埼玉県日高市K様邸 陶器瓦葺き替え工事 ルーフタイルジャパン一閃
2024.02.09 (Fri)
日高市K様邸 施工データ
工事内容 | 屋根葺き替え工事 ルーフタイルジャパン 一閃 |
---|---|
築年数 | 築50年 |
施工日数 | 22日間 |
工事金額 | 300万円 |
メーカー・商品 | 田島ルーフィング PカラーEX+プラチナスタイル ルーフタイルジャパン 一閃 ブラック |
お客様のご要望
今回は、和瓦の葺き替え工事をご依頼頂いたお客様のご紹介です。
天井から雨漏りしてきたので屋根が原因と考え調査を依頼しました。
担当者より
担当営業 樋口 健
雨漏りしているということで、まずは屋根を調査していきます。
屋根裏へ上がることができたので点検口から入らせて頂きます。
屋根裏から屋根を見上げると屋外の光が無数、差し込んでいました。これは、防水紙に隙間が開いたり破けてしまっている時に起こる状態です。
1箇所程度であれば部分補修も可能ですが、全体的となると防水紙を張り替えるしかありません。
瓦屋根の重さも気にされていたのでこの機会に軽量な屋根へと屋根葺き替え工事をご提案させて頂きました。
葺き替え工事とは既存の瓦屋根を撤去してから新しいルーフィングと屋根材を葺いていく屋根リフォーム工事です。
屋根葺き替えの際は野地板(構造用合板・ラーチ)にタッカー(建築用の大型のホチキスのような道具)でルーフィングを貼ります。
屋根材に隠れてしまいますが屋根の防水の役割を担っているルーフィング(防水紙)は屋根リフォーム工事にあたって最重要といっても過言ではありません。
※ルーフィングの詳しい参考記事 ルーフィング(防水紙)の種類や重要性について をご覧ください。
使用させていただくルーフィング(防水紙)は
TAJIMAルーフィング PカラーEX+プラチナスタイル です。
↓TAJIMAルーフィング オフィシャルサイト
https://www.tajima.jp/juken/index02_02.html
合成繊維不織布を主基材とし、改質アスファルトを使用した“脱ラグ原紙”ルーフィング。
Pカラーシリーズの最上級品で、強度・寸法安定性等が優れる改質アスファルトルーフィングです。
ルーフィングの上に使用させて頂く屋根材は ルーフタイルジャパンの一閃をご提案。
”天然石粒+ガルバリウム鋼板”のデザイン性・高耐久・耐風性に優れた世界基準の屋根材です。
天然の石を使用しているので、経年しても表面の色褪せや劣化がほとんどない屋根材です。
メーカー保証は、なんと30年の長期保証 ナタリー自社保証も15年付きます。
↓ 一閃の作業工程がわかる動画です。
それでは施工の様子をご覧ください!
施工前、施工後写真
工事写真レポート
施工前 和瓦
施工前の状態です。
周りに畑が多いので、砂埃で汚れてしまっています。施工前 和瓦
丈夫な和瓦ですが、経年によりヒビが入っています。施工前 屋根裏
屋根裏に入って確認したところ、外の光が漏れています。防水紙が劣化し隙間が開いてしまっているからです。施工前 屋根
室内にも雨染みが出てしまっています。足場着工
足場の組立作業です。
弊社では、安全と職人の作業効率を考えビケ足場を使用しております。
落下や飛散などないよう、しっかりと養生シートを張ります。瓦 撤去 熨斗
まずは、熨斗瓦から撤去していきます。瓦止め施工によりシーリングしてあるので撤去作業に倍の労力がかかります。瓦 撤去 葺き土
熨斗瓦を撤去すると葺き土が出てきます。これらもかなりの量になります。瓦 撤去 熨斗
棟が撤去できました。瓦 撤去
桟瓦を上から撤去していきます。瓦 撤去
和瓦は、一枚約2.7kgあります。
瓦 撤去
数枚ずつ重ねてから地面に下ろしていきます。溜めた瓦を数枚ずつ運ぶのは大変な作業です。桟木・防水紙 撤去
ようやく瓦を撤去し終えたら桟木を撤去していきます。瓦を屋根に引っ掛ける為の木下地のことです。防水紙 撤去
桟木を撤去しつつ防水紙を撤去します。防水紙の状態
防水紙の状態です。
経年劣化により、防水の役目を果たしていません。これでは屋内に雨水が直結してしまいます。撤去後
古い防水紙を撤去し綺麗に掃除します。この時代の屋根には杉板と呼ばれる野地板が使われていました。新規野地板貼り
綺麗に掃除した後は、新規の野地板を貼っていきます。
ラーチ合板、12mmです。新規野地板貼り
新規の野地板が綺麗に貼り終わりました。ルーフィング貼り
既存のルーフィングを撤去した後、新しいルーフィングを敷いていきます。ルーフィングは屋根の防水の要なので、しっかり丁寧に規定の重なり幅を確認しながら敷いていきます。
ルーフィング貼り
田島ルーフィングのPカラーEX+プラチナスタイル
Pカラーの最上級品です。軒先役物取り付け
防水紙を敷き終わったら、軒先やケラバに役物を取り付けていきます。
軒先を板金で固定して、屋根材が飛ばされないようにするという重要な役割もあります。役物取り付け(ケラバ)
役物を取り付けることによって内部に水が入ってしまうことを防ぎます。ルーフタイルジャパン一閃 本体工事
役物の取り付けが終わったら本体を葺いていきます。
一閃は、専用ビスで留めていきます。ルーフタイルジャパン一閃 本体工事
一枚一枚しっかりとビスで固定します。
使用させて頂く”一閃”は、ガルバリウム鋼板に天然石が塗布してあるデザイン性・高耐久・耐風性に優れた屋根材です。ルーフタイルジャパン一閃 本体工事
綺麗に葺き上がってきました。面積が大きいので大変な作業です。ルーフタイルジャパン一閃 入母屋
昔ながらの構造なので入母屋周りも特殊です。
いつも通りの施工とはいきません。職人の腕が必要な箇所です。ルーフタイルジャパン一閃 ケラバ包み
本体と同じ素材のケラバ包みを取り付けます。
ビスの部分は同質の石でコーティングする為、他の屋根材より美観にもこだわりを感じられます。棟施工 シールテープ
本体が葺き終わったら、棟板金の施工に入ります。
まずシールテープと呼ばれる部材を取り付けます。雨などの吹き込みに対しての縁切りの役割があります。換気口には専用の棟換気イコタイルベンツを取り付けていきます。棟施工 棟換気イコタイルベンツ
古い屋根には棟換気が備わっていないので、新規に棟換気を取り付けます。一閃専用の棟換気イコタイルベンツを取り付けていきます。棟施工 棟用スペーサー
その上に棟用スペーサーを取り付けます。同質棟包みを固定する為の役物です。
棟包みをガッチリ固定します。棟施工 同質棟包み取り付け
棟用スペーサーに同質の棟包みを専用ビスで取り付けます。
ビスや棟包みの繋ぎ目などにシーリングしストーンチップをまぶして施工完了です!一閃 施工後 ケラバ
同質ケラバも綺麗です。一閃 施工後 雨押さえ
雨押さえ箇所も綺麗に納まっています。一閃 施工後 谷箇所
一閃は、谷板金に同質カバーを取り付けます。
同質にすることで統一感が増します。一閃 施工後
全ての工事が終わり最終完了検査も終わりました!
弊社では、中間検査、完了検査と数回の検査を行います。一閃 施工後
ブラックの石付の屋根材とあってシックな仕上がりになりました。棟も同質棟のため統一感がより一層高まります。一閃 施工後 清掃
最後は、雨樋の中やお家の周りをしっかり清掃します。
ナタリールーフでは、工事完了後6ヶ月・1年・1年毎に定期点検に伺わせて頂きます。
これからも長いお付き合いをさせて頂ければと思います。
ありがとうございました!
私が担当しました!
営業
彦田 貴充TAKAMITSU HIKOTA
- 趣味
- 野球観戦、釣り
- お客様への一言
- 一軒一軒100%の力を注ぎます!!
屋根職人
田渕 光HIKARI TABUCHI
- 趣味
- メダカ飼育・パソコン
- お客様への一言
- 屋根のことばかり考えています。
屋根は下から見えないところなので、お客様に安心して頂けるように誠実な工事を心掛けています。
屋根職人
田渕 優YUU TABUCHI
- 趣味
- 車・バイク・キャンプ
- お客様への一言
- 屋根工事に誇りを持って日々取り組んでいます。
屋根に対する情熱は誰にも負けません!
屋根職人
諏佐 貴利TAKATOSHI SUSA
- 趣味
- 音楽鑑賞、買い物
- お客様への一言
- 全てのお客様に満足していただけるように丁寧な作業を心掛けます!!