東京都武蔵村山市S様邸 屋根カバー工事〈ルーフタイルジャパン 一閃〉 外壁塗装工事〈アステックペイント フッ素REVO〉コーキング打ち替え工事〈アステックペイント アステックシール4000〉
2023.03.09 (Thu)
武蔵村山市S様邸 施工データ
工事内容 | 屋根カバー工事 外壁塗装工事 コーキング工事 バルコニー防水塗装工事 |
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築年数 | 築10年 |
施工日数 | 22日間 |
工事金額 | 170万円 |
メーカー・商品 | 屋根:ルーフタイルジャパン 一閃 外壁:アステックペイント フッ素REVO1000-IR コーキング:アステックペイント アステックシール4000 バルコニー防水:オート化学工業 オートンウレアックスHG |
お客様のご要望
今回は 屋根カバー工事 外壁塗装工事 コーキング工事 バルコニー防水塗装工事 をご依頼頂いたお客様のご紹介です。
コーキングの劣化を気にされており、ポータルサイトよりお問い合わせいただきました。築年数からしてそろそろ全体のメンテナンスを…とお考えのようでした。まずはご自宅の状態をしっかりと調査していきます。
担当者より
担当営業 樋口 健
まずは屋根から調査を行っていきます。S様邸の既存の屋根材はスレート屋根で築年数以上に屋根材の反り、また棟板金には錆が見受けられました。スレートの耐用年数は約20年と言われていますが日当たりの良さや周辺環境によって差が生じてきます。
スレート屋根のメンテナンス時期について詳しく解説
屋根
屋根材の反りが見受けられます。
棟板金は錆が生じています。
全体的に見ても塗膜が剥がれています。
スレート屋根は端的に言うと表面を塗膜でコーティングしているセメントを固めた板のため、塗膜が剥がれてきてしまっていると屋根材自体の劣化が進んでしまいます。
築年数を考えると塗装工事も可能でしたが塗装工事の場合耐用年数は約10年前後。また10年後に塗装工事を行うよりもトータルのメンテナンスコストを考え、今回は屋根カバー工事をご提案させていただきました。
屋根カバー工法とは既存の屋根材の上から新しい防水紙を貼り、超軽量の屋根材を被せる工法です。
既存の屋根を活かすことで二重の防水となるのに加え、既存屋根の撤去費用も発生しないため葺き替え工事に比べコストも抑えられるのがメリットです。
続いてS様が気にされていたコーキングと同時に外壁も調査していきます。
S様邸の外壁は窯業系サイディングと呼ばれる外壁材でした。S様も気にされていたようにコーキングの劣化が著しく見受けられました。コーキングとは壁と壁の繋ぎ目に充填されているゴムのような箇所を指します。通常は雨水の侵入を防ぐほかに伸縮性があるため地震などで建物が揺れた際にはクッションのような役割を担っていますが経年劣化とともに固くなり、伸縮性がなくなります。固くなってしまうと破断や剥離といった症状が出てきます。外壁において最も注意しなければいけない箇所がこのコーキングです。サイディングはコンクリートや木チップを圧縮したもので出来ています。このコーキングが劣化し固くなってしまうとサイディングの小口(切り口)が露出してしまい、たとえサイディング(外壁)の塗膜が生きていても剥離したコーキング目地から雨水が染み込み、板の反りや割れに繋がってしまいます。一度反ってしまったサイディングは完全に元通りにはなりません。ですので、コーキングの劣化には注意する必要があります。
コーキング
幕板と幕板の間のコーキングが破断し小口がむき出しの状態です。
コーキングの右側が剥離しています。
外壁はチョーキング・塗膜の剥離がみられました。チョーキングとは、外壁を指で触った際に白い粉がつくことをいいます。雨や紫外線により塗料に含まれる合成樹脂が分解され、塗料に含まれる顔料が粉状になって表面に現れる現象です。放置しているとサイディングの劣化、クラックも徐々に広がり、内部に雨水が侵入する恐れがあります。使用塗料や周辺の環境などによって劣化の度合いは変わってきますが、外壁は10年〜13年に一度の塗装工事を推奨しています。
また外壁塗装はお家の美観にだけではなく、紫外線や雨風からお家を保護する防水の役割も果たします。塗料によっては、低汚染性・防カビ・遮熱などの機能で長期的にお家を守ることが可能です。またバルコニーの防水槽も紫外線や雨風を直接受けているため外壁と同じように劣化します。そのため外壁塗装工事と一緒に定期的なメンテナンスが望ましくなってきます。
外壁
汚れが付着しています。
付帯部にも汚れが見受けられます。
ご自宅全体のメンテナンスを、とのことでしたのでコーキング工事と外壁塗装工事、バルコニー防水塗装工事をご提案。
以上の調査結果をご報告し、屋根カバー工事 外壁塗装工事 コーキング工事 バルコニー防水塗装工事 4つの工事をお任せいただきました。
現状のご自宅の状態やご希望の耐用年数などをしっかりヒアリングした上でS様邸に合った屋根材・塗料・コーキング材をご提案。
使用ルーフィング
まずは既存の屋根材、スレート屋根の上に新しく敷いていくルーフィングです。屋根材の下地に使用する防水紙のことを指します。屋根材に隠れてしまいますが屋根の防水の役割を担っているルーフィング(防水紙)は屋根リフォーム工事にあたって最重要といっても過言ではありません。
※ルーフィングについて詳しくはこちらをご覧ください。
S様邸で使用させていただくルーフィング(防水紙)は
TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィング です。
↓TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィングオフィシャルサイト
https://www.tajima.jp/juken/index02_02.html
改質アスファルトルーフィングの先駆けとなった、防水性・耐久性共に他の追随を許さない、最高級の品質を誇る下葺材です。改質アスファルト層を不織布と原紙で挟み込むことで、改質アスファルト本来の性能を十二分に発揮します。 表面に防滑特殊塗料を使用しているため、防滑性に優れています。
↓ニューライナールーフィングについて詳しく解説
使用屋根材
ルーフィングの上に使用させて頂く屋根材は
ルーフタイルジャパン 一閃 です。
”天然石粒+ガルバリウム鋼板”のデザイン性・高耐久・耐風性に優れた世界基準の屋根材です。
天然の石を使用しているので、経年しても表面の色褪せや劣化がほとんどないメンテナンスフリーな屋根材です。
メーカー保証はなんと30年の長期保証!ナタリー自社保証も15年付きます。
↓ルーフタイルジャパン オフィシャルサイト
https://www.rooftg.co.jp/features/
↓ 一閃の作業工程がわかる動画です。
使用塗料
次に外壁です。外壁塗装に使用する塗料は
アステックペイント フッ素REVO1000-IR(遮熱塗料)を使用。
建物を永く守り続けるために生まれた高耐候型ハイクラスフッ素塗料〈フッ素REVO1000-IR〉フッ素成分を一般的なフッ素塗料の約2倍含有。高耐候性・低汚染性・遮熱性の3つの機能を兼ね備えた水性1液外壁用遮熱フッ素系上塗材です。期待耐用年数は16年~20年、自社保証(塗膜剥離)も7年ついています。
↓アステックペイント フッ素REVO-1000IRオフィシャルサイト
https://astecpaints.jp/products/product-detail/?paint_id=73
使用コーキング材
コーキング材には外壁塗料と相性のいい
アステックペイント アステックシール4000を使用。
コーキングの打ち替えを行ってから外壁塗装を行う先打ち工法で発生しやすい塗膜の剥離や目地の汚染などを抑制する、アステックペイントの塗料に最適なコーキング材です。期待耐用年数は16~20年、長期に渡りご自宅を守ります。
↓アステックペイント アステックシール4000オフィシャルサイト
https://aponline.jp/recommend/topcoat/12618/
使用バルコニー防水塗料
最後にバルコニー防水塗料です。今回はオート化学工業 オートンウレアックスHGを使用。
表面保護機能+防水機能を持ち合わせた、ハイブリット防水コーティング材です。20年以上の耐候性があり、衝撃に強い塗膜を形成します。
↓オート化学工業 オートンウレアックスHGオフィシャルサイト
https://autochem.co.jp/products/1052/
それでは、施工の様子をご覧ください。
関連記事
↑屋根のメンテナンス方法をご紹介しています。
施工前、施工後写真
工事写真レポート
足場着工
足場の組立作業です。
弊社では、安全と職人の作業効率を考えビケ足場を使用しております。
落下や飛散などないよう、しっかりと養生シートを張ります。高圧洗浄
まずは経年劣化で付着した汚れを高圧洗浄で落としていきます。高圧洗浄
外壁も高圧洗浄をかける事で新しい塗料の食いつきがよくなります。コーキング工事
高圧洗浄後乾燥させ、コーキング工事から施工を行っていきます。撤去
既存のコーキングを撤去していきます。
養生
外壁にコーキング材が付着しないよう、マスキングテープで養生を行っていきます。プライマー
新しいコーキング材の食いつきを良くするため、プライマーを塗っていきます。打ち込み(充填)
コーキング材を充填していきます。
使用材料:アステックペイント アステックシール4000ならし
ヘラを使用しコーキング材を均一に均していきます。ならし
サッシ周りは既存コーキングの撤去ができないため、増し打ちをし均一にならしていきます。乾燥
全ての施工が終わったら気温や季節、天候にもよりますが約1~2日、乾燥期間を設けます。養生撤去
養生を撤去し、コーキング工事は完了です。外壁塗装工事
続いて外壁塗装工事を施工していきます。養生
窓のサッシなど非塗装部に塗料が付着しないよう、養生を行っていきます。下塗り
下塗りから行っていきます。
使用材料:アステックペイント ホワイトフィラー下塗り
外壁塗装は下塗りが非常に重要です。どれだけ高耐候な塗料を使用していても、下塗りを疎かにすると塗料が持つ本来の耐久性を発揮できません。中塗り
下塗り乾燥後、主材で中塗りを行っていきます。
使用材料:アステックペイント フッ素REVO1000-IR中塗り
ムラがないよう、丁寧に塗装していきます。
全体に塗り終えたら乾燥させます。上塗り
中塗りがしっかりと乾いたら仕上げの上塗りを行っていきます。
塗装工事は下塗り・中塗り・上塗りと3回塗って初めて塗料の持つ本来の耐久性を発揮します。上塗り
全体を塗り終えたら乾燥期間を設け、外壁塗装は完了です。
中間検査を行い、
・ムラがないか ・塗り残しがないか
等、数人の目視で仕上がりをチェックします。付帯部塗装 軒天井
付帯部も外壁塗装と同時進行で進めていきます。
軒天井 中塗りです。
使用材料:アステックペイント マルチエース付帯部塗装 軒天井
上塗りです。破風
破風 下塗りです。
破風
中塗りです。
使用材料:アステックペイント マックスシールドSi破風
上塗りです。
雨樋
中塗りです。
雨樋
上塗りです。霧よけ
鉄部には錆止めを塗っていきます。
霧よけ
中塗りです。
霧よけ
上塗りです。
庇
錆止めを塗っていきます。庇
中塗りです。
庇
上塗りです。換気フード
錆止めを塗っていきます。換気フード
中塗りです。
換気フード
上塗りです。
雨戸
中塗りです。雨戸
上塗りです。
バルコニー防水塗装工事
バルコニーも防水塗装工事を行っていきます。
洗浄後、乾燥させてからプライマーを塗っていきます。バルコニー防水塗装工事
トップコートを塗っていきます。
使用材料:オート化学工業 オートンウレアックスHGバルコニー防水塗装工事
中塗りを乾燥後、上塗りを行います。
しっかりと乾燥させたら塗装工事は完了です。屋根カバー工事
最後に屋根カバー工事を施工していきます。既存役物撤去
まずは棟板金や雪止めといった役物と呼ばれる板金を撤去していきます。棟板金を撤去すると貫板と呼ばれる棟板金を固定するための下地材が出てくるのでこちらも撤去していきます。既存役物撤去
雪止めは1箇所ずつサンダーを使用しカットし屋根をフラットな状態にしていきます。軒先役物取り付け(改修用スターター)
軒先に役物と呼ばれる板金(改修用スターター)を取り付けていきます。
軒先を板金で固定して、屋根材が飛ばされないようにするという重要な役割もあります。ルーフィング
軒先役物を取り付け後、新しいルーフィングを既存の屋根材の上から敷いていきます。
使用材料:TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィングルーフィング
ルーフィングは屋根の防水の要といっても過言ではありません。既定の重なり幅で敷いていくことにより、雨水の侵入を防ぎます。カバー工法の場合、既存のルーフィングと屋根材があるため二重の防水になります。妻側役物取り付け(捨て板水切り)
ルーフィングを敷き終えたら妻側(ケラバ)部分に軒先同様役物を取り付けていきます。
役物を取り付けることによって内部に水が入ってしまうことを防ぎます。役物取り付け(改修用雨押え)
壁と屋根の取り合い部分には改修用雨押えと呼ばれる役物を取りつけます。
役物取り付け(谷板金)
谷部分には雨が流れ込みやすい為、谷板金と呼ばれる役物を取り付けます。本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃
役物の取り付けを終えたら屋根本体を施工していきます。
使用屋根材:ルーフタイルジャパン 一閃本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃
谷部分は先ほど取り付けた谷板金の上に屋根材を葺いていきます。この板金があると水が流れてきやすい谷部分のルーフィングへの雨水の侵入を防ぐことができます。本体工事 ルーフタイルジャパン 一閃
全体が葺き上がりました。役物取り付け 同質谷カバー
先ほどの谷部分には屋根と同質の谷カバーを取り付けます。ここも統一感が増すポイントです。棟施工 シールテープ
続いて棟を施工していきます。
棟部分にシールテープを取り付けます。雨などの吹き込みに対しての縁切りの役割があります。棟施工 換気口
棟換気の換気口はサンダーでカットし、イコタイルベンツと呼ばれる部材を取り付けます。棟施工 棟用スペーサー
シールテープの上から棟部分に棟包みを固定するための下地、一閃専用の棟用スペーサーを取り付けていきます。棟施工 棟用スペーサー
全体に取り付けが終わりました。棟施工 同質棟包み 取り付け
棟用スペーサーに屋根と同質の棟包みを取り付けていきます。
棟同士が合わさる箇所はその場で職人が棟包みを加工し取り付けていきます。棟施工 同質棟包み 取り付け
棟同士(谷部分含む)が合わさる箇所はその場で職人が棟包みを加工し取り付けます。棟施工 同質棟包み 取り付け
棟包みが重なる接合部にはしっかりとコーキングを充填します。棟施工 同質ケラバ包み
妻側(ケラバ)部分には役物の上から同質のケラバ包みを取り付けます。ビス部分には屋根材と同質の石でコーティングする為、他の屋根材より美観にもこだわりを感じられます。棟施工 同質雨押え
壁との取り合い部分にも屋根と同質の雨押えと呼ばれる役物を取りつけ、上部から雨水が浸水しないようコーキングを充填し仕上げます。屋根カバー工事 完工
綺麗に仕上がりました。
施工後 屋根
以上でご依頼いただいていたすべての工事が完了しました。石付の屋根材のため色褪せの心配がありません。施工後 外壁
屋根のブラウンともマッチする温かみのあるお色味の外壁です。施工後 付帯部
付帯部の塗装も綺麗に仕上がっています。施工後 全景
ナタリールーフでは、工事完了後
3ヶ月・6ヶ月・1年・1年毎に定期点検に伺わせて頂きます。
これからも長いお付き合いをさせて頂ければと思います。
ありがとうございました!
私が担当しました!
営業
樋口 健KEN HIGUCHI
- 趣味
- プロ野球観戦
- お客様への一言
- 常にお客様目線に立ち、最善のご提案を致します!
- 所有資格
- ・雨漏り診断士
・外壁診断士
・足場組立て等作業主任者
・職長・安全衛生責任者
・フルハーネス特別教育
・ニチハ金属外装施工士
・ROOGA施工技術者
・荷上げ機特別教育修了者
・アステックペイント技術研修会修了
・有機溶剤作業主任者技能講習修了
塗装職人
野島 正TADASHI NOJIMA
- 趣味
- ダーツ・子供と遊ぶこと・塗装
- お客様への一言
- お客様とコミニュケーションを取りながら、希望や不満をできる限り解消し満足頂けるよう心がけて塗装させてもらってます!
屋根職人
諏佐 貴利TAKATOSHI SUSA
- 趣味
- 音楽鑑賞、買い物
- お客様への一言
- 全てのお客様に満足していただけるように丁寧な作業を心掛けます!!
塗装職人
山田 琢磨TAKUMA YAMADA
- 趣味
- ダーツ
- お客様への一言
- 施工品質は、もちろんですが、お客様に安心してお任せしていただけるよう心がけて、お客様の笑顔を見れるように頑張ります!
営業
彦田 貴充TAKAMITSU HIKOTA
- 趣味
- 野球観戦、釣り
- お客様への一言
- 一軒一軒100%の力を注ぎます!!