埼玉県入間市K様邸 屋根カバー工法 ルーフタイルジャパン一閃 外壁塗装 ウルトラSi
2022.06.05 (Sun)
入間市K様邸 施工データ
工事内容 | 屋根カバー工法ルーフタイルジャパン一閃 外壁塗装プレマテックス ウルトラSi 雨樋交換工事パナソニック シビルスケアPC50 |
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築年数 | 築18年 |
施工日数 | 28日間 |
工事金額 | 160万円 |
メーカー・商品 | ルーフタイルジャパン 一閃 |
屋根カバー工法 | ルーフタイルジャパン 一閃 |
外壁塗装 | プレマテックス ウルトラSi |
雨樋交換工事 | パナソニック シビルスケアPC50 |
お客様のご要望
今回は、パミール屋根を屋根カバー工法と外壁塗装されたお客様のご紹介です。
お家を少し離れたところから見てみると屋根が剥がれているように見えると、お問合せ頂きました。
お客様もパミール屋根だということは、ご存じで安心して屋根カバー工法の施工を任せられる業者をお探しでした。
まずは、しっかりと現状の屋根の様子を調査させて頂きます。
担当者より
担当営業 樋口 健
早速屋根に登らせて頂き屋根の状況を拝見させて頂きました。やはり、塗装できない屋根材の代表格とも言える、ニチハ”パミール”でした。
1990年後半〜2004年頃までに製造・施工された屋根材のほとんどは、アスベストの健康被害を危惧し、2004年に定められた規制をクリアする為にアスベストを使用せずに製造・販売されたノンアスベスト屋根材です。
急遽アスベストを使用しなくなった為に、その時期に製造・販売されたものは、どのメーカーの屋根材も耐久性に乏しく、不具合が多く報告されました。
パミールもその一つです。
特徴としては、屋根材の裏面に湿気が溜まり防水紙や固定している釘に悪影響を与える
屋根材がズレたり脱落する
雨水が滞留しやすい下端の小口が変色してくる
剥離が左右の端にも拡がりミルフィーユのように何層にもわたる
剥離し、弱くなった部分が崩れ始める
というような数々の劣化症状が徐々に進行していきます。
このような塗装はできない屋根材なので、ご希望の屋根カバー工法をご提案させて頂きました。
既存の屋根材の上から新しい防水紙を貼り、超軽量の屋根材を被せる工法です。
屋根を葺き替えるよりも既存スレートの撤去・産廃費用がなくなるのでコストもかからず、屋根材の重さも超軽量なので、お家への負担も軽減できます。
なおかつ既存の屋根をそのまま活かしますので、二重の防水となるのがメリットです。
使用させて頂く屋根材は、使用する屋根材は、ルーフタイルジャパンの一閃をご提案
”天然石粒+ガルバリウム鋼板”のデザイン性・高耐久・耐風性に優れた世界基準の屋根材です。
天然の石を使用しているので、経年しても表面の色褪せや劣化がほとんどない屋根材です。
メーカー保証は、なんと30年の長期保証 ナタリー自社保証も15年付きます。
雨樋の軒樋が経年と紫外線により劣化し歪んでいたので、雨樋交換もさせて頂きました。
使用する雨樋はパナソニックのシビルスケアPC50です。
シビルスケアPC50は、アイアン素材だから実現した、二重曲線のシンプルなフォルムが特徴です。
軒吊具には、高強度で、耐寒性にも優れた積雪や強風に強いポリカーボネート吊具を使用します。
外壁は、チョーキング・クラック・塗膜の剥離がみられました。
チョーキングとは、外壁を指で触った際に白い粉がつくことをいいます。雨や紫外線により塗料に含まれる合成樹脂が分解され、塗料に含まれる顔料が粉状になって表面に現れる現象です。放置しているとモルタルの劣化がクラックも徐々に広がり、内部に雨水が侵入する恐れがあります。
外壁塗装はお家の美観にだけではなく、紫外線や雨風からお家を保護する防水の役割も果たします。塗料によっては、防カビ、遮熱などの機能でお家を守ることが可能です。ですので、お家の外壁は、10年〜13年の間に塗装する必要があります。
調査のご報告をさせて頂いた結果、屋根工事だけの為に足場を架けるのは、勿体無いということで外壁も併せて施工をお任せして頂きました。
使用する塗料は、プレマテックスのウルトラSiです。
現在主流となっているラジカル抑制塗料の中でもクラス最高レベルの耐候性と優れたコストパフォーマンスを叶えた塗料です。紫外線に強く、高い機能性を備え、安心・安全性と低環境負荷も叶えた次世代の1液水性塗料です。
期待耐用年数は、15年以上あり、メーカー保証が8年付き、自社保証も7年付きます。
それでは、施工中の様子をご覧ください!
施工前、施工後写真
工事写真レポート
施工前 パミール
施工前の状態です。
全体的に経年劣化しているのは、もちろんですがパミール特有の劣化症状が出ています。施工前 パミール
パミールは、屋根材の裏面に湿気が溜まり、防水紙や固定している釘が劣化します。
雨水が滞留しやすい下端の小口が変色しはじめ、下端の小口を中心に剥離し始めます。
そして剥離が拡がりミルフィーユのように何層にもわたり剥離し、弱くなった部分が崩れ始めます。施工前 雨樋
軒樋が経年と紫外線により歪んでしまっています。施工前 雨樋
軒樋の繋ぎ目が劣化し外れています。施工前 外壁
チョーキング・クラック・塗膜の剥離がみられました。
放置しているとモルタルの劣化が早まり、内部に雨水が侵入する恐れがあります。仮設足場組立
足場の組立作業です。
弊社では、安全と職人の作業効率を考えビケ足場を使用しております。
落下や飛散などないよう、しっかりと養生シートを張ります。天窓撤去
まずは、天窓の撤去です。
古いタイプの天窓は、設置時の雨仕舞いが悪いことや経年劣化により窓周りのパッキンが劣化することによる雨漏れが非常に多く起こります。
屋根工事の際に撤去し塞いでしまうか新しい天窓に交換することをお勧めしています。天窓撤去
周りのスレートを撤去し、既存の天窓を撤去します。天窓撤去 野地板
撤去後の穴を新規野地板で塞ぎます。既存役物撤去
下屋根のカバー工法の様子です。
まずは、既存の役物を撤去していきます。
板金を撤去すると木下地の貫板が出てきます。貫板も撤去しスレートだけの状態にします。防水紙 TAJIMA セルフカバー
通常は、防水紙(ルーフィング)を釘で留めていくのですが、弊社では屋根に穴を開けたくないので粘着式のルーフィングを使用しています。
防水紙は屋根の防水の要なので、しっかり丁寧に規定の重なり幅を確認しながら敷いていきます。ルーフタイルジャパン一閃 シールテープ
役物(軒先水切りなど)を取り付け本体を下から葺いていきます。
本体が葺きあがったらシールテープと呼ばれる部材を棟に沿って取り付けます。
雨などの吹き込みに対しての縁切りの役割があります。ルーフタイルジャパン一閃 棟スペーサー
シールテープの上に棟包みを固定する為の専用の土台、棟スペーサーを取り付けます。ルーフタイルジャパン一閃 同質棟包み
同質素材の棟包み・雨押さえを取り付けて完了です。既存役物撤去
大屋根も同様の施工をしていきます。
既存の棟板金・雪止めを撤去します。ルーフタイルジャパン一閃 本体施工
ルーフタイルジャパン一閃を下から葺いていきます。
一枚につき6箇所ビスで固定します。ルーフタイルジャパン一閃 本体施工
徐々に葺き上がっていきます。
一閃の特徴として雪止めが不要な作りになっております。
天然石ストーンチップを焼き付けた表面加工が積雪を屋根上でしっかり止めて、屋根上の積雪を滑り落ちにくくする効果があります。ルーフタイルジャパン一閃 壁際処理
棟違い箇所の施工です。
雨押さえ板金を取り付け、コーキングで防水処理します。ルーフタイルジャパン一閃 シールテープ
本体が葺きあがったら下屋根の隅棟同様にシールテープと呼ばれる部材を棟に沿って取り付けます。
雨などの吹き込みに対しての縁切りの役割があります。ルーフタイルジャパン一閃 棟用スペーサー取り付け
シールテープの上に棟包みを固定する為の専用の土台、棟スペーサーを取り付けます。ルーフタイルジャパン一閃 同質棟取り付け
同質の棟包みを被せビスで固定して完成です。外壁塗装 下塗り コットンフィラー
外壁の施工に入ります。
モルタル素材でしたので下塗り材には、プレマテックスのコットンフィラーを使用します。
下塗り材を丁寧に塗っていきます。
外壁塗装は、下塗りが非常に重要です。
どれだけ高耐候な塗料を使用しても下塗りを疎かにすると本来の耐久性を発揮できません。プレマテックス ウルトラSi 中塗り
下塗りが乾いたら中塗りを塗っていきます。
主材で使用するのは、プレマテックスのウルトラSiです。
紫外線に強く、高い機能性を備え、
安心・安全性と低環境負荷も叶えた
次世代の1液水性塗料。
期待耐候年数は、15年以上とされています。
プレマテックス ウルトラSi 上塗り
塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと3回塗って初めて性能を発揮します。
職人の技術や仕事への姿勢に大きく左右される非常に繊細な作業です。シャッターボックス 施工前
シャッターボックスは、内部のシャッターは、塗装しませんがボックスは、板金なので塗装します。シャッターボックス 施工後
錆止め・中塗り・上塗りと施工します。換気フード 施工前
換気フードも同様に鉄部なので塗装します。換気フード 施工前
錆止め・中塗り・上塗りと施工します。施工後 大屋根
全ての施工が完了しました!
完了検査を行います。
弊社では、完成後の検査だけではなく施工中にも施工管理や営業が頻繁に現場に訪れ確認作業をしています。施工後 下屋根
下屋根も綺麗に仕上がっています。施工後 全景
色分けした箇所も雰囲気も変わりお客様も喜んで頂けました!
ナタリールーフでは、工事完了後
3ヶ月・6ヶ月・1年・1年毎に定期点検に伺わせて頂きます。
これからも長いお付き合いをさせて頂ければと思います。
ありがとうございました!