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塗装に不向きな屋根材 アーバニーのメンテナンス方法|塗装できない屋根

お悩み

2023.02.20 (Mon) 更新

皆様こんにちは!
入間市・狭山市・飯能市・所沢市に地域密着の屋根リフォーム専門店 ナタリールーフです。

地域の皆様に、屋根リフォームで失敗しないために屋根に関する基礎知識をご紹介させていただきます。

屋根リフォームには、屋根塗装や屋根葺き替え工事、屋根カバー工法などがありますが、
屋根材の中には、塗装できない屋根材が存在します。

~~塗装できない屋根材”アーバニー“とは!?~~

アーバニー

スレート屋根といえば、ほぼ平らな形状でどのスレートも同じように見えてしまいますよね。

そんなスレートの中でも同じスレート屋根材に見えない特徴ある形状をしているのが旧クボタ(現KMEW)から販売されていたアーバニー。ランダムに天然スレートを敷いたような高級感溢れるデザインが特徴的です。

そんなアーバニーにも製造された年代によっては、”塗装出来ない”ノンアスベスト屋根材が存在します。今回は、アーバニーについて解説していきます。


目次

1.アーバニーとは

2. アーバニーの特徴

3. アーバニーは、塗装出来るのか

4.アーバニーの症状

5.アーバニーのメンテナンス方法

6.まとめ

↓アーバニーの施工事例は、こちら

埼玉県入間市F様邸 屋根カバー工事 ルーフタイルジャパン一閃 外壁塗装 プレマテックス ウルトラSi


アーバニーとは

アーバニー

アーバニーシリーズの歴史

アーバニー 1982年から1994年まで アスベスト含有

ニューアーバニー 1994年から2001年 アスベスト規制により段階的にアスベストの含有率が引き下げられる

アーバニーグラッサ 2001年から2005年 ノンアスベストタイプ

アーバニーは、1982年から2005年まで旧クボタ(KMEWケイミュー)から約23年間に渡り、その特徴的で高級感溢れるスレート屋根材として、日本各地の住宅で使用されました。

このうち問題となっているのが、アスベストの規制により、アスベスト含有率が1~0.1%と段階的に引き下げられていった”ニューアーバニー”と、完全にアスベストを使用しなくなったノンアスベストの”アーバニーグラッサ”です。

アスベスト

1990年後半〜2004年頃までに製造・施工された屋根材のほとんどは、アスベストの健康被害を危惧し2004年に定められた規制をクリアする為に、アスベストを使用せずに製造・販売されたノンアスベスト屋根材は、急遽アスベストを使用しなくなった為、どのメーカーの屋根材も耐久性に乏しく8年~10年くらいすると不具合が多く報告されはじめ、生産されなくなりました。

代表的なものでニチハの”パミール”や旧クボタの”コロニアルNEO”などがあります。

↓パミールについてのブログは、こちら

塗装できない屋根材”パミール”の施工方法

アーバニーの特徴

アーバニーシリーズは、デザインが特徴で、小さなスレートがランダムに何枚も葺いてあるように見えますが、実は、一枚のスレートを下端の長さを変えてランダム調に切り込み(スリット)が入っているので、複数のスレートのように見えています。

アーバニー

このような形状ですので、アーバニーシリーズは、アスベストの有無に関わらず、切り込みの箇所から割れやすい形状になっています。

元々割れやすい形状ですので、アスベストが含まれなくなったノンアスベストのアーバニーは、非常に脆く、スリット箇所から割れ落ちてくることが多くあります。


アーバニーは、塗装出来るのか

アスベストが含まれているアーバニー

アーバニーシリーズの中でも、1982年から1994年に製造・販売されていたスベストを含んでいるものは、塗装可能です。

どのスレート材にもいえることですが、アスベストが含まれているものは、耐久性が非常に高く、丈夫なので劣化状態が酷くなければ塗装も可能です。

しかし、アーバニーは、他のスレート屋根材と比べても塗装のメンテナンスは、オススメ出来ません。

上記でも紹介したようにアーバニーは、独特な形状が故に、他のスレート材と比べても割れやすいです。アスベストが含まれている丈夫なタイプでも、塗装する際の高圧洗浄や、縁切り(スレート同士がくっ付いてしまわないよう隙間を開ける雨漏れ防止作業)を行っている最中に割れてしまうことが多くあります。

アーバニー

そもそも、1994年に施工されたアーバニーでも、すでに30年以上経っています。それだけの年数が経っているものであれば、アスベストの有無に関わらず、基材自体もかなり劣化してしまっています。

なによりも、屋根で最も大切なルーフィング(防水紙)は、30年も経っているものであれば防水機能が無くなっていることが多いです。

劣化した防水紙

約30年経過したルーフィング

塗装工事では、屋根材の表面しかメンテナンス出来ません。

塗装の塗膜は、3回塗りをしても平均膜厚、0.1mm(100ミクロン)です。身近なものでいえば、郵便切手・一万円札、人の髪の毛の太さに近い厚みになります。

このように、塗装をしても一時的に表面上は、綺麗になるかもしれませんが、根本的なメンテナンスには、ならないのです。


アスベストが含まれていないアーバニー

1994年から2001年に販売されていた”ニューアーバニー”

2001年から2005年に販売されていた”アーバニーグラッサ”

これらは、塗装出来ません。出来ないというよりも”塗装しても意味がありません”

アスベスト含有タイプのアーバニーでも塗装する際に割れやすいとご説明しましたが、ノンアスベストのアーバニーは、基材自体も耐久性に乏しいので、より割れやすくなっています。

塗装する前には、下処理で高圧洗浄をしますが、その洗浄でも割れることが多くありますし、職人が作業の為に屋根上を歩くだけで割れていきます。

このようなことからノンアスベストのアーバニーのメンテナンスには、塗装は出来ません。


アーバニーの症状

アーバニーグラッサの劣化症状は、これらがあります。

※下記の症状は、アスベスト・ノンアスベスト関わらず発生します。

ヒビ割れ

アーバニー

他のスレートに比べ意匠性の高い、アーバニーだが、その形状が故にヒビが入りやすい。

欠落

アーバニー 欠落

ヒビが入った基材は上記のように割れて欠落していきます。

落ちた欠片を発見して初めて屋根の劣化に気付き、弊社に問い合わせてくるお客様も多いです。

屋根材の下には、二次防水であるルーフィング(防水紙)がありますので、すぐに雨漏りするわけではありません。

アーバニー

ですが、屋根の防水上、非常に良くない状態ですし、なにより落下して物損や最悪の場合、人当たる危険性もありますので、発見された場合は、すぐにメンテナンスをお願いしましょう!

アーバニーのメンテナンス方法

アーバニーのメンテナンス方法は、大きく分けて3種類です。

塗装

屋根塗装工事 中塗り

塗装は、1982年から1994年に製造・販売されていたスベストを含んでいるタイプのアーバニーのみのメンテナンス方法です。

劣化状況が酷くなければ塗装は可能ですが、上記でもお伝えしたように塗装は、オススメ致しません。

他のスレートよりも構造上の耐久性が低いので、塗装の際に割れてしまう可能性も高いです。

なによりも屋根防水の要でもあるルーフィング(防水紙)のメンテナンスが出来ません。

劣化した防水紙

築30年前後のルーフィング

築30年上経っていると、ルーフィングは、経年劣化によりボロボロになっていることが多く、屋根のメンテナンスをする上で、ルーフィングのメンテナンスが出来ないのは、致命的です。

↓ルーフィングの詳しい解説は、こちら

ルーフィングとは?基礎知識を徹底解説!

お家の寿命を長く持たせたいのであれば、下記のメンテナンス方法が長期的なランニングコストもお得になります。

屋根葺き替え工事

屋根葺き替え工事

葺き替えとは、既存スレートを撤去して、新しい屋根材で葺き替えるメンテナンス方法です。下地から補修・点検できるため、費用は嵩みますが屋根の寿命を大きく伸ばすことができます。屋根の寿命が伸びるということは、お家そのものの寿命を延ばすことに繋がります。

アーバニーは、割れやすいので、屋根材を新しく交換するのが、最善の策ともいえます。

様々な屋根材が各メーカーから販売されていますが、スレートへの葺き替えは、おすすめしません。スレート材は、柔軟性がない屋根材なので、経年により下地に歪みや反りなどがあった場合に不具合が起きやすいです。

↓様々な屋根材について詳しく解説しています。

屋根材の種類

屋根カバー工法

防水紙 TAJIMA タディスセルフカバー

屋根カバー工法は既存の屋根材の上に新しく屋根材をかぶせるメンテナンス方法です。工期が短く、廃材が少ない為、葺き替えに比べると工事費用が安く抑えられる特徴があります。

アーバニーのメンテナンスされる方の多くが、屋根カバー工法でメンテナンスされています。

屋根材を被せる前に、新規のルーフィング(防水紙)を貼るので、屋根防水が二重になるメリットもあります。

デメリットとして、既存の屋根材を撤去せずに新しいルーフィング・屋根材を被せるので、屋根の重量が増してしまいますが、軽量の金属屋根材を使用することで、重さによるデメリットは、ある程度軽減されます。

↓屋根カバー工法について詳しく解説しています。

屋根カバー工法を失敗しない為の基礎知識

まとめ

いかがでしたでしょうか。

現在、多数の塗装出来ない(塗装しては、いけない)屋根材が多くの住宅の屋根材として今だに使われています。

これらの屋根材は、リコール対象になっているものは、少なく、製品保証も10年程なので、自己負担で改修工事を行わなければなりません。

非常に心苦しいですが、早い段階で葺き替えるか、カバー工法でのメンテナンスの必要があります。

ですが、アーバニー以外のスレート屋根も含め、そもそもスレート屋根は、塗装できるのは、2回から3回までが良いとされています。不具合があった時期のスレートではなくても、いずれ葺き替え工事やカバー工法をしなければならなくなるのです。

現在カバー工法で主流となっている、ガルバリウム鋼板の屋根材は、非常に軽く、30年以上の耐久性があります。屋根の全面回収が早いか遅いかの問題ですので、お家の屋根がアーバニーシリーズであれば早い段階で、メンテナンスしてしまいましょう。

↓アーバニーの施工事例は、こちら


本日は塗装できない屋根材“アーバニー”についてご紹介させていただきました。

契約後に施工に関してトラブルが発生してしまった、屋根材の種類が分からず補修方法を決めかねている、お住いの屋根がアーバニーのような塗装できない屋根材なのか不安といった方や、ここ数十年屋根のメンテナンスを行ったことのない方はぜひ一度ナタリールーフの無料屋根点検をご活用ください。

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