横暖ルーフをどこよりも詳しく解説❗️
2023.10.29 (Sun) 更新
入間市・狭山市・飯能市・所沢市に地域密着の
屋根リフォーム専門店 ナタリールーフです。
いつもナタリーのブログをご覧頂きありがとうございます!
地域の皆様に、より良い屋根リフォームを行なって頂けるように屋根に関する有益な情報を発信させて頂きます。
横暖ルーフをどこよりも詳しく解説❗️
屋根カバー工法や葺き替え工事を行う際、悩みどころなのが新しい屋根材選びではないでしょうか。
国内で流通している屋根材は、数多くあります。
その中でも日本で古くから親しまれている「断熱材付き金属屋根材」
弊社ナタリールーフでも「断熱材付き金属屋根材」は各種メーカーの取り扱いしておりますが、なかでも人気なのがニチハの「横暖ルーフ」
今回は、そんな横暖ルーフについて詳しく解説していきます!
目次
横暖ルーフα プレミアムS
横暖ルーフ プレミアムS
横暖ルーフα S
横暖ルーフα S 蜜変
横暖ルーフS
横暖ルーフS 1820
横暖シリーズの違い
耐震性
防水性
遮熱・断熱性能
遮音性能
色褪せしにくい
屋根カバー工法に最適
項目ごとの長期保証
傷が付きやすい
施工可能勾配2.5寸以上
沖縄では保証がつかない
費用が高い
1.横暖ルーフとは
横暖ルーフは、ニチハ株式会社から発売されている断熱材付き金属屋根材です。
正確には、ニチハの金属屋根材部門「センタールーフ」のラインナップにあるのが「横暖ルーフシリーズ」となっています。
ラインナップに横暖ルーフしかないので少しややこしいですね。
センタールーフ=横暖ルーフシリーズと考えてください。
「超高耐久 横暖ルーフ」は、一般的な金属製屋根材とは違い、遮熱鋼板(塗装高耐食GLめっき鋼板)と断熱材(硬
質ウレタンフォーム)を一体成型した「高機能金属製屋根材」です。
軽量で地震に強く、一年を通して優れた断熱性能を発揮し、超高耐久で安心してご使用いただけます。
ニチハ 横暖ルーフHPより
屋根の美しさを長期間保つニチハの「横暖ルーフ」。
優れた機能、充実の長期保証、広い施工地域も魅力で、新築はもちろんリフォームにも最適です。
高級感のある意匠性で、和風・洋風どちらのスタイルにもお使いいただけます。
ニチハ 横暖ルーフカタログより
断熱材付き金属屋根材とは
横暖ルーフの構造は「断熱材付き金属屋根」に分類されます。
断熱材付き金属屋根とは、ガルバリウム鋼板と断熱材を一体成型した金属製屋根材です。
わかりやすく言えば、「表面がガルバリウム鋼板」になっており「裏地に断熱材」が貼ってあるような屋根材です。
国内では古くから一般的に使用されている「化粧スレート」のような平らで横葺き屋根の形状をしており、軽量・断熱・高耐久などの特徴があります。
屋根カバー工法(重ね葺き工法)や葺き替え工事のような屋根リフォームで特に人気の屋根材です。
一番の特徴は、ガルバリウム鋼板の下に断熱材が貼ってあることでしょう。断熱材があることで一般的な屋根よりも大幅に屋根裏へと伝わる温度を下げることができます。
ガルバリウム鋼板とは
これまで金属建築資材の多くには、鋼板にアルミメッキを施した”トタン”が金属資材として多く使われていました。
しかし亜鉛メッキが劣化し剥がれると、防食機能が失われ、錆びてしまうという問題がありました。
そこで、亜鉛の防食機能にアルミニウムの保護作用や耐食性を加えることで、自己修復作用を備えた「ガルバリウム」が1972年頃にアメリカで開発されました。
”亜鉛の防食機能”と”アルミニウムの耐食性”により錆びを防ぎ、従来の亜鉛メッキ鋼板(トタン)よりも耐久性を大幅に高めたガルバリウムを、鋼板(鉄板)にメッキ処理したものが「ガルバリウム鋼板」です。
最大の特徴として、軽量かつサビに強いということです。
1990年代以降は、亜鉛メッキトタンに代わり、屋根材や外壁材などの建築資材として多く使われるようになりました。
このような性能を持つ「ガルバリウム鋼板」と「断熱材」を一体化したのが断熱材付き金属屋根材です。
関連記事
横暖ルーフシリーズでは「遮熱鋼板(塗装高耐食GLめっき鋼板)」が採用されています。
「GL」とは、ガルバリウム鋼板(Galvalume)の通称です。
ニチハ株式会社
横暖ルーフは、ニチハ株式会社から発売されている屋根材です。
ニチハ株式会社は、住宅用建材の大手メーカーであり窯業系サイディング材メーカーの最大手となっています。
窯業系サイディング以外にも金属製サイディングや、屋根材のアスファルトシングルなどを発売してます。
ニチハ モエンサイディング
ニチハは、窯業系サイディングの国内トップシェアメーカー
ニチハ アスファルトシングル材 アルマ
屋根材は、アスファルトシングル材と金属製屋根材センタールーフの2種類を発売している
建材メーカーの最大手が開発・販売しているということで製品としての品質も信用できるポイントです。
2.横暖ルーフシリーズ
ニチハ センタールーフ 横暖ルーフには6種類のラインナップがあります。
それぞれに特徴がありますので仮説していきます。
横暖ルーフα プレミアムS
横暖ルーフのハイエンドモデル
超高耐候のフッ素樹脂塗装のよって塗膜・変色・褪色20年保証を実現
厚みが最大17mmあることでダイナミックな意匠性を演出します
塗装高耐食GLめっき鋼板
(溶融2%マグネシウム・55%アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板)
横暖ルーフ プレミアムS
こちらも超高耐候のフッ素樹脂塗装 塗膜・変色・褪色20年保証
横暖ルーフα プレミアムSとの違いは、屋根材の厚み
最大12mmとなっており、αよりもスッキリとしたデザインとなっている
塗装高耐食GLめっき鋼板
(溶融2%マグネシウム・55%アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板)
横暖ルーフα S
横暖ルーフのミドルモデルの位置付け
遮熱機能付きシリコン塗装高耐食GLめっき鋼板を採用し、優れた遮熱・断熱性能を誇る
厚みは最大17mmとなっており、重厚感のあるデザインを演出する
塗装高耐食GLめっき鋼板
(溶融55%アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板)
横暖ルーフα S 蜜変
2023年より新しく加わった横暖ルーフαSの新色
ニューカラーは、グラデーションを活かした南欧風スタイルになっており、今までにない金属屋根材を演出できる
塗装高耐食GLめっき鋼板
(溶融55%アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板)
横暖ルーフS
センタールーフのエントリーモデル
屋根材の厚みは、最大12mmとなっておりプレミアムSと同じ厚みとなっている
塗装高耐食GLめっき鋼板
(溶融55%アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板)
横暖ルーフS 1820
横暖ルーフSの6尺サイズ
通常の横暖ルーフが10尺(3030)に対して6尺(1820)と短いサイズとなっている
働き幅などその他は、横暖ルーフと同規格だが、長さを短くすることで作業効率アップが見込める
塗装高耐食GLめっき鋼板
(溶融2%マグネシウム・55%アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板)
上記の中で注目すべきポイントは、シリーズによって鋼板の組成が違うことです。
・横暖ルーフα プレミアムS ・横暖ルーフ プレミアムS |
溶融2%マグネシウム・55%アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板 アルミニウム55%・亜鉛41.4%・マグネシウム2%・シリコン1.6% |
・横暖ルーフα S ・横暖ルーフα S 蜜変 ・横暖ルーフS ・横暖ルーフS 1820 |
溶融55%アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板 アルミニウム55%・亜鉛43.4%・シリコン1.6% |
プレミアムSシリーズのみ2%マグネシウムが添加されています。
ニチハカタログには明記されていませんが「溶融2%マグネシウム・55%アルミニウム・亜鉛合金めっき」の組成は、SGL鋼板(スーパーガルバリウム)と同じ組成です。
SGL鋼板とは、ガルバリウム鋼板(55%アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板)にマグネシウムを2%添加することで、めっき層を強化したものです。SGL鋼板は、GL鋼板に比べ、約3倍の耐久性があるといわれています。
プレミアムSシリーズとその他の違いは、フッ素樹脂とシリコン樹脂の違いだけではなく鋼板の強度も違うのです。
保証内容は、どちらも赤錆20年・穴あき25年ですが、実際の耐久性は「プレミアムSシリーズ」の方が高いと考えられます。
横暖シリーズの違い
※赤文字は、注目すべき違い
商品名やグレードがわかりずらいと感じるのは筆者だけでしょうか?笑
横暖ルーフは、商品名によって性能がわかるようになっています。
違いは「表面処理」「素材」「厚み」「保証」です。
・「フッ素塗装・ SGL鋼板」か「シリコン塗装・GL鋼板」か
・厚み最大17mmか最大12mmか
・カラーを多くから選びたいのであれば、「αS・αS蜜変」一択になります。
グレードによって金額を変わってきますので、これらを踏まえた上で長期的なメンテナンスサイクルを考慮して選びましょう。
3.横暖ルーフの特徴
横暖ルーフには、高性能と言える様々な特徴がありますので、ご紹介していきます。
耐震性
昨今は、屋根材に最も求められる機能といえば、「耐震性能」つまり「軽量」ということではないでしょうか。
屋根にかかる重量は、耐震・免震の観点から考えれば軽いに越したことはありません。
昨今では、リフォームに適している屋根材のほとんどが軽量化しており、屋根にかかる負担を大幅に減らしています。
横暖ルーフも特徴の一つに超軽量が挙げられます。
約5kg/㎡の超軽量設計で地震による揺れを軽減。地震による建物の揺れを軽減するには、屋根重量を軽くし、建物の重心を低くすることが一般的に有効とされています。
「超高耐久 横暖ルーフ」は約5kg/㎡の超軽量設計で、重量は粘土瓦の約1/10、化粧スレート系屋根材の約1/4。
例えば、瓦屋根から「超高耐久 横暖ルーフ」に吹き替えた場合、耐震性能は約30%もアップします。
出典:ニチハ センタールーフHP
屋根材 | 1㎡あたりの重さ |
粘土瓦屋根 | 50kg |
化粧スレート | 20kg |
アスファルトシングル | 12kg |
石粒付き金属屋根 | 7kg |
横暖ルーフ | 5kg |
横暖ルーフは、昨今の軽量屋根材の中でもトップクラスの軽さとなっています。
屋根カバー工法を行う場合は、少しでも乗っける屋根材を軽くしたところですよね。
横暖ルーフの軽さであれば屋根への負担は、ほぼないと言えるでしょう。
防水性
降水量 230mm/h、風速 30m/sでも漏水なし!(当社社内試験値)
防水性能に優れた独自形状を採用。流れ方向は折り返し4重防水構造、横つなぎは防水リブを4重に配置しています。
出典:ニチハ センタールーフHP
横暖ルーフは、防水性能が優れているのも特徴の一つです。
防水性能に優れた独自の形状を採用しており、流れ方向(上から下、棟から軒先方向)は折り返し4重防水構造、横つなぎ(横方のジョイント)は防水リブを4重に配置しています。
気象庁では降水量80mm/h以上を猛烈な雨としているので降水量230mm/となれば災害級の雨量です。
風速30m/sも屋根瓦・屋根葺材が剥がれ始めるレベルの風です。
このように横暖ルーフは、災害クラスの「雨量、風速」でも安心できる設計になっています。
ちなみに、日本で古くから使用されている「粘土瓦」や、多くの新築戸建て住宅で使用されている「化粧スレート」は、防水性能は、そもそも重要視されていない構造になっています。
屋根材同士の結合部に隙間が多く、通常に雨なら問題無いですが、強風を伴う豪雨では雨が屋根材の隙間ら多少なり侵入してしまいます。
だからといって雨漏りに直結するわけではありません。上の図のように侵入した雨水はルーフィングをつたって軒先へ流れ出る仕組みになっています。
このような屋根の構造を考えると「ルーフィングがしっかりしていれば」防水性能は必要ないように感じるかもしれませんが、ルーフィングが「しっかりしていれば」の話です。
防水性能をルーフィング頼みにするよりは、屋根材自体にも防水性能が付与されている方が、より安心できるのではないでしょうか。
遮熱・断熱性能
なんといっても横暖ルーフの最大の特徴といえば断熱・遮熱性能です。
一年を通じて快適!
遮熱鋼板と断熱材の一体成型
優れた断熱性能・遮熱性能で快適な暮らしを長期間にわたって保ちます。
引用:ニチハ センタールーフカタログ
横暖ルーフの断熱性能は、優れた三層構造によるものです。
、
断熱材には、硬質ウレタンフォームを採用し、遮熱鋼板との一体成型により、抜群の断熱性能を発揮します。
一般的な金属屋根材と比較しても、日中の時点で約25℃の表面温度に差があります。
遮熱鋼板が屋内への熱の侵入を軽減する。
断熱材付き金属屋根の中でも横暖ルーフの優れている点は、表面材に遮熱機能付きの「塗装高耐食GLめっき鋼板」を使用しているところです。
GLとは「ガルバリウム鋼板」のことです。通常のガルバリウム鋼板に遮熱機能付きの焼き付け塗装を施してあるので、遮熱性能が飛躍的に上がっています。
一般的な鋼板と横暖ルーフの遮熱鋼板では、表面温度に12℃の差があります。
日射反射率も一般的な鋼板より優れていることが実験では証明されています。
このように、表面材の遮熱機能付き塗装高耐食GLめっき鋼板の遮熱効果と硬質ウレタンフォームによる断熱効果、ダブルの効果で屋根の温度上昇を抑えることに成功しています。
ここで注意しておきたいのが、「屋根の温度上昇を抑える=室内の温度が下げられる」ではないということです。
実は、室内の温度上昇の原因のほとんどが開口部、つまり窓からによるものだからです。
屋根材の遮熱・断熱性能をあまり過大評価し過ぎてしまうと「全然変わらないじゃないか」みたいなことにもなりかねないのでご注意ください。
遮音性
金属屋根材を選ぶ際に気になるのが「雨の日の屋根に打ちつける雨音」です。
当たり前のことですが金属屋根材の表面は薄い鋼板になっています。一般的に薄い鋼板に雨が打ち付けられれば、かなりの雨音がします。
しかし、横暖ルーフは「塗装高耐食GLめっき鋼板」と「硬質ウレタンフォーム」が一体成型されていることで遮音性能が向上し雨音を軽減します。
豪雨の際、屋根に打ち付けられる雨音が「約68dB」
70dBで騒々しい事務所の中、騒々しい街頭の音なので、68dBはかなりの音量だと思われます。
横暖ルーフを使用した際の室内の音は「33db」とささやき声の静けさ程度に音が軽減されます。
このように横暖ルーフは、金属屋根材ですが高い遮音性能によって豪雨の際も室内は静かに保てます。
色褪せに強い
横暖ルーフは、表面材のガルバリウム鋼板によって30年以上の耐久性がありますが、フッ素遮熱塗装されているプレミアムシリーズは色褪せにも非常に強い作りになっています。
抜群の耐候性能で変色・褪色、塗膜20年保証!
強い陽射しや熱、雪、長雨などの過酷な自然環境にさらされる屋根。一般的に約5〜7年程度で表面の塗膜が劣化し塗り替える必要があるといわれています。
紫外線に強い「フッ素塗装耐候食GLめっき鋼板」を採用した「プレミアムSタイプ」の期待耐用年数は、25年〜30年。
20年間という長期の変色・褪色保証を実現しています。
引用:ニチハ センタールーフカタログ
横暖ルーフ「プレミアムS」シリーズは、「鋼板に下塗り1回」「フッ素樹脂塗装2回」と計3回の焼付け塗装を行なっています。
焼付け塗装は、自動車の部品や大型の建造物などに使用され通常の塗装よりも汚れが付きづらく紫外線に強いといわれる手法です。
焼付け塗装だけでも高耐久なうえにフッ素を使用し、下塗り含め3回も焼き付け塗装を施しているのですから超高耐久なのもうなずけます。
紫外線より強い分子の結合力
「フッ素塗装高耐食GLめっき鋼板」は、色褪せの要因となる紫外線エネルギーを上回る安定した結合エネルギーを持つため、一般的な塗装鋼板より屋根材をしっかりガードすることができます。
出典:ニチハ センタールーフカタログ
屋根カバー工法や葺き替え工事に最適
超高耐久 横暖ルーフは、「重ね葺き工法」「葺き替え工法」に対応!
粘土瓦の約1/10、化粧スレート系屋根材の約1/4の軽さの「超高耐久 横暖ルーフは、
既存の屋根を囲い込む「重ね葺き工法」でも、建物への負担が少なく安心です。
※建物の状態によっては「重ね葺き工法」が使えない場合もございます。
引用:ニチハ センタールーフカタログ
屋根カバー工法に求められる主な性能は
「軽量」「高耐久」「遮熱・断熱」「防水」「施工のしやすさ」「長期保証」
などがあります。
これまでの横暖ルーフの特徴などでご理解頂けるかと思いますが「横暖ルーフ」は、この全ての性能を兼ね備えています。
施工性能にも優れている為、施工スピードも早いので工期も短縮できます。
また、施工のしやすさは、施工品質向上にも繋がる重要なポイントともいえます。
独自の本体形状と断熱材一体成型による
抜群の施工性能
ニチハ独自の定尺仕様、ジョイント形状、一体成型が簡単な施工を実現します。
ニチハ独自の本体形状は施工時においても優位性を発揮。本体同士の結合の際には、左右ジョイント部が差し込み仕様になっているため簡単に施工できます。
さらに「塗装高耐食GLめっき鋼板」「断熱材(硬質ウレタンフォーム)「アルミラミネート加工紙」の一体成型により、別工程で断熱材などを敷き詰める必要がありません。
引用:ニチハ センタールーフカタログ
項目ごとの長期保証
横暖ルーフ、最大の魅力といえば「項目ごとに分かれている長期保証」といえます。
多くの場合のメーカー保証は、「品質保証10年」など製品全体を一括りに保証することがほとんどですが、横暖ルーフの保証は、最大4種類の項目ごとに保証が分けられています。
横暖ルーフ プレミアムSシリーズの場合
変食・褪色 20年
塗膜の白亜化(チョーキング)および変食・褪色について、弊所が保有する標準板もしくは基準板との色差(△E)が7を超えないこと
塗膜 20年
塗膜のヒビ、割れ、剥がれが著しく目立たないこと
赤錆 20年
赤錆の発生面積が全施工面積の5%以下であること
穴あき 25年
塗膜の劣化による腐食によって、鋼板表面の明らかな穴あきが認められないこと
※その他、細かな条件は、ニチハ センタールーフカタログをご覧ください。
このように横暖ルーフは、劣化症状の項目ごとに保証や年数を定めています。
一括にまとめて10年、30年などの保証をつけるわけではなく、細かく保証を分けているのは自社の商品をしっかりと分析できているからこそでしょう。
ハリボテの保証を提示することなく、より現実的な保証内容・年数を提示していることは、消費者に対して真摯に向き合っているとも考えられます。
3. その他のメリット
沿岸部でも保証が付く
ガルバリウム鋼板は、錆に強いことがメリットですが「錆びない訳ではありません」
鋼板系屋根材を海岸沿いの屋根に使用した際、問題となるのが塩害です。
塩害とは、海から吹いてくる海風に含まれる塩分が金属の酸化を促進させてしまい錆を発生させます。
ガルバリウム鋼板は、トタン屋根よりも3〜6倍程の耐久性があり塩害にも強いですが、先述したように錆びないわけではありません。
しかし、超高耐久・超高耐候GLめっき鋼板を採用している横暖ルーフは、塩害による被害が起こりうる海岸500m以遠を保証対象としています。
出典:ニチハ センタールーフカタログ
全国で施工可能
横暖ルーフは、これまで北海道や東北など、「すが漏れ」の危険性がある地域では、施工不可でした。
すが漏れとは、屋根に積もった雪が、紫外線や室内からの熱によって溶かされた水が、中空化した雪の中で流れる場所を失い、溜まってしまうことで屋根から漏水してしまう現象です。
しかし、段階を経て検証を行なっていった結果、平成28年11月8日より北海道を含む全ての地域で施工可能となりました。
飛び火性能試験に合格
飛び火性能試験に合格!
「超高耐久 横暖ルーフ」は飛び火性能試験に合格。
準防火地域、法22条地域における新築での使用が可能です。
出典:ニチハ センタールーフカタログ
防火・準防火地域内の建築物は、屋根を不燃材料にしなければなりません。※屋根だけではありません。
防火・準防火地域とは、都市計画法で定められている「市街地における火災の危険を防除するため定める地域」として指定されているエリアです。
火災の危険を防いで取り除くため、建物の密集地などは火事の延焼を防ぐことや火災の際に消防車などの緊急車両の通行を妨げないようにすることを目的として駅前や建物の密集地、幹線道路沿いなどが指定されています。
また、法22条区域とは、建築基準法の22条に定められた地域で、火災による類焼を防止するために、建築物の屋根を不燃材で葺くなどの措置をする必要のある区域です。
現在、各メーカーから発売されている、ほとんどの屋根材が不燃認定されていますが「横暖ルーフ」も、もれなく不燃材料として認定されております。
安心のデザイン
横暖ルーフは、日本では古くから施工されてきた横葺きの屋根材です。
横葺き屋根とは、軒先から水平方向に屋根材を葺いていく横縞のようなデザインになる屋根の葺き方です。
縦葺きと比べると屋根材の種類がとても多く、「瓦屋根」や「化粧スレート」など日本を代表する屋根材も横葺き屋根です。
横暖ルーフは、遠目から見ると化粧スレートのような輪郭ですが、継ぎ目(横ジョイント部)も目立たず、より重厚感のあるデザインとなっています。
個性が際立ちすぎず、しっかりと周囲に馴みながらもスタイリッシュかつ高級感のある横暖ルーフは、応用できる範囲の広い屋根材といえるでしょう。
4. デメリット
傷が付きやすい
塗装高耐食GLめっき鋼板である横暖ルーフは、比較的ツルっとした表面なので傷が付きやすく目立ちやすいです。
先述したように、ガルバリウム鋼板表面に焼き付け塗装を施している横暖ルーフは、紫外線や雨、風などの劣化や経年劣化に対しては、非常に強く高耐久になっています。
とはいえ、「o.38mmの鋼板」に「塗装」してあるだけなので表面は「傷や凹み」には弱いです。
車のボディを想像して頂くとわかりやすいかと思います。
車のボディと同様に固いもので擦れば傷ができる
横暖ルーフに付く傷のほとんどは、施工する際にできるものが多く、職人の腕次第なところもあります。
丁寧に施工し、道具など硬い物を落とさなければ傷がつくことはありません。
仮に傷がついたとしても、横暖ルーフ専用のタッチアップ材があるので小さなものは目立たなくなります。
ですが、タッチアップは、あくまでも傷を隠しているだけなので、傷をつけないに越したことはありません。
施工可能勾配2.5寸以上
デメリットとというよりは、仕様なのでしょうがないことなのですが。
横暖ルーフが施工できるのは「2.5寸勾配」からです。
勾配とは、簡単に言ってしまえば「屋根の角度」のことです。
勾配の数値が低ければ低い程、屋根の傾斜は緩いということになります。
勾配がキツイ屋根と緩い屋根では、雨が降った際、雨水が軒先までに流れる速度が違ってきます。
勾配が緩ければ(傾斜が低い)雨水の流れるスピードは遅くなり、雨水が屋根に滞留している時間が長くなります。
雨水が屋根に滞留する時間が長くなれば漏水のリスクは高まります。
横暖ルーフは「横葺き」の屋根材ですが、横葺きの屋根は、軒先から水平方向に継ぎ目ができる為、縦葺きの屋根に比べると水が侵入しやすいです。
つまり、横暖ルーフが2.5勾配からなのは、逆を返せば勾配2.5寸以下だと防水性の維持が難しいということになります。
勾配が2.5寸以下でも施工できますが、その場合は縦葺きの縦平屋根にした方がいいでしょう。
勾配が緩い屋根は、縦葺きの縦平にした方がいい
沖縄では保証がつかない
横暖ルーフの品質保証には「保証対象地域」が定めらており、そこには「沖縄県および離島を除く日本国内」と記載があります。
つまり、沖縄県および離島では、横暖ルーフは施工できるが保証は付かないということです。
超高耐久と謳う横暖ルーフも南国の強烈な日差しに当てられては、長期の製品保証は付けられないようです。
費用が高い
横暖ルーフ最大のデメリットと考えられるのは「コスト」ではないでしょうか。
屋根カバー工法や葺き替え工事に使用される屋根材の中でも、横暖ルーフに使用されているガルバリウム鋼板自体が高価な上に、遮熱鋼板、フッ素やシリコンで焼き付け塗装など高耐久の使用になっているので費用も高くなっています。
ですが、よく考えていただきたいのがライフサイクルコストです。
他の屋根材と比べても「横暖ルーフ」の耐久性は高く、耐用年数も長いとです。
初期費用は、上がってしまいますが、その分長期的に屋根のメンテナンス費用が抑えられるのであれば、「コストが高い」とはいえないのでしょうか。
5. まとめ
横暖ルーフは、数ある金属屋根材の中でも大手建材メーカーのニチハによる確かな品質と、それを裏付ける長期保証があります。
しっかりとした施工をすれば、20年30年と住宅の屋根を守ってくれる強い味方となる屋根材といえます。
どんなに良い屋根材を使用しようとも施工がお粗末であれば、元も子もありません。
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