入間市S様邸 屋根カバー工事 ニチハ アスファルトシングル アルマ 波板交換工事 トタン屋根塗装工事
2022.12.07 (Wed)
入間市 S様邸 施工データ
工事内容 | 屋根カバー工事 ニチハ アスファルトシングル アルマ |
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築年数 | 築45年 |
施工日数 | 19日間 |
工事金額 | 109万円 |
メーカー・商品 | 屋根:ニチハ アスファルトシングル アルマ |
波板交換工事 | トタン屋根塗装工事 |
お客様のご要望
今回は屋根カバー工事をご依頼頂いたお客様のご紹介です。
約20年前にスレート屋根に張り替えリフォームを行っていましたがご自身の目で見ても劣化が気になるということで屋根専門店ナタリールーフへお問い合わせいただきました。
お客様が気になられている屋根を調査していきます。
担当者より
担当営業 井沢 愛理
ご依頼いただいた屋根の調査を行っていきます。既存の屋根材は約20年前に張り替えたスレート材でしたが張り替えてからも年数が経っているため経年劣化が進行しており、大屋根部分の棟板金はビスが緩んで棟板金が浮いてしまっていました。コーキングも劣化のため棟板金とケラバ包みの接合部には隙間が生じている状態でした。またスレートの浮き・割れも見受けられました。屋根材が割れてしまっているとそこから雨水が浸水し下地の劣化の一因になってしまいます。
屋根(大屋根)
棟板金のビスが抜けてきています。
スレート(屋根材)が浮いてしまています。
屋根(下屋根)
苔が発生してしまっています。
また下屋根は大屋根同様防水性がなく、苔が発生している状態でした。今回は屋根のメンテナンスをご希望でしたので葺き替えよりも既存スレートの撤去費用がないためコストがかからず、既存の屋根を活かすことで二重の防水となる屋根カバー工事をご提案させていただきました。
屋根カバー工法とは既存の屋根材の上から新しい防水紙を貼り、超軽量の屋根材を被せる工法です。
その他にもバルコニーの屋根部分の波板は劣化が激しく割れてしまっており、トタン部分の屋根も著しく劣化はしていないものの塗膜が薄れ汚れが付着している状態でした。そのため、屋根カバー工事と合わせて波板交換工事とトタン屋根塗装もご提案。
波板・トタン屋根
長年の劣化で割れてしまっています。
トタン屋根にも汚れが付着しています。
以上の調査結果をご報告し、屋根カバー工事・波板交換工事・トタン屋根塗装工事をご依頼いただきました。
現状のご自宅の状態やご希望の耐用年数などをしっかりヒアリングした上でS様邸に合った屋根材をご提案。
まずはルーフィングです。屋根材の下地に使用する防水紙のことを指します。屋根材に隠れてしまいますが屋根の防水の役割を担っているルーフィング(防水紙)は屋根リフォーム工事にあたって最重要といっても過言ではありません。
※ルーフィングの詳しい参考記事 ルーフィング(防水紙)の種類や重要性について をご覧ください。
使用させていただくルーフィング(防水紙)は
TAJIMAルーフィング PカラーEX+ です。
汎用タイプの改質アスファルトルーフィングとして、優れた基本性能とコストパフォーマンスを誇る下葺材です。
↓TAJIMAルーフィング PカラーEX+オフィシャルサイト
https://www.tajima.jp/juken/index02_02.html
ルーフィングの上に使用させて頂く屋根材は ニチハ のアルマをご提案。
ニチハ アルマは、アスファルトシングルと呼ばれる屋根材です。
北米などで100年以上前から使用されている定番の屋根材となっています。日本では建築基準法の改正によって使用することが認められたため、マンションや戸建て住宅の屋根に使われるようになりました。
アスファルトシングルは、ガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。
シート状で扱いやすく、複雑な屋根形状でも施工することができます。石粒の色によってさまざまなカラーバリエーションがあり、洋風な家だけでなく日本家屋にもマッチします。
耐用年数は15~20年とされており、弊社の自社保証も10年付けさせて頂いており、数ある屋根材の中でもコストパフォーマンスに優れた屋根材となっております。
↓ニチハ アスファルトシングルアルマオフィシャルサイト
https://www.nichiha.co.jp/products/loof/armor/
⏬アルマの施工の様子がわかる動画です。
波板は優れた耐衝撃性・透明性・耐寒、耐熱性・耐候性を兼ね備えたポリカーボネート樹脂製波板
住友ベークライトのポリカナミを使用。
↓住友ベークライト ポリカナミオフィシャルサイト
https://www.sumibe.co.jp/product/plate/polycarbonate/policanami/index.html
それでは、施工の様子をご覧ください。
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施工前、施工後写真
工事写真レポート
仮設足場架け
リフォーム工事にあたり仮設足場を架けていきます。高圧洗浄 養生
高圧洗浄をする際に近隣の住宅への飛散を防ぐため養生を行います。高圧洗浄
既存の屋根材の上に新しいルーフィングを敷いていくため、高圧洗浄で苔などの汚れをしっかり落とします。屋根カバー工事
屋根カバー工事を施工していきます。既存役物撤去
既存の棟板金・雪止めなど役物と呼ばれる部材を撤去していきます。ルーフィング(防水紙)
既定の重なり幅を確認しながら新しいルーフィングを屋根全体に敷いていきます。役物取り付け
ルーフィングを敷き終えたら軒先を板金で固定し屋根材が飛ばされないようにする重要な役割を担っている役物(改修用スタータ)を取り付けていきます。ニチハ アルマ 本体工事
本体の施工を行っていきます。
今回使用する屋根材 ニチハ アルマを軒先から葺いていきます。ニチハ アルマ 本体工事
全体が葺き上がりました。
S様邸で使用したニチハ アスファルトシングル アルマはガラス基材にアスファルトを浸透させ、表面に石粒を吹き付け接着してある屋根材です。シート上で扱いやすく複雑な屋根形状にも施工することができる屋根材です。ニチハ アルマ ケラバ包み
全体を葺き終えたらケラバ(妻側)部分にケラバ包みを取り付けていきます。棟施工 タフモック(樹脂下地)
棟の施工を行っていきます。通常棟板金を固定するための下地には木材を使用することが多いですがどうしても湿気や経年劣化で劣化してしまいます。そのため弊社では樹脂製のタフモックを採用。樹脂製ですので腐食に強く、木材のように痩せたりせず長期に渡り棟板金を固定するビスや釘を固定します。棟施工 棟包み
棟包みを取り付けていきます。棟施工
棟の施工が完了しました。棟施工 納め
ケラバ部分の上から被せるように棟を納めることで雨水の侵入を防ぎます。下屋根 役物撤去
下屋根も大屋根同様施工していきます。まずは既存役物を撤去していきます。下屋根 ルーフィング
ルーフィングを敷いていきます。本体工事 ニチハ アルマ
壁との取り合いは専用の役物を取り付け、雨水の侵入を防ぎます。本体工事 ニチハ アルマ
本体を葺いていきます。本体工事 ニチハ アルマ
全体が葺き上がりました。棟施工 タフモック(樹脂下地)
下屋の棟部分にもタフモックを使用し棟を施工していきます。棟施工 棟包み
棟包みを取り付けていきます。雨押え 養生
壁との取り合い部分は雨水が侵入しないよう、コーキングを充填します。
壁にコーキングが付着しないよう養生を行います。コーキング 納め
コーキングを充填し乾燥期間を空け、施工が完了しました。波板交換工事
次に波板交換を施工していきます。既存波板撤去
既存の波板を撤去し、清掃を行います。新規波板取り付け
新しい波板を取り付けていきます。
使用材料 住友ベークライト ポリカナミ波板交換工事 施工後
新しい波板の取り付けが完了しました。
住友ベークライトのポリカナミは優れた耐衝撃性を有しており、表面の特殊処理により紫外線もカット。ベランダの屋根材にぴったりです。トタン屋根塗装
トタン屋根の塗装を行っていきます。ケレン(下地調整)
ケレンと呼ばれる下地調整を行っていきます。
塗装部分の下地を均すことで塗料が均一にのります。トタン屋根塗装 錆止め
塗装を行っていきます。
まずは錆止めを塗っていきます。トタン屋根塗装
錆止めを塗り終えたら乾燥期間を設け、中塗り、上塗りを行っていきます。トタン屋根塗装
ローラーが入らない部分は刷毛で丁寧に塗っていきます。トタン屋根塗装
綺麗に仕上がりました。
以上でご依頼いただいていたすべての工事が完了しました。施工後 屋根 波板
屋根・波板共に綺麗に仕上がりました。
施工後 全景
ナタリールーフでは工事完了後3ヶ月・6ヶ月・1年・1年毎に定期点検に伺わせていただきます。
これからも長いお付き合いをさせていただければと思います。この度はナタリールーフにご依頼頂きありがとうございました!