埼玉県狭山市O様邸 屋根カバー工事〈ルーフタイルジャパン 一閃〉 外壁塗装工事〈アステックペイント フッ素REVO〉雨樋交換工事〈Panasonic シビルスケアPCー50〉
2023.02.25 (Sat)
狭山市O様邸 施工データ
工事内容 | 屋根カバー工事 外壁塗装工事 雨樋交換工事
|
---|---|
築年数 | 築29年 |
施工日数 | 19日間 |
工事金額 | 185万円 |
メーカー・商品 | 屋根:ルーフタイルジャパン 一閃 外壁:アステックペイント フッ素REVO1000-IR 雨樋:Panasonic シビルスケアPC-50 |
お客様のご要望
今回は 屋根カバー工事 外壁塗装工事 雨樋交換工事 をご依頼頂いたお客様のご紹介です。
近隣がリフォーム工事をしているときに屋根を指摘され、屋根専門店ナタリールーフへお問い合わせいただきました。外壁・屋根ともにリフォームの経験があり、そろそろリフォームをご検討とのこと。しっかり現状のご自宅の状態を調査していきます。
担当者より
担当営業 樋口 健
他社に指摘された屋根から調査を行っていきます。O様邸の既存の屋根材はスレート屋根で1箇所欠けが見受けられました。O様のように定期的にメンテナンス(塗装工事)を行っていてもスレート屋根自体の耐用年数は約20年前後と言われているため、スレート自体が劣化してしまうと欠けやクラックといった症状が発生してきます。
スレート屋根のメンテナンス時期について詳しく解説
屋根
欠けてしまっているスレート屋根。
クラック(ひび割れ)が発生しています。
築年数、既存のスレート屋根の耐用年数からしてもう一度塗装工事を行うよりも屋根の葺き替えかカバー工法をした方がトータルのメンテナンスコストがかからないと判断。今回はカバー工法をご提案させていただきました。
屋根カバー工法とは既存の屋根材の上から新しい防水紙を貼り、超軽量の屋根材を被せる工法です。
既存の屋根を活かすことで二重の防水となるのに加え、既存屋根の撤去費用も発生しないため葺き替え工事に比べコストも抑えられるのがメリットです。
屋根と合わせて雨樋も調査をすると歪みが見受けられました。
雨樋
歪みが見受けられます。
このまま放置してしまうとさらに歪みが悪化し、雨水が集水器に流れずオーバーフローを起こし雨漏りの一因になってしまう可能性が。そのため、雨樋の交換工事をご提案。
次に外壁です。10年以内に塗装を行っていましたがチョーキング・塗膜の剥離がみられました。チョーキングとは、外壁を指で触った際に白い粉がつくことをいいます。雨や紫外線により塗料に含まれる合成樹脂が分解され、塗料に含まれる顔料が粉状になって表面に現れる現象です。放置しているとサイディングの劣化、クラックも徐々に広がり、内部に雨水が侵入する恐れがあります。使用塗料や周辺の環境などによって劣化の度合いは変わってきますが、外壁は10年〜13年に一度の塗装工事を推奨しています。
また外壁塗装はお家の美観にだけではなく、紫外線や雨風からお家を保護する防水の役割も果たします。塗料によっては、低汚染性・防カビ・遮熱などの機能で長期的にお家を守ることが可能です。
外壁
チョーキングが発生しています。
雨だれ・汚れが付着しています。
前回の塗装から年数も経っていたため今回は外壁塗装工事も一緒にご提案。
以上の調査結果をご報告し、屋根カバー工事 外壁塗装工事 雨樋交換工事 3つの工事をお任せいただきました。
現状のご自宅の状態やご希望の耐用年数などをしっかりヒアリングした上でO様邸に合った屋根材をご提案。
まずは既存の屋根材、スレート屋根の上に新しく敷いていくルーフィングです。屋根材の下地に使用する防水紙のことを指します。屋根材に隠れてしまいますが屋根の防水の役割を担っているルーフィング(防水紙)は屋根リフォーム工事にあたって最重要といっても過言ではありません。
※ルーフィングについて詳しくはこちらをご覧ください。
O様邸で使用させていただくルーフィング(防水紙)は
TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィング です。
↓TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィングオフィシャルサイト
https://www.tajima.jp/juken/index02_02.html
改質アスファルトルーフィングの先駆けとなった、防水性・耐久性共に他の追随を許さない、最高級の品質を誇る下葺材です。改質アスファルト層を不織布と原紙で挟み込むことで、改質アスファルト本来の性能を十二分に発揮します。 表面に防滑特殊塗料を使用しているため、防滑性に優れています。
↓ニューライナールーフィングについて詳しく解説
ルーフィングの上に使用させて頂く屋根材は
ルーフタイルジャパン 一閃 です。
”天然石粒+ガルバリウム鋼板”のデザイン性・高耐久・耐風性に優れた世界基準の屋根材です。
天然の石を使用しているので、経年しても表面の色褪せや劣化がほとんどないメンテナンスフリーな屋根材です。
メーカー保証はなんと30年の長期保証!ナタリー自社保証も15年付きます。
↓ルーフタイルジャパン オフィシャルサイト
https://www.rooftg.co.jp/features/
↓ 一閃の作業工程がわかる動画です。
次に外壁塗装に使用する塗料は
アステックペイント フッ素REVO1000-IR(遮熱塗料)を使用。
建物を永く守り続けるために生まれた高耐候型ハイクラスフッ素塗料〈フッ素REVO1000-IR〉フッ素成分を一般的なフッ素塗料の約2倍含有。高耐候性・低汚染性・遮熱性の3つの機能を兼ね備えた水性1液外壁用遮熱フッ素系上塗材です。期待耐用年数は16年~20年、自社保証(塗膜剥離)も7年ついています。
↓アステックペイント フッ素REVO-1000IRオフィシャルサイト
https://astecpaints.jp/products/product-detail/?paint_id=73
雨樋はカラーバリエーションも豊富で塗装後のご自宅にもなじみやすいパナソニックのシビルスケアPCー50を使用。
シビルスケアPC-50は、アイアン素材だから実現した、二重曲線のシンプルなフォルムが特徴です。
軒吊具には、高強度で、耐寒性にも優れた積雪や強風に強いポリカーボネート吊具を使用します。
↓Panasonic シビルスケア PC-50 オフィシャルサイト
https://sumai.panasonic.jp/amatoi/aian/lineup/s09_si_pc77_01.html
それでは、施工の様子をご覧ください。
関連記事
↑屋根のメンテナンス方法をご紹介しています。
施工前、施工後写真
工事写真レポート
足場着工
足場の組立作業です。
弊社では、安全と職人の作業効率を考えビケ足場を使用しております。
落下や飛散などないよう、しっかりと養生シートを張ります。高圧洗浄
まずは経年劣化で付着した汚れを高圧洗浄で落としていきます。高圧洗浄
外壁も高圧洗浄をかける事で新しい塗料の食いつきがよくなります。屋根カバー工事
高圧洗浄後乾燥させ、屋根カバー工事から施工を行っていきます。既存役物撤去
まずは棟板金や雪止めといった役物と呼ばれる板金を撤去していきます。棟板金を撤去すると貫板と呼ばれる棟板金を固定するための下地材が出てくるのでこちらも撤去していきます。既存役物撤去
雪止めは1箇所ずつサンダーを使用しカットし屋根をフラットな状態にしていきます。軒先役物取り付け(改修用スターター)
軒先に役物と呼ばれる板金(改修用スターター)を取り付けていきます。
軒先を板金で固定して、屋根材が飛ばされないようにするという重要な役割もあります。ルーフィング
軒先役物を取り付け後、新しいルーフィングを既存の屋根材の上から敷いていきます。
使用材料:TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィングルーフィング
ルーフィングは屋根の防水の要といっても過言ではありません。既定の重なり幅で敷いていくことにより、雨水の侵入を防ぎます。カバー工法の場合、既存のルーフィングと屋根材があるため二重の防水になります。妻側役物取り付け(捨て板水切り)
ルーフィングを敷き終えたら妻側(ケラバ)部分に軒先同様役物を取り付けていきます。
役物を取り付けることによって内部に水が入ってしまうことを防ぎます。役物取り付け(谷板金)
屋根と屋根の重なる部分は谷と呼ばれ、屋根の中でも雨が降った際に水が多く流れる箇所のため、谷板金と呼ばれる板金を取り付けます。本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃
役物の取り付けを終えたら屋根本体を施工していきます。
使用屋根材:ルーフタイルジャパン 一閃本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃
谷部分は先ほど取り付けた谷板金の上に屋根材を葺いていきます。この板金があると水が流れてきやすい谷部分のルーフィングへの雨水の侵入を防ぐことができます。本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃
全体が葺き上がりました。役物取り付け 同質谷カバー
先ほどの谷部分には屋根と同質の谷カバーを取り付けます。ここも統一感が増すポイントです。棟施工
続いて棟を施工していきます。棟施工 シールテープ
棟部分にシールテープを取り付けます。雨などの吹き込みに対しての縁切りの役割があります。棟施工 棟用スペーサー
シールテープの上から棟部分に棟包みを固定するための下地、一閃専用の棟用スペーサーを取り付けていきます。棟施工 棟用スペーサー
全体に取り付けが終わりました。棟施工 同質棟包み 取り付け
棟用スペーサーに屋根と同質の棟包みを取り付けていきます。
棟同士が合わさる箇所はその場で職人が棟包みを加工し取り付けていきます。棟施工 同質棟包み 取り付け
棟同士(谷部分含む)が合わさる箇所はその場で職人が棟包みを加工し取り付けていきます。棟施工 同質棟包み 取り付け
棟包みの接合部にはしっかりとコーキングを充填します。棟施工 同質ケラバ包み
妻側(ケラバ)部分には役物の上から同質のケラバ包みを取り付けます。ビス部分には屋根材と同質の石でコーティングする為、他の屋根材より美観にもこだわりを感じられます。棟施工 同質棟包み 取り付け
綺麗に仕上がりました。
外壁塗装工事
続いて外壁塗装工事を施工していきます。養生
窓のサッシなどの非塗装部に塗料が付着しないよう、養生を行います。下塗り
下塗りから行っていきます。
使用材料:アステックペイント ホワイトフィラー
下塗り
外壁塗装は下塗りが非常に重要です。どれだけ高耐候な塗料を使用していても、下塗りを疎かにすると塗料が持つ本来の耐久性を発揮できません。中塗り
下塗りを乾燥後、主材で中塗りを行っていきます。
使用材料:アステックペイント フッ素REVO1000-IR中塗り
ムラがないよう丁寧に塗装します。
全体の塗装が終わったらしっかりと乾燥させます。上塗り
乾燥後、仕上げの上塗りを行います。
塗装工事は下塗り・中塗り・上塗りと3回塗って初めて塗料の持つ本来の耐久性を発揮します。職人の技術に大きく左右される繊細な作業です。上塗り
全体の上塗りを終えたら乾燥期間を設け、外壁塗装は完了です。
中間検査を行い、
・ムラがないか ・塗り残しがないか
等数人の目視でチェックを行います。付帯部塗装 ガス天板
外壁塗装と同時進行で付帯部の塗装も行っていきます。
鉄部はケレンと呼ばれる下地調整後、錆止めを塗っていきます。付帯部塗装 ガス天板
ガス天板 中塗りです。
使用材料:アステックペイント マックスシールドSi付帯部塗装 ガス天板
ガス天板 上塗りです。付帯部塗装 霧除け
霧除け 中塗りです。
使用材料:アステックペイント マックスシールドSi付帯部塗装 霧除け
霧除け 上塗りです。付帯部塗装 雨戸
雨戸 中塗りです。
使用材料:アステックペイント マックスシールドSi付帯部塗装 雨戸
雨戸 上塗りです。
付帯部の塗装も終えたらしっかりと乾燥させます。雨樋交換工事
最後に雨樋交換工事を行っていきます。
既存雨樋撤去
既存の雨樋を撤去していきます。
※工程の都合上、撤去は外壁塗装前に行っております。既存雨樋撤去
支持金具も同様に撤去していきます。既存雨樋撤去
竪樋とその支持金具も撤去していきます。補修
支持金具撤去後金具の付いていた箇所を補修します。支持金具取り付け
外壁塗装後、新しいポリカーボネート製の支持金具を取り付けていきます。雨樋取り付け
新しい雨樋を取り付けていきます。
使用材料:Panasonic シビルスケアPC-50雨樋取り付け
竪樋も取り付け、ご依頼頂いていたすべての工事が完了しました。施工後 屋根
完了検査を行った後、足場を解体し、工事は完了になります。ブラックの石付の屋根材が外壁の色味ともマッチしています。
施工後 外壁
以前の外壁のお色味からパッと目を引く暖色でおうちが明るく見えます。施工後 付帯部
雨戸・戸袋も綺麗に仕上がっています。オレンジ系の外壁にブラウンの色味がマッチしています。施工後 雨樋
雨樋も綺麗に仕上がっています。支持金具がポリカーボネート製になるので金属のように錆びてしまうといった劣化を防げます。施工後 全景
ナタリールーフでは、工事完了後
3ヶ月・6ヶ月・1年・1年毎に定期点検に伺わせて頂きます。
これからも長いお付き合いをさせて頂ければと思います。
ありがとうございました!
私が担当しました!
営業
樋口 健KEN HIGUCHI
- 趣味
- プロ野球観戦
- お客様への一言
- 常にお客様目線に立ち、最善のご提案を致します!
- 所有資格
- ・雨漏り診断士
・外壁診断士
・足場組立て等作業主任者
・職長・安全衛生責任者
・フルハーネス特別教育
・ニチハ金属外装施工士
・ROOGA施工技術者
・荷上げ機特別教育修了者
・アステックペイント技術研修会修了
・有機溶剤作業主任者技能講習修了
塗装職人
野島 正TADASHI NOJIMA
- 趣味
- ダーツ・子供と遊ぶこと・塗装
- お客様への一言
- お客様とコミニュケーションを取りながら、希望や不満をできる限り解消し満足頂けるよう心がけて塗装させてもらってます!
屋根職人
諏佐 貴利TAKATOSHI SUSA
- 趣味
- 音楽鑑賞、買い物
- お客様への一言
- 全てのお客様に満足していただけるように丁寧な作業を心掛けます!!
塗装職人
山田 琢磨TAKUMA YAMADA
- 趣味
- ダーツ
- お客様への一言
- 施工品質は、もちろんですが、お客様に安心してお任せしていただけるよう心がけて、お客様の笑顔を見れるように頑張ります!
屋根職人
近藤 健太KENTA KONDO
- 趣味
- 釣り・スノーボード
- お客様への一言
- 屋根工事が大好きなので、集中しすぎてしまう癖があります。
日々、丁寧かつ綺麗な施工を心がけています!
営業
彦田 貴充TAKAMITSU HIKOTA
- 趣味
- 野球観戦、釣り
- お客様への一言
- 一軒一軒100%の力を注ぎます!!