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埼玉県入間市S様邸 「グリシェイドNEO」屋根カバー工事 ルーフタイルジャパン一閃 外壁塗装工事 アステックペイント シリコンREVO1000-IR

2023.02.02 (Thu)

施工前BEFORE
施工後AFTER

入間市S様邸  施工データ

工事内容

屋根カバー工事 ルーフタイルジャパン 一閃

外壁塗装工事 アステックペイント シリコンREVO1000-IR

バルコニー防水塗装工事 オート化学工業 オートンウレアックスHG

築年数 築18年
施工日数 25日間
工事金額 160万円
メーカー・商品

屋根:ルーフタイルジャパン 一閃
外壁:アステックペイント シリコンREVO1000-IR

バルコニー防水塗装工事 オート化学工業 オートンウレアックスHG

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お客様のご要望

今回は グリシェイドNEO屋根のカバー外壁・付帯部塗装バルコニー防水塗装 をご依頼頂いたお客様のご紹介です。

施主様ご自身でも調べた結果塗っても意味がない屋根材なのではないかと思いチラシを見て屋根リフォーム専門店ナタリールーフへお問い合わせいただきました。屋根・外壁共にメンテナンスをご希望だった為、まずはご自宅全体をしっかりと調査させていただきます。

担当者より

営業

担当営業 樋口 健

まずは屋根から調査を行っていきます。S様邸で使用されていた屋根材はクボタ(現:KMEWケイミュー)が製造していた” グリシェイドNEO”と呼ばれるスレート屋根材でした。

この屋根材は経年劣化とともに無数のひび割れが発生してしまうため、ニチハ”パミール”などと同様、塗装工事を推奨できない屋根材でした。

アスベストによる健康被害から『労働安全衛生法施行令』 『石綿障害予防規制』に基づき、数年かけて石綿(アスベスト)含有率(重量比)が1%を超えるものから0.1%を超えるものに徐々に引き下げられ、2006年にはアスベストの使用が完全に禁止になりました。

アスべストを使用しなくなったことによりアスベストを使用している屋根材と同等の強度を保つことが出来ず、どのメーカーの屋根材も耐久性に乏しく不具合が多く報告されました。

グリシェイドNEOもその一つです。特徴としては、

・無数のひび割れが発生する

・屋根材の反り

・層状剥離

アスベストが含まれていないグリシェイドNEOは、初期症状として経年と共にヒビが入ってきます。重さが加わると、すぐに割れてしまうので、屋根を調査してもらう際には注意が必要です。(屋根に登り慣れていない人が上った場合上った衝撃で屋根材が割れる可能性があります)S様の屋根でも無数の割れ層状剥離と呼ばれる現象が見受けられました。また棟板金の釘が抜けてきてしまっており、棟板金が浮いてしまっていました。

屋根

屋根カバー工事 施工前

ひび割れている屋根

屋根カバー工事 施工前

棟板金の釘が抜けてきています。

グリシェイドNEO 施工前

層状剥離が発生しています

ひび割れが発生している部分に雨水が浸透することで屋根材自体にダメージが広がり屋根材が剥離してしまうのです。層状剥離が顕著に現れることで有名なものにニチハパミールがあります。グリシェイドNEOは、パミールほどではありませんが雨水が浸透すると下部から剥離していく症状が見られます。

このように自然にひび割れが発生し層状剥離が発生してしまっている屋根材の場合、一回の工事で少なくとも3回屋根の上を行き来する塗装工事を行うことは逆に劣化を早めてしまう可能性が高い上にどんなにいい塗料を使用しても屋根材そのものの強度を上げることはできません。そのため屋根リフォームで施工が可能なのは屋根葺き替え工事屋根バー工事になります。今回は外壁もご一緒にとのことでしたのでご予算も踏まえ屋根カバー工事をご提案。

屋根カバー工法とは既存の屋根材の上から新しい防水紙を貼り、超軽量の屋根材を被せる工法です。

既存の屋根を活かすことで二重の防水となるのに加え、既存屋根の撤去費用も発生しないため葺き替え工事に比べコストも抑えられるのがメリットです。

↓グリシェイドNEOについて詳しく解説

塗装できない屋根材”グリシェイドNEO”とは!?

次に外壁の調査を行います。外壁はチョーキング・塗膜の剥離から来る汚れが顕著に見受けられました。チョーキングとは、外壁を指で触った際に白い粉がつくことをいいます。雨や紫外線により塗料に含まれる合成樹脂が分解され、塗料に含まれる顔料が粉状になって表面に現れる現象です。放置していると外壁材の劣化、クラックも徐々に広がり、内部に雨水が侵入する恐れがあります。ですので、お家の外壁は10年〜13年の間に塗装工事を推奨しています。

また外壁塗装はお家の美観にだけではなく、紫外線や雨風からお家を保護する防水の役割も果たします。塗料によっては、低汚染性・防カビ・遮熱などの機能で長期的にお家を守ることが可能です。

外壁

外壁塗装工事 施工前

塗膜の劣化によって汚れが付着した外壁

外壁塗装工事 施工前

クラックが入ってしまっている外壁

またS様邸では玄関上にあるパラペット防水層が剥がれてしまっていました。バルコニーやパラペットでは戸建て住宅のほとんどがFRPと呼ばれる材料で施工されています。FRPとは繊維強化プラスチックFiber Reinforced Plastics)の略称でガラス繊維などの強化材で補強されたプラスチックのことを指します。このFRPは強度耐久性耐水性などに優れているという特徴があるため広くバルコニーの防水層として使用されています。この塗膜が劣化してしまうとバルコニーから雨水が侵入し雨漏りの一因になってしまうためリフォームをお考えの際には防水層が劣化していないかチェックすることが重要です。

パラペット

バルコニー防水塗装工事 施工前

パラペット部分 防水層が剥がれ落ちてしまっています。

バルコニー

バルコニー防水塗装工事 施工前

防水層にひび割れが見受けられます。

そのため外壁塗装工事に加えバルコニー防水塗装工事も合わせてご提案。

以上の調査結果をご報告し、屋根カバー工事 外壁塗装工事 バルコニー防水塗装工事 以上3つのリフォームをお任せいただきました。

 

現状のご自宅の状態やご希望の耐用年数などをしっかりヒアリングした上でS様邸に合った屋根材・塗料をご提案。

まずはルーフィングです。屋根材の下地に使用する防水紙のことを指します。屋根材に隠れてしまいますが屋根の防水の役割を担っているルーフィング(防水紙)は屋根リフォーム工事にあたって最重要といっても過言ではありません。

※詳しくは下記の参考記事をご覧ください。

ルーフィングとは?基礎知識を徹底解説!

使用させていただくルーフィング(防水紙)は

TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィング です。

ニューライナールーフィング

↓TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィングオフィシャルサイト

https://www.tajima.jp/juken/index02_02.html

改質アスファルトルーフィングの先駆けとなった、防水性・耐久性共に他の追随を許さない、最高級の品質を誇る下葺材です。改質アスファルト層を不織布と原紙で挟み込むことで、改質アスファルト本来の性能を十二分に発揮します。 表面に防滑特殊塗料を使用しているため、防滑性に優れています。

ルーフィングの上に使用させて頂く屋根材は ーフタイルジャパン 一閃 です。

ルーフタイルジャパン一閃ルーフタイルジャパン

”天然石粒+ガルバリウム鋼板”のデザイン性・高耐久・耐風性に優れた世界基準の屋根材です。

天然の石を使用しているので、経年しても表面の色褪せや劣化がほとんどない屋根材です。

メーカー保証は、なんと30年の長期保証 ナタリー自社保証も15年付きます。

↓ルーフタイルジャパン オフィシャルサイト

https://www.rooftg.co.jp/features/

↓ 一閃の作業工程がわかる動画です。

 

次に外壁塗料です。アステックペイント シリコンREVO1000-IR(遮熱塗料)を使用。

アステックペイント シリコンREVO

建物を永く美しく守るために作られた次世代型ハイクラスシリコン塗料〈シリコンREVO1000ーIR〉

耐候性・低汚染性・遮熱性 3つの革命を実現するためにこだわり抜かれた水性形一液外壁用遮熱シリコン系上塗材です。

↓アステックペイント シリコンREVO1000ーIRオフィシャルサイト

https://astecpaints.jp/feature/silicon_revo/

期待耐用年数は13年~16年、自社保証も6年付いています。

最後にバルコニー防水塗料です。今回はオート化学工業 オートンウレアックスHGを使用。

オートンウレアックスHG

表面保護機能+防水機能を持ち合わせた、ハイブリット防水コーティング材です。20年以上の耐候性があり、衝撃に強い塗膜を形成します。

↓オート化学工業 オートンウレアックスHGオフィシャルサイト

https://autochem.co.jp/products/1052/

それでは施工の様子をご覧ください。

↓少しでも屋根・外壁・その他ご自宅のことが気になった方は簡単1分で無料見積もり❗️    

無料見積もり

施工前、施工後写真

施工前BEFORE
施工後AFTER

工事写真レポート

  • 足場着工
    足場の組立作業です。
    弊社では、安全と職人の作業効率を考えビケ足場を使用しております。
    落下や飛散などないよう、しっかりと養生シートを張ります。
  • 高圧洗浄 屋根
    屋根から高圧洗浄で汚れを落としていきます。
  • 高圧洗浄 外壁
    外壁の汚れも綺麗に落としていきます。
    高圧洗浄で下地を綺麗にすることで塗料の食いつきも良くなります。
  • 高圧洗浄 バルコニー
    バルコニーも洗浄していきます。
  • 屋根カバー工事
    大屋根のカバー工事から施工を行っていきます。
  • 既存役物撤去
    まずは棟板金や雪止めといった既存の役物を撤去していきます。
  • 軒先役物(改修用スターター)
    軒先に役物を取り付けていきます。
    軒先を板金で固定して、屋根材が飛ばされないようにするという重要な役割もあります。
  • ルーフィング
    すべての役物撤去を終えたら新しいルーフィングを既存の屋根材の上から既定の重なり幅で敷いていきます。
    使用ルーフィング:TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィング
  • 妻側役物(捨て板水切り)
    妻側(ケラバ)部分にも軒先同様役物を取り付けていきます。
    役物を取り付けることによって内部に水が入ってしまうことを防ぎます。
  • 妻側役物(同質ケラバ包み)
    妻側についている捨て板水切りに屋根と同質のケラバ包みを取り付けていきます。
    ケラバ包みや棟包みも屋根材と同質な上にビス部分には屋根材と同質の石でコーティングする為、他の屋根材より美観にもこだわりを感じられます。
  • 本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃
    役物の取り付けを終えたら屋根本体を施工していきます。
    使用屋根材:ルーフタイルジャパン 一閃
  • 本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃
    壁との取り合い部分には専用の水切り部材を取り付けます。
  • 本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃
    S様邸で使用した"一閃"はガルバリウム鋼板に天然石を塗布してありデザイン性・耐候性・耐風性に優れた屋根材です。
  • 本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃
    全体が葺き上がりました。
  • 棟施工 シールテープ
    棟を施工していきます。まずシールテープと呼ばれる部材を取り付けます。雨などの吹き込みに対しての縁切りの役割があります。換気口には専用のイコタイルベンツを取り付けていきます。
  • 棟施工 棟用スペーサー
    シールテープの上から棟部分に棟包みを固定するための下地、一閃専用の棟用スペーサーを取り付けます。
  • 棟施工 棟換気 イコタイルベンツ
    換気口には専用の棟換気イコタイルベンツを取り付けた上から棟用スペーサーを取り付けます。
  • 棟施工 同質棟包み取り付け
    棟用スペーサーに屋根材と同質の棟包みを一閃専用のビスでしっかり固定して取り付けていきます。
  • 棟施工 
    ケラバとの取り合い部分は棟包みをその場で加工しケラバ包みに被せてビスで留めていきます。
  • 大屋根 完工 
    綺麗に仕上がりました。
  • 下屋根カバー工事
    下屋根の施工も行っていきます。リフォーム工事に外壁塗装が含まれている場合、壁との取り合いが必要になる下屋根は塗装工事の後に行っていきます。
  • 既存役物撤去
    壁との取り合い部分には大屋根同様役物が取り付けられているため役物を撤去していきます。
  • ルーフィング
    新しいルーフィングを既定の重なり幅を確認しながら敷いていきます。
  • ルーフィング
    壁との取り合い部分はルーフィングを立ち上がらせ、本体を施工した後に板金を付けるため、テープで固定します。
  • 役物取り付け
    下屋根のケラバ(妻側)・軒先部分にも役物を取り付けていきます。
  • 役物取り付け
    壁部分には改修用雨押えと呼ばれる役物を取り付けます。
  • 本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃
    本体を施工していきます。
  • 雨押え
    全体が葺き上がったら壁との取り合い部分を仕上げていきます。雨押え部分に同質の板金を取り付けていきます。
  • 雨押え
    平行棟の部分にも同質の板金を取り付けていきます。
  • 下屋根 完工
    綺麗に仕上がりました。これで屋根の施工は完了です。
  • 外壁塗装工事
    続いて塗装工事に入っていきます。
  • 養生
    窓のサッシや玄関などの非塗装部に塗料が付着しないよう、養生を行います。
  • 下塗り(1回目)アステックペイント フィラー
    下塗りから行っていきます。使用下塗材:アステックペイント シーラー
    外壁塗装は下塗りが非常に重要です。
    塗り残しが無いようにローラーで丁寧に塗ります。どれだけ高耐候な塗料を使用しても下塗りを疎かにすると本来の耐久性を発揮できません。
  • 下塗り(1回目)アステックペイント フィラー
    軒天井・破風も外壁同様塗装していきます。
  • 下塗り(2回目)アステックペイント ホワイトフィラー
    S様邸は外壁材がジョリパットと呼ばれる塗り壁だったため塗料の吸い込みを考慮し、下塗りを2回行っていきます。
    使用材料:ホワイトフィラー
  • 下塗り(2回目)アステックペイント ホワイトフィラー
    軒天井も同様塗装していきます。
  • 中塗り(2回目)アステックペイント シリコンREVO1000-IR
    下塗りがしっかりと乾いたら主材の塗料をムラにならないよう、塗布していきます。使用材料:アステックペイント シリコンREVO1000-IR
  • 中塗り(2回目)アステックペイント シリコンREVO1000-IR
    アクセントカラー部分も塗装していきます。
  • 上塗り(3回目)アステックペイント シリコンREVO1000-IR
    中塗りが乾燥したら仕上げの上塗りです。
    塗装は、下塗り・中塗り・上塗りと3回塗って初めて本来の耐久性を発揮します。
    職人の技術や仕事への姿勢に大きく左右される非常に繊細な作業です。
  • 上塗り(3回目)アステックペイント シリコンREVO1000-IR
    乾燥期間を設け、外壁部分の塗装は終了です。
    この後中間検査を行い塗り残し、ムラがないかチェックします。
  • 付帯部塗装 雨樋
    付帯部塗装を行っていきます。付帯部は下地調整(ケレン)を行い、塗装していきます。使用材料:アステックペイント マックスシールドSi
  • 付帯部塗装 雨樋
    上塗りです。
  • 付帯部塗装 シャッターボックス
    シャッターボックスも塗装していきます。
  • 付帯部塗装 シャッターボックス
    上塗りです。
  • 付帯部塗装 霧除け
    霧除けと呼ばれる箇所も塗装していきます。
  • 付帯部塗装 霧除け
    上塗りです。
  • 付帯部塗装 土台水切り
    土台水切りも塗装していきます。
  • 付帯部塗装 土台水切り
    上塗りです。
    付帯部も丁寧に塗装し、外壁塗装工事は完了です。
  • バルコニー防水塗装工事
    最後にバルコニー防水塗装工事を行っていきます。
  • プライマー(樹脂下地)
    トップの食いつきを良くするためにプライマー(樹脂下地)を塗布していきます。
  • ガラスマット貼り
    ガラスマットを貼っていきます。樹脂内部に空気が残ってしまうと防水層の浮き・膨れを起こす可能性があるため、ローラーを使用ししっかりと空気を抜きながら貼っていきます。
  • トップコート オート化学工業 オートンウレアックスHG
    トップコートを塗布していきます。使用材料:オート化学工業 オートンウレアックスHG
  • バルコニー防水塗装工事 完工
    上塗りを行って乾燥期間を設けます。
    これにてすべての工事が完了しました。
  • 施工後 屋根
    ブラックの石付の屋根材とあってシックな仕上がりになりました。棟も同質棟のため統一感がより一層高まります。
  • 施工後 外壁
    アクセントカラーが映えるお色味です。
  • 施工後 バルコニー
    バルコニーの防水層もしっかりと復活しました。
  • 施工後 完了検査
    全ての工事が終わり最終完了検査も終わりました。
    弊社では、中間検査、完了検査と数回の検査を行います。
  • 施工後 全景
    ナタリールーフでは、工事完了後
    3ヶ月・6ヶ月・1年・1年毎に定期点検に伺わせて頂きます。
    これからも長いお付き合いをさせて頂ければと思います。
    ありがとうございました!

私が担当しました!

営業

樋口 健KEN HIGUCHI

趣味
プロ野球観戦
お客様への一言
常にお客様目線に立ち、最善のご提案を致します!
所有資格
・雨漏り診断士
・外壁診断士
・足場組立て等作業主任者
・職長・安全衛生責任者
・フルハーネス特別教育
・ニチハ金属外装施工士
・ROOGA施工技術者
・荷上げ機特別教育修了者
・アステックペイント技術研修会修了
・有機溶剤作業主任者技能講習修了

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