コロニアルNEOってどう見分けるの？？を解決❗️
2023.03.19 (Sun) 更新
皆様こんにちは！
入間市・狭山市・飯能市・所沢市に地域密着の
屋根リフォーム専門店 ナタリールーフです。
いつもナタリーのブログをご覧頂きありがとうございます！
お客様から多く寄せられる質問にお答えしたいと思います。
今回のご質問は、こちら！
埼玉県飯能市O様から寄せられたご質問
Q, コロニアルNEOの見分け方が分かりません。
初めての屋根の塗装を考えていますが、調べているうちに家の屋根がコロニアルNEOかもしれないと疑っています。
家を建てたのは2003年頃です。窓から1階の屋根が見えるのですが、ヒビが割れている所が何箇所かあるようです。
塗れるスレート屋根と塗れないと言われているコロニアルNEOは、どうやって区別すればいいでしょうか？
A, 建てられた時期・ヒビ割れが複数あるということを踏まえるとコロニアルNEOの可能性が高いです。
ご質問ありがとうございます。
まずは、見分け方をお答えする前に
一番確実な方法は、お住まいを建てられた際に引き渡される「建物の仕様書・図面」が残っていれば、そちらに当時使われた資材の名称が記載されていることがありますので、一度ご確認ください。
コロニアルNEO以外にも塗装してはいけない屋根材は、多くありますので、使用している屋根材名がわかれば検索してみると確実です！
↓コロニアルNEOの詳しい解説は、こちら！
コロニアルNEOの見分け方を解説！
コロニアルNEOは、「塗装出来ない」「してはいけない」屋根材の代表格です。
クボタ（現KMEW）から2001年から2008年の間に販売されたコロニアルNEOは、耐久性の乏しいノンアスベスト屋根材として、その8年間の間に数多くの戸建住宅に採用されてしまいました。
「塗れるスレート屋根材」と「塗れないスレート屋根材コロニアルNEO」の簡単な見分け方は、築年数と劣化の症状です。
前述したようにコロニアルNEOが製造・販売されていたのは2001年から2008年の約8年間。
お家を建てられたのが、2003年であればコロニアルNEOの可能性は、非常に高いです。
下記の症状が多くみられるのであれば、その可能性は、グンと上がります。
コロニアルNEOの症状
変色
コロニアルNEOの特徴として面ごとや一枚ごとに変色するケースがあります。
変色に関しては、その他のスレート屋根材でも劣化の症状として塗膜の変色は、起こるので変色だけでは、コロニアルNEOと断定するのは、少し難しいかも知れません。
反り
これは、コロニアルNEOに限ったことではありませんが、この時期の耐久性に乏しいノンアスベスト屋根材は、初期症状として基材の反りが見られます。
不規則なヒビ割れ
一般的なスレートのヒビ割れは、釘打ち箇所から割れることがほとんどですが、コロニアルNEOは、不自然な箇所からの方向性のない不規則なヒビ割れが起こります。
欠け
不自然・不規則なヒビ割れが進行していくと欠けてきます。
欠落
コロニアルNEOの場合、不規則・不自然なヒビ割れの為に大きく割れてきます。
落下の危険性があるのでヒビ割れの段階での適切なメンテナンスが必要です。
以上がコロニアルNEOの劣化症状です。
お住まいを建てた時期がコロニアルNEOの販売時期と被っている、または近い場合（メーカーの製造・販売終了後でも資材問屋や施工業者の在庫によって施工されていることもある為）や、これらの症状がひとつでも見られる場合は、コロニアルNEOだと考えてメンテナンス方法も模索した方が賢明かもしれません。
↓コロニアルNEOは、塗装するとどうなってしまうのか？！
形による見分け方
屋根上は、見えにくいかも知れませんが、スレートの形状でも判断することは可能です。
スレート屋根は、どれも同じに見えるかも知れませんが、メーカーや種類、年代によって形状が少しづつ微妙に違うんです。
コロニアルNEOは、上記の図のようにスレート下部の形状が凸箇所が凹んでいる箇所の半分であったり、凸部の端が斜めになっています。
いずれも近くで見てみないと分かりずらい特徴ですが、くれぐれも屋根に登って見てみるようなことは、お控えください！
怪しいと感じたら専門業者に診てもらうのが一番
見分け方をお答えしてきましたが、これまでの確認方法でひとつでも当てはまるところがあれば、塗装でのメンテナンスを考えるのは、ストップしてください。
まずは、専門業者に診てもらいましょう。
気をつけなければならないのが、塗装工事メインに行っている会社ではなく、屋根の修理なども積極的に行っている専門業者に依頼しましょう。
コロニアルNEOなどの塗装できない屋根材は、調査の為に人が屋根に上がっただけでも割れていってしまいます。塗装できない屋根材を理解していない業者も多くありますので、不用意に上がらせないようにしましょう。
↓屋根の業者選びの詳しい解説は、こちら！
まとめ
コロニアルNEOの見分け方は
1.図面・仕様書の確認
2.建てられた年代
3.劣化症状
4.スレートの形状
5.専門業者に診てもらう
この5点の確認でコロニアルNEOかどうかは、おおよそ判断出来ることかと思います。
ですが大事なのは、コロニアルNEOかどうかよりも、塗装してはいけない屋根材かどうかです。先述したようにコロニアルNEO以外にも塗装してはいけない屋根材は、1990年後半から2010年前後までに数多くの戸建住宅に使用されています。
これらは、コロニアルNEO同様、誤って塗装してしまえば症状の悪化を招きます。
コロニアルNEOを見分けるのではなく、塗装してはいけない屋根材かどうかをしっかりと見極めましょう。
少しでも怪しいなと思った場合は、塗装できない屋根材のメンテナンス経験が豊富な専門業者に確認してもらいましょう！
↓コロニアルNEOについて詳しい記事は、こちら
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