セキスイかわらUは2種類ある？見分け方を解決❗️
2023.03.30 (Thu) 更新
皆様こんにちは！
入間市・狭山市・飯能市・所沢市に地域密着の
屋根リフォーム専門店 ナタリールーフです。
いつもナタリーのブログをご覧頂きありがとうございます！
お客様から多く寄せられる質問にお答えしたいと思います。
今回は、セキスイかわらUの屋根についてのご質問です。
↓セキスイかわらUについての解説は、こちら！
埼玉県入間市A様から寄せられたご質問
Q, セキスイかわらUの塗装出来るものと出来ないものの見分け方を教えてください。
うちの屋根は、セキスイかわらUだそうです。
15年前に塗装して、最近また塗装しようと業者に診てもらったんですが。
もしかしたら塗装出来ないかもしれないと言われました。
曖昧で困ってます。なにか見分けかってあるんですか？
A, 築年数・刻印・劣化状況で見分けることが可能です。
ご質問ありがとうございます。
まずご質問者様がおっしゃっているように、セキスイかわらUには、「塗装出来るもの」「塗装出来ないもの」の2種類存在します。
↓なぜ2種類存在するのかなど、セキスイかわらUについての詳しい解説は、こちらをご覧ください。
↓セキスイかわらUを塗装してしまうとどうなってしまうのかは、こちらの記事をご覧ください。
セキスイかわらUは、1975年から1990年までに製造・販売されていた「アスベストが10〜15％含まれているタイプ」と1990年から2007年まで製造・販売されたアスベストを含まないタイプの2種類が存在します。
アスベストが含まれているタイプは、基材の耐久性があるので、塗装可能です。
アスベストが含まれてないノンアスベストのタイプは、法規制により急遽アスベストを仕様せずに製造してしまったことで十分な強度を保てず、耐久性に乏しい屋根材となってしまいました。他にもこの時期のスレート屋根の多くは、強度不十分なものが多く製造・販売されてしまい。現在でも問題となっています。
さて、このような背景がある2種類のセキスイかわらUですが、見分け方は、大きく分けて3種類！
まずは、築年数
先述したようにセキスイかわらUは「1975年-1990年」「1990年-2007年」で分けられます。
お住まいを建てられた時期を照らし合わせてご判断してみてください。
しかし、1990年から2、3年程で建てられたお住まいは、ご注意ください！
メーカーや業者が、在庫を使用して施工していることが多くあります。
1990年に切り替わりはしたものの2、3年はアスベスト含有タイプで施工されている可能性があります。
次に、刻印
中古物件を購入したので正確な築年数がわからないような場合でも判断可能です。
セキスイかわらUは、棟にロット番号が刻印されています。
刻印されているのは、西暦の下１桁だけですが十分に判断可能です。
セキスイかわらUが販売されていたのは、1975年から2007年までなので、家を建てられた大体の年数が分かればある程度の目星がつくと思います。
1番わかりやすいのが、劣化症状
年代より刻印よりも1番わかりやすいのが劣化症状です。
1990年からのノンアスベストタイプのセキスイかわらUは、アスベストが入っているものに比べても劣化症状が顕著に現れます。
塗膜の剥離・ヒビ割れ・欠落・基材の崩れ・層状剥離など
様々な症状が現れます。基材の劣化が軽度なうちは、強引に塗装することも可能ですが、塗装してしてあったとしてもこれらの症状は、すぐに現れます。
むしろ、塗装してしまったが故に劣化症状が早く進行してしまうこともあります。
以上の3点でセキスイかわらUを見分けることができるかと思います。
ですが、塗装できるタイプのセキスイかわらUだったとしても塗装は、あまりオススメ出来ません。なぜなら屋根防水の要でもあるルーフィング（防水紙）が劣化しているからです。
築30年以上のルーフィング
築20年以上のルーフィング
↓ルーフィングの重要性の詳しい解説は、こちら
屋根材の下に貼ってあるルーフィングは、塗装工事では、メンテナンスできません。
セキスイかわらUが販売されてから、すでに50年近く経っています。
セキスイかわらUは、屋根カバー工法用に販売されていたので、セキスイかわらUの下にある屋根材のルーフィング（防水紙）は、もっと長い年月が経っているでしょう。
。
セキスイかわらUの下から出てきた瓦棒屋根
↓屋根カバー工法についての解説は、こちら
塗装出来る、出来ない関わらず、屋根の防水性能を考えると費用は、嵩んでしまいますが塗装ではなく、葺き替え工事をお考えください。
↓屋根葺き替え工事については、こちら
セキスイかわらUの見分け方がよくわからない時は、お近くの専門業者に診てもらいましょう！
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