埼玉県入間市K様邸 陶器瓦葺き替え ROOFTG 一閃 ビルドマテリアル デコルーフ 外壁塗装 アステックペイント フッ素REVO 雨樋交換 PanasonicシルビスケアPC50
2024.07.16 (Tue)
入間市K様邸 施工データ
工事内容 | ・屋根葺き替え工事 ・外壁塗装工事・雨樋交換工事・基礎塗装工事・波板交換・ベランダデッキ材交換 |
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築年数 | 築38年 |
施工日数 | 31日間 |
工事金額 | 440万円 |
メーカー・商品 | ルーフィング:田島ルーフィング ニューライナールーフィング 屋根:ルーフタイルジャパン 一閃 外壁:アステックペイント フッ素REVO1000-IR 付帯部:アステックペイント マックスシールドSi 基礎塗装:アステックペイント ベースガード |
お客様のご要望
今回は・屋根葺き替え工事 ・外壁塗装工事・雨樋交換工事・基礎塗装工事・波板交換・ベランダデッキ材交換 をご依頼頂いたお客様のご紹介です。
屋根の瓦や外壁のメンテナンス時期を迎えていたので、ナタリールーフさんに調査・見積もりを依頼しました。
担当者より
担当営業 彦田 貴允
施工前の様子
大屋根
まずは屋根から調査を行っていきます。K様邸の既存の屋根は、陶器瓦の屋根でした。
割れて落ちてしまっている箇所も多数見られた
以前から屋根の重さも気になっていたようなので葺き替え工事をさせて頂くことになりました。
陶器瓦屋根からルーフタイルグループジャパン 一閃に葺き替え工事です!
陶器瓦の重さは、1㎡あたり約50kgとかなりの重量級。
葺き替え工事に使用する「一閃」は、1㎡あたり6.5kg。
約8分の1の重さに軽減出来ます。
60㎡の屋根で計算すると
陶器瓦 3000kg
一閃 390kg
約2.6トンも軽くなります。
陶器瓦の割れ・欠けやズレ、棟の歪みは、軽度でしたが、漆喰の劣化が見られました。
築40年近く経っていることも鑑みて、防水紙のメンテナンスが可能な「屋根葺き替え工事」をご提案させて頂きました。
屋根葺き替え工事とは既存の瓦屋根を撤去してから新しいルーフィングと屋根材を葺いていく屋根リフォーム工事です。
屋根葺き替えの際は野地板(構造用合板・ラーチ)にタッカー(建築用の大型のホチキスのような道具)でルーフィングを貼ります。
屋根材に隠れてしまいますが屋根の防水の役割を担っているルーフィング(防水紙)は屋根リフォーム工事にあたって最重要といっても過言ではありません。このルーフィングを新しくできることが屋根葺き替え工事最大のメリットとも言えるでしょう。
※ルーフィングの詳しい参考記事 ルーフィング(防水紙)の種類や重要性について をご覧ください。
下屋根
下屋根は、瓦棒屋根と呼ばれる板金の屋根でした。
全体的に表面の塗膜が劣化し、錆が見られました。何箇所かは錆びて穴が空いてしまっていたようで、お客様がテープで簡易的な補修を行っていました。
穴が空いてしまっているのは危険な状態ですし、大屋根同様に防水紙の劣化が心配ですので、「葺き替え工事」をご提案しました。
雨樋
雨樋は、半月型の軒樋が使用されておりましたが、全体的に経年や紫外線・積雪の影響で歪んでしまっていました。
併せて、雨樋交換工事をご提案させて頂きます。
外壁
外壁材は、モルタル外壁でした。日本では古くから採用されている外壁材であり、主な原材料はセメントです。
セメントなので塗膜で表面を保護してあげなければクラック(ヒビ割れ)や最悪の場合、壁面が剥がれ落ちてしまうこともあります。
K様邸では、表面の塗膜の防水性が薄れ、チョーキングやクラックが多数見受けられました。
クラック(ヒビ割れ)を放置しているとクラック幅が徐々に広がり、内部に雨水が侵入する恐れもあります。
また外壁塗装はお家の美観にだけではなく、紫外線や雨風からお家を保護する防水の役割も果たします。塗料によっては、低汚染性・防カビ・遮熱などの機能で長期的にお家を守ることが可能です。
使用塗料や周辺の環境などによって劣化の度合いは変わってきますが、外壁は10年〜13年に一度の塗装工事を推奨しています。
以上の調査結果をご報告し、屋根カバー工事 外壁塗装工事 雨樋交換工事 をお任せいただきました。
付帯工事として、基礎の塗装 ベランダ波板交換 ベランダデッキ材交換 も併せてお任せして頂きます。
現状のご自宅の状態やご希望の耐用年数などをしっかりヒアリングした上でK様邸に合った屋根材・塗料をご提案します。
ご提案内容
ルーフィング
まずは既存のスレート屋根の上に新しく敷いていくルーフィングです。屋根材の下地に使用する防水紙のことを指します。屋根材に隠れてしまいますが屋根の防水の役割を担っているルーフィング(防水紙)は屋根リフォーム工事にあたって最重要といっても過言ではありません。
※ルーフィングについて詳しくはこちらをご覧ください。
K様邸で使用させていただくルーフィング(防水紙)は
TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィング です。
↓TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィングオフィシャルサイト
https://www.tajima.jp/juken/index02_02.html
改質アスファルトルーフィングの先駆けとなった、防水性・耐久性共に他の追随を許さない、最高級の品質を誇る下葺材です。改質アスファルト層を不織布と原紙で挟み込むことで、改質アスファルト本来の性能を十二分に発揮します。 表面に防滑特殊塗料を使用しているため、防滑性に優れています。
↓ニューライナールーフィングについて詳しく解説
屋根材
ルーフィングの上に使用させて頂く屋根材は
ルーフタイルジャパン 一閃です。
”天然石粒+ガルバリウム鋼板”のデザイン性・高耐久・耐風性に優れた世界基準の屋根材です。
天然の石を使用しているので、経年しても表面の色褪せや劣化がほとんどないメンテナンスフリーな屋根材です。
メーカー保証はなんと30年の長期保証!ナタリー自社保証も15年付きます。
↓ルーフタイルジャパン オフィシャルサイト
https://www.rooftg.co.jp/features/
↓ 一閃の作業工程がわかる動画です。
塗料
外壁塗装に使用する塗料は
アステックペイント フッ素REVO1000-IR(遮熱塗料)を使用。
建物を永く守り続けるために生まれた高耐候型ハイクラスフッ素塗料〈フッ素REVO1000-IR〉フッ素成分を一般的なフッ素塗料の約2倍含有。高耐候性・低汚染性・遮熱性の3つの機能を兼ね備えた水性1液外壁用遮熱フッ素系上塗材です。期待耐用年数は16年~20年、自社保証(塗膜剥離)も7年ついています。
↓アステックペイント フッ素REVO-1000IRオフィシャルサイト
https://astecpaints.jp/products/product-detail/?paint_id=73
付帯部塗料
付帯部の塗装にはアステックペイント マックスシールド1500SiーJYを使用。
基礎塗装
基礎のクラックも気にされていましたので、基礎用の塗料を使用して基礎も塗装させて頂きます。
基礎専用の塗料で塗ることで基礎の劣化やヒビ割れを防ぐことができ、昨今は多くの方がご所望されています。
↓基礎塗料ベースガードの施工がよくわかる動画です。
使用する雨樋はパナソニックのシビルスケアPC-50です。
シビルスケアPC-50は、アイアン素材だから実現した二重曲線のシンプルなフォルムが特徴です。
↓Panasonic シビルスケア PC-50 オフィシャルサイト
https://sumai.panasonic.jp/amatoi/aian/lineup/s09_si_pc77_01.html
それでは、施工の様子をご覧ください。
関連記事
↑屋根のメンテナンス方法をご紹介しています。
施工前、施工後写真
工事写真レポート
足場着工
足場の組立作業です。
弊社では、安全と職人の作業効率を考えビケ足場を使用しております。
落下や飛散などないよう、しっかりと養生シートを張ります。屋根葺き替え工事 施工前
まずは、大屋根の陶器瓦から撤去していきます。葺き替え工事 棟瓦撤去
棟瓦や熨斗を撤去します。葺き替え工事 瓦撤去
瓦を一枚一枚剥がしていきます。
陶器瓦は、一枚約2.7kgあります。
これらを手作業で撤去していきます。葺き替え工事 瓦撤去
瓦を剥がすと瓦桟と呼ばれる瓦を引っ掛ける木材が出てきます。葺き替え工事 瓦桟撤去
瓦が撤去できました。葺き替え工事 防水紙撤去
既存の防水紙を撤去します。新規野地板貼り
防水紙を撤去した後に清掃してから新規の野地板を貼ります。新規野地板貼り
高圧釘打機で垂木に留めていきます。使用するのはラーチと呼ばれる構造用合板です。12mmのものを使用します。新規野地板貼り
綺麗に貼り上がりました。ルーフィング ニューライナールーフィング
新しいルーフィングを既存の屋根材の上から敷いていきます。
使用材料:TAJIMAルーフィング ニューライナールーフィングルーフィング ニューライナールーフィング
ルーフィングは屋根の防水の要といっても過言ではありません。既定の重なり幅で敷いていくことにより、雨水の侵入を防ぎます。カバー工法の場合、既存のルーフィングと屋根材があるため二重の防水になります。役物取り付け 軒先
軒先に役物と呼ばれる板金(改修用スターター)を取り付けていきます。
軒先を板金で固定して、屋根材が飛ばされないようにするという重要な役割もあります。
役物取り付け ケラバ
ルーフィングを敷き終えたら妻側(ケラバ)部分に軒先同様役物を取り付けていきます。
役物を取り付けることによって内部に水が入ってしまうことを防ぎます。本体工事 ROOFTG 一閃
役物の取り付けを終えたら屋根本体を施工していきます。
使用屋根材:ルーフタイルジャパン 一閃本体工事 ROOFTG 一閃
一閃のブラウンが棟まで葺き上がりました。棟施工 シールテープ
続いて棟を施工していきます。
棟部分にシールテープを取り付けます。雨などの吹き込みに対しての縁切りの役割があります。棟施工 棟用スペーサー
シールテープの上に棟用スペーサーを取り付けます。
棟包みを取り付ける土台となります。棟施工 同質棟包み
棟用スペーサーの上に同質棟包みを取り付けます。
同質素材なので一体感がでます。棟換気 イコタイルベンツ
平行棟には棟換気が取り付けられます。
小屋裏にこもった熱気や湿気を排出します。
一閃は、専用に棟換気イコタイルベンツを取り付けます。棟換気 同質棟包み
棟換気に棟包みを取り付けてから、継ぎ目にコーキング処理をし上からストーンチップでタッチアップします。同質棟包み 三又箇所
綺麗に仕上がりました。
ビス部分には屋根材と同質の石でコーティングする為、他の屋根材より美観にもこだわりを感じられます。下屋根 施工前
大屋根が終わったら下屋根の施工に移ります。下屋根 瓦棒屋根撤去
大屋根と同様の工程を進めていきます。下屋根 瓦棒屋根撤去
アルミベランダのデッキ材を撤去してから瓦棒屋根を剥がしていきます。下屋根 瓦棒屋根撤去
瓦棒屋根は、心木を撤去してから板金を剥がします。下屋根 瓦棒屋根撤去後
防水紙や断熱材も撤去します。
既存の野地板は、バラ板と呼ばれるものでした。下屋根 瓦棒屋根撤去
綺麗に撤去できました。下屋根 野地板貼り
新規の野地板を貼ります。下屋根 野地板貼り
屋根型に合わせてカットして貼ります。下屋根 野地板貼り
アルミベランダの下も綺麗に貼り上がりました。下屋根 ルーフィング
野地板の上からルーフィングを貼ります。下屋根 ルーフィング
綺麗に貼り上がりました。下屋根 役物取り付け
大屋根同様に軒先やケラバに役物を取り付けます。下屋根 本体工事 デコルーフ333
本体工事です。
デコルーフ333を葺いていきます。
立平の屋根なので妻側から水平に葺いていきま。下屋根 本体工事 デコルーフ333
立平の屋根なので妻側から水平に葺いていきま。
立平は、棟から軒先まで横に継ぎ目が入らないので防水性に優れています。下屋根 本体工事 デコルーフ333
綺麗に貼り上がりました。本体工事 掴み込み
軒先をツカミと呼ばれる道具で挟み込んでいきます。下屋根 壁際処理 タフモック
壁際処理を行います。下屋根 壁際処理 タフモック
下地に使用するのは樹脂製の貫板タフモックです。
樹脂製なので、木材よりも耐久性が上がります。下屋根 壁際処理 雨押さえ板金
タフモックの上に雨押さえ板金を取り付けます。継ぎ目にはコーキングで防水処理します。下屋根 壁際処理 雨押さえ板金
上手く納まっています。下屋根 隅棟 タフモック
隅棟も同様にタフモックを取り付けます。下屋根 隅棟 棟板金
棟板金を取り付けます。
綺麗に納まりました。下屋根 壁際処理
壁際は、コーキング処理を行います。下屋根 壁際処理 プライマー
プライマーを塗ってコーキングの密着性を高めます。下屋根 壁際処理 コーキング
外壁と同色のコーキングを充填して完了です。下屋根 施工後
下屋根の施工が完了しました。外壁塗装 施工前
屋根の施工が済みましたら外壁の施工に入ります。高圧洗浄
高圧洗浄をかけていきます。
外壁も高圧洗浄をかける事で新しい塗料の食いつきがよくなります。高圧洗浄
上から下へと洗浄していきます。養生
高圧洗浄をかけたら乾燥させて養生していきます。養生
非塗装箇所に塗料が付かないように丁寧に養生します。クラック補修
クラック(ヒビ割れ)箇所をコーキングで補修します。クラック補修
外壁全体のクラックを埋めます。クラック補修
サッシ周りにも隙間が出来てしまっていたので塞ぎます。下塗り ホワイトフィラー
続いて外壁塗装工事を施工していきます。
下塗りを丁寧に塗ります。下塗り ホワイトフィラー
外壁塗装は下塗りが非常に重要です。どれだけ高耐候な塗料を使用していても、下塗りを疎かにすると塗料が持つ本来の耐久性を発揮できません。
使用材料:アステックペイント ホワイトフィラー中塗り フッ素REVO1000-IR
下塗り乾燥後、主材で中塗りを行っていきます。
全体に塗り終えたら乾燥させます。
使用材料:アステックペイント フッ素REVO1000-IR中塗り フッ素REVO1000-IR
塗り残しやムラがないように丁寧にローラーと刷毛で塗ります。上塗り フッ素REVO1000-IR
中塗りがしっかりと乾いたら仕上げの上塗りを行っていきます。
塗装工事は下塗り・中塗り・上塗りと3回塗って初めて塗料の持つ本来の耐久性を発揮します。上塗り フッ素REVO1000-IR
こちらも同様に塗りムラや塗り残しがないように塗っていきます。付帯部塗装 雨戸戸袋 ケレン
付帯部も外壁塗装と同時進行で進めていきます。
ケレンして目荒らしします。付帯部塗装 雨戸戸袋 錆止め
下塗りとして錆止めを塗ります。
付帯部塗装 雨戸戸袋 中塗り
錆止めが乾燥したら中塗りです。
使用材料:アステックペイント マックスシールドSi
付帯部塗装 雨戸戸袋 上塗り
上塗りです。付帯部塗装 雨戸戸袋 マックスシールドSi
綺麗に仕上がりました。基礎塗装 ベースガード 施工前
仮設足場撤去後に、基礎の塗装をします。基礎塗装 ベースガード 中塗り
基礎専用塗料、ベースガードを塗っていきます。
基礎を保護する役割があります。基礎塗装 ベースガード 上塗り
乾燥させてから上塗りして完成です。基礎塗装 ベースガード 施工後
完成です。基礎周りも綺麗になりました。デッキ材交換
デッキ材を取り付けます。
寸法に合わせてカットします。デッキ材交換 新規取り付け
アルミベランダの躯体にビスで固定していきます。デッキ材交換 新規取り付け
綺麗なデッキ材が取り付けられました!波板交換 施工前
波板を交換します。波板交換 既存波板撤去
既存の波板を撤去します。波板交換 ポリカーボネート取り付け
サイズに合わせてカットしたものを取り付けていきます。
ポリカーボネート製の波板なので耐久性も十分です。波板交換 施工後
紫外線で経年劣化していた波板が綺麗になりました!雨樋交換 施工前
最後に雨樋を交換していきます。
雨樋交換 既存撤去
既存の雨樋を撤去します。
撤去は、塗装工事の前に行います。雨樋交換 ステンレス吊り具
塗装が終わりましたら、軒樋を取り付ける為のステンレス製の吊り具を取り付けます。
この時に雨水がしっかりと流れるように勾配を取ります。雨樋交換 PanasonicシルビスケアPC50
雨樋を取り付けます。
今回は、PanasonicシルビスケアPC50を取り付けます。施工後 下屋根デコルーフ333
以上でご依頼いただいていたすべての工事が完了しました。
弊社では、中間検査・完了検査とチェックします。
施工後 フッ素REVO1000
外壁の色味と下屋根のレッドブラウンがマッチしています。施工後 大屋根 一閃
一閃は、石付の屋根材のため色褪せの心配がありません。
施工後 大屋根 一閃
外壁と屋根の色がマッチしていますね!施工後 全景
ナタリールーフでは、工事完了後
6ヶ月・1年・1年毎に定期点検に伺わせて頂きます。
これからも長いお付き合いをさせて頂ければと思います。
ありがとうございました!
私が担当しました!
営業
彦田 貴充TAKAMITSU HIKOTA
- 趣味
- 野球観戦、釣り
- お客様への一言
- 一軒一軒100%の力を注ぎます!!
屋根職人
近藤 健太KENTA KONDO
- 趣味
- 釣り・スノーボード
- お客様への一言
- 屋根工事が大好きなので、集中しすぎてしまう癖があります。
日々、丁寧かつ綺麗な施工を心がけています!
塗装職人
野島 正TADASHI NOJIMA
- 趣味
- ダーツ・子供と遊ぶこと・塗装
- お客様への一言
- お客様とコミニュケーションを取りながら、希望や不満をできる限り解消し満足頂けるよう心がけて塗装させてもらってます!
屋根職人
諏佐 貴利TAKATOSHI SUSA
- 趣味
- 音楽鑑賞、買い物
- お客様への一言
- 全てのお客様に満足していただけるように丁寧な作業を心掛けます!!