屋根形状にも施工することができる屋根材です。
屋根葺き替え工事 ニチハ アルマ 本体工事
徐々に葺き上がってきました!
まずは半分、その後反対側の屋根を施工していきます。
屋根葺き替え工事 下屋根 ニチハ アルマ 本体工事
下屋根も葺き上がってきました!屋根の形状に合わせその場で職人が加工して葺いていきます。
屋根葺き替え工事 ニチハ アルマ 本体工事
全体が綺麗に葺きあがりました。

下屋根 壁取り合い
下屋根の壁との取り合いもしっかりと納まりました。
雨水が侵入しない様、しっかりと取り付けます。
下屋根 棟施工
下屋根の棟を施工していきます。
棟板金を固定するための下地、貫板を取り付けていきます。
棟施工 換気口
大屋根も棟を施工していきます。
換気口の部分はしっかりと換気が出来るようルーフィングをサンダーでカットしております。
棟施工 棟包み
貫板と呼ばれる下地を取り付けてから棟包みを取り付けていきます。
中央の板金が換気部材になります。
下屋根 完工
綺麗に葺き上がりました。
棟施工
棟換気を施工して大屋根・一部下屋根の瓦屋根葺き替え工事は完工です。
施工前 下屋根
もう一か所の下屋根です。材質は瓦棒屋根でした。全体が錆びており、目に見えて劣化が分かります。
瓦棒屋根 撤去
瓦棒屋根を撤去していきます。
K様邸ではこの下屋根にバルコニーが乗っていたのですが
バルコニーの下にも屋根があるのでバルコニーの床板を一度外し、葺き替え工事を行っていきます。
瓦棒屋根 野地板(コンパネ)増し貼り
撤去を終えたら野地板を増し貼りしていきます。この下屋根の杉板も痩せてしまっていて隙間があいています。
屋根葺き替え工事 デコルーフ 本体工事
本体を葺いていきます。下屋根に使用した屋根材はビルトマテリアル デコルーフ333。デコルーフはガルバニウム鋼板で作られているBMかんごう式縦平葺屋根材です。
屋根葺き替え工事 棟施工
全体を葺き終えたら下屋根も棟を納めていきます。

屋根葺き替え工事 バルコニー取り合い
バルコニーの脚部分からも雨水が侵入しない様、しっかりと納めます。
最後にバルコニーの床材を再び取り付けていきます。
屋根葺き替え工事 下屋根 デコルーフ
綺麗に葺き上がりました。
外壁塗装工事 施工前
K様邸の外壁にはツタが生えてしまっている状態でした。
外壁塗装工事 施工前 チョーキング
外壁はチョーキング白亜化現象)が起きていました。
塗膜がはがれてしまっている状態です。
外壁塗装工事 施工前 クラック
クラックも数か所見受けられました。このままにしておくとクラックから雨水が侵入し雨漏れが発生する可能性もあります。
外壁塗装工事 施工前 付帯部
バルコニーの手すりなどの付帯部も錆びてしまっている状態でした。
外壁塗装工事 植物除去
まずはツタをサンダーで撤去していきます。
外壁塗装工事 高圧洗浄
経年劣化で付着した汚れを高圧洗浄で落としていきます。しっかりと汚れを落とし新しい塗料の食いつきを良くします。
外壁塗装工事 養生
非塗装部に誤って塗装しない・また塗料が付着してしまうのを防ぐために養生をしていきます。
外壁塗装工事 下塗り
下塗りから行っていきます。
外壁塗装工事 中塗り
中塗りを行っていきます。
外壁塗装工事 上塗り
上塗りを行います。最も強度を発揮する適正膜厚というものが3層3回塗りを行うことによって形成されます。なので塗装工事は下塗りから3回塗り重ねます。
付帯部塗装工事 ケレン
付帯部も塗装していきます。下地調整の役割を持つケレンを行っていきます。
付帯部塗装工事 軒天井
付帯部の塗装工事を行っていきます。
付帯部塗装工事 バルコニー手すり
赤く錆びてしまっていたバルコニーの手すりも綺麗に塗り上がりました。
外壁塗装工事 施工後
綺麗に塗り上がりました。

雨樋交換工事 施工前
現地調査時の雨樋です。軒樋が折れてしまっています。
雨樋交換工事 施工前
コチラは瓦棒屋根の雨樋です。
経年劣化により水や泥が溜まり流れていません。
雨樋交換工事 既存雨樋撤去
既存の雨樋と支持金具を撤去していきます。
雨樋交換工事 既存雨樋撤去
雨樋は長いのでノコギリでカットして撤去していきます。
雨樋交換工事 支持金具取付け
新しい雨樋を固定するための支持金具を取り付けていきます。
竪樋にしっかり雨水が流れるよう、緩く勾配を取ります。
雨樋交換工事 雨樋取り付け
Panasonic シビルスケア PC-50を取り付けていきます。
雨樋交換工事 雨樋取り付け
綺麗な雨樋へと付け替えが完了しました。
完了検査
工事が完了したら完了検査を行います。
ナタリールーフでは工事内容が多い場合は中間での完了検査も行っております。
施工後 全景
綺麗に葺き上がりました。
グレーの瓦屋根からキャメルの明るい屋根へ生まれ変わりました。
ナタリールーフでは、工事完了後
3ヶ月・6ヶ月・1年・1年毎に定期点検に伺わせて頂きます。
これからも長いお付き合いをさせて頂ければと思います。
ありがとうございました!






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