東京都小平市様S邸　スレート葺き替え工事ルーフタイルジャパン一閃　雨樋交換PanasonicシルビスケアPC50｜施工事例｜ナタリールーフ

東京都小平市様S邸　スレート葺き替え工事ルーフタイルジャパン一閃　雨樋交換PanasonicシルビスケアPC50

2024.06.30 (Sun)

BEFORE

AFTER

小平市S様邸　　施工データ

工事内容	屋根葺き替え工事ルーフタイルジャパン一閃雨樋交換　Panasonic　シビルスケアPC50
築年数	築36年
施工日数	19日間
工事金額	190万円
メーカー・商品	田島ルーフィング　ニューライナールーフィングルーフタイルグループジャパン一閃　ブラウン Panasonic　シビルスケアPC50

この施工事例と類似の条件で見積を依頼する

お客様のご要望

今回は、スレート屋根の葺き替え工事をご依頼頂いたお客様のご紹介です。

屋根と雨樋が気になり、屋根リフォームを検索して屋根専門店の弊社にお問い合わせ頂きました。

前回の屋根塗装から十数年経ち、屋根と雨樋の状態が気になるということでした。

担当者より

担当営業　樋口　健

施工前の様子

S様邸の屋根は、スレート屋根材、コロニアルと言われる屋根材でした。

施工前　スレート

スレート　縁切り

縁切りがされていない

施工前　スレート

クラック（ヒビ割れ）は見られたものの雨漏りに繋がるような箇所ではなく、数も多くはありませんでした。

しかし前回の屋根塗装をされた際、屋根材の重ね目が塗膜でくっついてしまうのを防ぐ「縁切り」がされていない状態でした。縁切りがされていないと屋根材の下に侵入した雨水が外に排出されずに屋根材の下で溜まってしまい雨漏りの原因となるので注意が必要です。

棟　脳天打ち

脳天打ちされてしまっている

棟板金　コーキング劣化

継ぎ目のコーキングが劣化し隙間ができている

棟板金の継ぎ目のコーキングの劣化が顕著に見られました。数箇所、板金の隙間から漏水している箇所も見られました。

むねは、屋根の中でも雨漏りの危険性が高い箇所です。棟板金の劣化にも注意が必要です。

また、棟板金の施工で御法度とされている「脳天打ち」をされていました。これは、以前メンテナンスした業者が屋根の正しい知識を知らずに行ってしまったのでしょう。

「脳天打ち」とは、棟板金は、下地の貫板に釘やビスで固定されていますが、留める際は、棟板金の側面に釘やビスで打ち付けます。これは、打ち付けた穴からの漏水を防ぐ為です。しかし「脳天打ち」は棟板金の側面ではなく、板金の真上に釘やビスを打ち込んでいる施工を指します。上から打ち込むことで雨水が侵入しやすくなり貫板の劣化や雨漏りの原因になってしまいます。このような施工が見られた場合はすぐに対応が必要となります。

雨樋劣化

雨樋の半月型の軒樋でしたが、全体的に経年により劣化や歪みが見られたので雨樋交換をご提案しました。

ご提案内容

屋根

スレート屋根で施工が可能なメンテナンス方法は、屋根葺き替え工事か屋根カバー工事になります。

今回は、屋根の重さも気になるということで葺き替え工事をご提案させて頂きました。

葺き替え工事とは既存のスレート屋根材を撤去してから新しいルーフィングと屋根材を葺いていく屋根リフォーム工事です。

野地板を増し貼りすることもありますが、現状の野地板の状態が良好だったので今回は野地板は既存のままの状態で施工します。

また、屋根材に隠れてしまいますが屋根の防水の役割を担っているルーフィング(防水紙)は、屋根リフォーム工事にあたって最重要といっても過言ではありません。

※ルーフィングの詳しい参考記事　ルーフィング（防水紙）の種類や重要性について　をご覧ください。

使用させていただくルーフィング(防水紙)は

TAJIMAルーフィング　タディスクール　です。

S様にお話しを伺うと、夏場の2階部屋の暑さに困られているとのことでしたので、遮熱効果の期待できるルーフィングをご提案させて頂きました。

TAJIMAルーフィング　タディスクール

表面の反射層により、日射で温められた屋根材からの輻射熱を反射し、野地の温度上昇を抑制する“遮熱ルーフィング”。屋根材とルーフィングの間に空間ができる屋根に使用します。

↓TAJIMAルーフィングオフィシャルサイト

https://www.tajima.jp/juken/index02_02.html

↓ニューライナールーフィングの解説と施工手順がわかる動画です！

ルーフィングの上に使用させて頂く屋根材は ルーフタイルジャパンの一閃をご提案。

ルーフタイルジャパン一閃

”天然石粒＋ガルバリウム鋼板”のデザイン性・高耐久・耐風性に優れた世界基準の屋根材です。

天然の石を使用しているので、経年しても表面の色褪せや劣化がほとんどない屋根材です。

メーカー保証は、なんと３０年の長期保証　ナタリー自社保証も１５年付きます。

↓ 一閃の作業工程がわかる動画です。

雨樋

使用する雨樋はパナソニックのシビルスケアPC-50です。

パナソニック　シビルスケアPC50

シビルスケアPC-50は、アイアン素材だから実現した二重曲線のシンプルなフォルムが特徴です。

↓Panasonic　シビルスケア PC-50　オフィシャルサイト

https://sumai.panasonic.jp/amatoi/aian/lineup/s09_si_pc77_01.html

オートンイクシード公式紹介ページ

それでは施工の様子をご覧ください！

施工前、施工後写真

BEFORE

AFTER

工事写真レポート

仮設足場組み立て
足場の組立作業です。
弊社では、安全と職人の作業効率を考えビケ足場を使用しております。
落下や飛散などないよう、しっかりと養生シートを張ります。
スレート屋根材撤去　施工前
今回は、屋根カバー工法ではなく葺き替え工事なので、スレート屋根材を一枚一枚撤去していきます。
スレート屋根材撤去
スレートは一枚あたり3.4kgあります。
何枚も屋根上で運ぶのはかなりの重労働になります。
スレート屋根材撤去
スレートが全て撤去できました。
既存の古い防水紙も撤去します。
新規野地板貼り
防水紙が撤去できましたら、野地板を貼っていきます。
今回は、野地板も劣化していたので新規の野地板を貼ります。
新規野地板貼り
軒先から張り上げていきます。
綺麗に貼り上がっています。
ルーフィング　タディスクール
ルーフィングを軒先から貼り上げていきます。
使用するルーフィングは、田島ルーフィングの遮熱ルーフィング・タディスクールです・
ルーフィング　タディスクール
ルーフィングは屋根防水の要なので、しっかり丁寧に規定の重なり幅を確認しながら敷いていきます。
ルーフィング　タディスクール
鳩小屋周りも綺麗に貼れました。
軒先役物取り付け
ルーフィングを敷き終わったら、軒先やケラバに役物を取り付けていきます。
軒先を板金で固定して、屋根材が飛ばされないようにするという重要な役割もあります
ケラバ役物取り付け
ケラバにも役物を取り付けます。
本体工事　ROOFTG　一閃ブラウン
役物の取り付けが済んだら、本体を葺いていきます。
ルーフタイルグループジャパンの一閃ブラウンです。
本体工事　ROOFTG　一閃ブラウン
一枚一枚しっかりとビスで固定します。
”一閃”は、ガルバリウム鋼板に天然石が塗布してあるデザイン性・高耐久・耐風性に優れた屋根材です。
鳩小屋
鳩小屋付近は少し複雑な箇所です。
捨て水切りを取り付けます。
谷板金
谷板金を先に取り付けます。
谷箇所は、雨水が溜まりやすい重要な箇所です。
谷箇所
谷に沿って一閃を葺きます。
棟まで綺麗に葺き上がりました。
同質谷カバー
一閃は、谷箇所に同質素材の谷カバーを取り付けます。
一体感が増して美観が良くなります。
棟施工　シールテープ
棟の施工に入ります。
平行棟や隅棟に沿ってシールテープと呼ばれる部材を取り付けます。
雨水を縁切りする役割があります。
棟施工　シールテープ
平行棟や隅棟に沿ってシールテープと呼ばれる部材を取り付けます。
雨水を縁切りする役割があります。
棟施工　棟用スペーサー
シールテープの上から棟包みを取り付ける為の棟用スペーサーを取り付けます。
継ぎ目にはコーキング処理を行います。
棟施工　剣先
隅棟の先端には剣先を取り付けます。ここでも継ぎ目にはコーキング処理を行います。
棟施工　同質棟包み
棟用スペーサーの上に棟包みを取り付けます。三又箇所は、現場で職人が加工します。
棟施工　施工後
ビスや棟包みの繋ぎ目などにシーリングしストーンチップをまぶして施工完了です！
棟換気箇所も綺麗に納まっていますね。
ルーフタイルジャパン一閃　施工後
ビスの部分は同質の石でコーティングする為、他の屋根材より美観にもこだわりを感じられます。
雨樋交換
屋根の施工が終わったら雨樋交換です。
既存雨樋撤去
既存の軒樋や竪樋を撤去します。
既存雨樋撤去
吊り具も外します。
ポリカーボネート製吊り具
新規の吊り具を取り付けます。
ポリカーボネート製の吊り具を使用します。
雨樋取り付け　勾配調整
軒樋の勾配を調整しながら取り付けます。雨水の流れを確保します。
新規取り付け　PanasonicシビルスケアPC50
新規の軒樋を取り付けます。
PanasonicシビルスケアPC50です。
竪樋　でんでん
壁に竪樋を取り付けるためのでんでんを打ち込みます。
施工後　PanasonicシビルスケアPC50
軒樋・竪樋ともにうまく取り付けられました。
施工後　一閃　ブラウン
全ての工事が終わり最終完了検査も終わりました！
弊社では、中間検査、完了検査と数回の検査を行います。
施工後　一閃　ブラウン
最後は、雨樋の中やお家の周りをしっかり清掃します。
ナタリールーフでは、工事完了後6ヶ月・1年・1年毎に定期点検に伺わせて頂きます。
これからも長いお付き合いをさせて頂ければと思います。
ありがとうございました！